死の棘 [VHS]

監督 : 小栗康平 
出演 : 松坂慶子  岸部一徳  山内明  平田満  白川和子  浜村純 
  • 松竹ホームビデオ
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感想 : 8
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  • / ISBN・EAN: 4988105010635

感想・レビュー・書評

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  • 20100502メモ
    実話だそうだ。
    閉じた夫婦が暴力的に狂い、甘えあって落ちていく様子。軍隊経験のある夫がかんたんに被支配を演じる。精神病院にて行方をくらました妻は「おまえが泣くから戻ってきた」。子の存在は…見ているだけ。たまに当てつけに使われる。
    この夫婦に明るい展開があるとしたら??
    →妻が働いたり社会での役割や生きがいを得る。妻が経済的に自立している。家族や愛人以外の第三者が介入する。
    自分に重なるところがあるとすれば??
    →相手を責めるポイントが「あなたは私を傷つけた」夫の不実の事実より、私を傷つけたことが問題とするところ。

  • 原作者の島崎敏雄氏の実話だけに迫りくるリアルさがあった
    夫が浮気から改心しようとする日々のなか、常に夫を罵り嫌味を言う妻
    夫は耐え、妻は裏切られた苦痛から解き放たれることなく精神を病んでいく
    現代なら離婚なのだろうが1944年第二次大戦敗戦後という時代背景では家庭に幸福感がなくすでに破綻したなかで空気を察して子どもたちもおとなしくし我慢しながら苦しみながら生き抜くしかなかったのだろう
    主演の松坂慶子さんのはかなく、ときに狂ったように演じる役者魂はすごみがあった
    淡々とした映画ながら見応え十分

  • 最高です。
    岸部一徳さんが壊れていくのがすごい。

  • 自己実現と他者の幸せはどこまで共存しうるか。夫婦の愛。とりあえず、子どもたちがとてもかわいそうだ。

  • 愛すること、裏切ること、狂うこと、これには大差無いのだと思う。

  • 一徳さん大好き。
    松坂慶子素敵杉。

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著者プロフィール

早稲田通り心のクリニック院長。精神保健指定医。日本精神神経学会認定専門医。1962年生まれ。東京医科大学卒。1986年より埼玉県済生会鴻巣病院精神科に勤務。2006年、現クリニックを開業。両ヒザをタッピングして別人格を呼び出し、融合・統合する、オリジナルの治療法USPTを開発。口コミでその噂は伝えられ、全国から患者が来院。うつ状態を解消するひとつの答か、と期待が集まる。著書『マイナスエネルギーを浄化する方法』

「2011年 『人格解離 わたしの中のマイナスな私』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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