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- / ISBN・EAN: 4900950114306
感想・レビュー・書評
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原題は「孤独な青年」。第二次世界大戦前夜のイタリア。ファシスト組織の一員となった男が、かつての恩師を暗殺するよう命令を受けるが。
全米映画批評家協会賞監督賞受賞して、アカデミー脚色賞にノミネートしたベルトリッチ監督の初期代表作。光と影の使い方が素晴らしい。
演出で示されているように、あらゆる対比を描いているのか。男と女、結婚と不倫、過去と現在、先生と生徒、同性愛と異性愛、独裁者と民衆…etc.
愛する人を見殺しにしたマルチェッロが、実は一番リアルなのかもしれない。人生は自分の手に届かないところでただ流れてゆき、抱えるのは後悔ばかりという。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
監督 ベルナルド・ベルトルッチ
出演 ジャン=ルイ・トランティアン
ドミニク・サンダ
ステファ二ア・サンドレッリ
製作1971年 イタリア・フランス・西ドイツ
はああああみました。余韻覚めやらぬ。
2回みてやっとなんとなくわかりました
ムッソリーニが政権をとりイタリアファシズムの台頭を描いた映画です
マルチェロは少年期の暗い事件と父親との関係から、正常である事、普通である事
多数派であることに固執し、イタリアファシズムの手先となる
マルチェロはステファニアと結婚
そしてパリに亡命した教授を見張るのが、目的だったんだけどその妻がドミニク・サンダ
正常と異常 男と女 ファシズムと自由主義の間でゆれるマルチェロ
もう難しいことはいいんだけど、あのタンゴシーン。女2人がタンゴを踊ってるだけなのに
いや、女2人だこそ!!
匂いたつ官能、ステファ二アの腰から足にかけてのラインが、もうなんともいえない
そしてドミニクの瞳。ドミニクはなんて美しく残酷に雪の中で殺されるのでしょう
2人のドレスも髪も髪のアンティークジュエリーもよかった
思わず似たようなピアス見つけてかいました!!!初スクリーン記念に!!
もちろん物憂げな音楽も、映像も サントラ買おうかな?
スクリーンで見られて幸せでした。
もうステファ二アが着てたようなドレスきるううううううう
すてふぁにあああああああ -
時間の描き方が独特で、リズムを掴むまでに時間がかかった。
ジュリアがあまりにも美しく(そして愚かしく)哀しい。
暗殺の森でアンナが自動車の窓をバンバンたたく。
なんて悲痛だったろう。
私は恐ろしくなった。
優柔不断で情けなくてどうしょうもない男の物語だったと思う。
彼は結局、どんな意思を持とうとしたのだろうか。
幸せな家庭、それで十分なのかもしれないよ。 -
音楽やカメラワーク、そういう編集のすべてがリズミカルでおしゃれなんですよね。 たとえサスペンスなものでも、ただ狂気だったり、ただ怖いんじゃなくて、テンポでみせられるんだなと。
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あいした人を殺す無常さと、こころの崩壊が印象的だった。
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<『はみだしっ子』文庫版第5巻「つれて行って」