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- / ISBN・EAN: 4988105010635
感想・レビュー・書評
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20100502メモ
実話だそうだ。
閉じた夫婦が暴力的に狂い、甘えあって落ちていく様子。軍隊経験のある夫がかんたんに被支配を演じる。精神病院にて行方をくらました妻は「おまえが泣くから戻ってきた」。子の存在は…見ているだけ。たまに当てつけに使われる。
この夫婦に明るい展開があるとしたら??
→妻が働いたり社会での役割や生きがいを得る。妻が経済的に自立している。家族や愛人以外の第三者が介入する。
自分に重なるところがあるとすれば??
→相手を責めるポイントが「あなたは私を傷つけた」夫の不実の事実より、私を傷つけたことが問題とするところ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原作者の島崎敏雄氏の実話だけに迫りくるリアルさがあった
夫が浮気から改心しようとする日々のなか、常に夫を罵り嫌味を言う妻
夫は耐え、妻は裏切られた苦痛から解き放たれることなく精神を病んでいく
現代なら離婚なのだろうが1944年第二次大戦敗戦後という時代背景では家庭に幸福感がなくすでに破綻したなかで空気を察して子どもたちもおとなしくし我慢しながら苦しみながら生き抜くしかなかったのだろう
主演の松坂慶子さんのはかなく、ときに狂ったように演じる役者魂はすごみがあった
淡々とした映画ながら見応え十分 -
最高です。
岸部一徳さんが壊れていくのがすごい。 -
自己実現と他者の幸せはどこまで共存しうるか。夫婦の愛。とりあえず、子どもたちがとてもかわいそうだ。
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愛すること、裏切ること、狂うこと、これには大差無いのだと思う。
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一徳さん大好き。
松坂慶子素敵杉。