マッドマックス [DVD]

監督 : ジョージ・ミラー 
出演 : メル・ギブソン  ジョアンヌ・サミュエル  ヒュー・キース・バーン  スティーヴ・ベイズリー 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
3.20
  • (17)
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  • (26)
  • (7)
本棚登録 : 399
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135530226

感想・レビュー・書評

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  • 低予算ながら、さすが名作、面白かったです。
    ホラー的な要素も多い。
    ギュッと要素がつまっています。
    最終的にきちんと復讐ができたのかがいまいちわかりませんでした。

  • 1979年公開のオーストラリア映画。

    凶悪犯罪が多発する荒廃した近未来。家族や親友を凶悪な暴走族に惨殺された警察官マックスの壮絶な復讐劇を描き、
    まったくの無名だったメル・ギブソンを一躍スターダムに押し上げ、
    漫画「北斗の拳」に多大なる影響を与えた
    今なおカルト的人気を誇るバイオレンスアクションシリーズの第1作。
    監督・脚本は「イーストウィックの魔女たち」「ロレンツォのオイル」「 ベイブ / 都会へ行く」「ハッピーフィート」の
    ジョージ・ミラー。

    なんと70歳にし30年ぶりに監督した新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が今大ヒット公開中なので、
    また再評価が高まってますね。


    今から遠くない近未来。
    警官を殺し逃げ回るナイトライダーと名乗る暴走族カップルを追跡するサングラスの警察官。
    カーチェイスの末、焦った暴走族カップルの乗った車が大破炎上。
    そこで車を降り、満を持してサングラスを取るマックスに
    カメラはズームインする。
    (それまではマックスの顔は一切映らないので、観客はここで初めて「キタァァー!」って一気にテンション上がるわけなのです笑)

    全身黒のレザースーツでキメた
    まだ20代前半だった若造メル・ギブソンがカッコ良すぎます!

    そうそう、この冒頭、
    クレイジーで不穏な空気が充満したこのシーンを観ただけで
    「コレはタダモノではない映画かも。心して観な…」って
    一瞬にしてその世界観に引き込まれたのを思い出しました。

    僕がこの映画を初めて観たのは
    16の時。
    (公開時は4歳でした汗)
    テレビの放送だったと思うけど、
    大人になってもオーストラリアには絶対行かないと誓ったくらい(笑)、
    狂気を纏った暴走族メンバーがとにかくリアルで怖かったのを覚えてます( >_<)
    (お金はまったくかかっていない低予算映画なのに、CGではないスピード感満点の映像と込められた熱量とドキュメンタリーちゃうん?ってくらいのリアルさに圧倒されました)

    仲間を殺されたと逆恨みし、
    復讐に燃える暴走族たちは
    町を荒らし逃げようとした若いカップルを襲い、
    マックスを執拗に捜し続けます。

    ヒュー・キース・バーン演じるこの暴走族のリーダー、トゥーカッターがとにかく悪役面で(笑)インパクト抜群!
    (ことあるごとに「ハーッ!」と、すんごいイカツい顔で吠えるのです!)

    公開当時はメンバーはみなホンモノの暴走族だという触れ込みだったけど、
    それは巧妙な宣伝だったみたいですね(笑)
    だとしたら、ヒュー・キース・バーンのなりきりようはやはりスゴい!(笑)
    悪役でありながら、死んだメンバーのバラバラ死体を前に言った「夜空を見るたびヤツのことを思い出せ」は記憶に残る名シーン。
    (なんと最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のボスキャラ役でこのヒュー・キース・バーンがまた出演してるらしい!)

    ティム・バーンズ演じるイカれたヤク中のチンピラ、ジョニーがまた
    ホンマにムカつくくらい(笑)
    憎々しい熱演を見せてくれてます。
    (ちなみに暴走族の運転するバイクにはKAWASAKI Z1000やHONDA CB750などマニアにはたまらない名車が使われているのも見所です)


    横転したトラックに閉じこめられたマックスの親友グースに
    ジョニーたち暴走族が火を放つシーンの衝撃。

    マックスの妻ジェシーが海岸や森の中で暴走族に追いかけられるシーンの背筋も凍る恐怖。 
    (車に巻かれたチェーンに絡みつく切断された手首やマックスの赤ん坊が暴走族にさらわれ不安感を煽りまくる展開など、ホラー映画的演出も効果的)

    妻と子供を奪われ
    マックス自身も脚を撃たれ腕をバイクで轢かれてからの
    怒涛のクライマックスは圧巻です!

    復讐の鬼と化したマックスが
    脚を引きずりショットガン片手に
    スーパーチャージャーを搭載し600馬力にまでチューンナップされた特殊追跡車「V8インターセプター」に乗り込み、
    荒涼としたオーストラリアの一本道で
    トゥーカッターとジョニーを追い詰めていくシーンは
    今観ても胸が震えました( >_<)

    スタントマン死亡説が流れたトゥーカッターがトラックと激突するシーンや
    暴走族メンバーで最後の生き残りとなったジョニーの足首と横転した車を手錠で繋ぎ、ガソリンが引火する10分以内に「自分の足首をノコギリで切ればお前は助かる」とマックスが非情の選択を迫るシーンのインパクトも強烈!
    (のちにこの究極の選択は大ヒットしたシチュエーションスリラー映画「SAW~ソウ」で思いっきりパクられてます笑)

    余談ですが今更ながら
    マックスの妻ジェシー役のジョアン・サミュエルの美しさにもビックリ!
    (学生時代に観た時は何も感じなかったのになぁ~笑)

    ひさびさに見直した感想としては、
    爽快感よりも
    どうにも悲しくてやりきれない気持ち(笑)
    (クリストファー・ノーラン監督の「メメント」もそうだし、復讐ものはやりきれなさが残るんよなぁ~)

    まぁ、映画的に特別優れているわけではないけど、
    凝ったカメラワーク、観る者に想像の余白を残した語り口、
    後続に与えた影響や世界観も含めて
    僕にとってはいまなお忘れられない
    『記憶に残る映画』なのであります。


    ★トゥーカッターの雄叫び「ハァーッ!」が見れます(笑)
    『マッドマックス』 予告編↓
    https://www.youtube.com/watch?v=g7p-m7k7zl4&feature=youtube_gdata_player

    ★すでに最高傑作の呼び声も高い
    最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』予告編↓
    https://www.youtube.com/watch?v=4Krw9BbjzKQ&feature=youtube_gdata_player

  • 怒りのデスロードを観たくて、やっぱ順を追ってでしょ、と思い第1作。
    北斗の拳みたいな世界観、と勝手に思い込んでいたのでやや拍子抜けしましたが、友と家族の復讐劇というシンプルなストーリーは考えずに観られます。
    個人的に、単車の悪役がみんなヘルメットかぶってるのがツボでしたw
    てか、このままシリーズ追っても「ヒャッハー」みたいなの出てこないのん?

  • 本シリーズにおいて「二度観」の栄冠をえたのは本作、しかしながらその理由が体調不良だったのはお恥ずかしいところ…。肝心のクライマックスにおいてどうしても厠に走る必要がでてしまい…とはいえこのままニドミがDVD観賞とかに落ちてしまうのも認めたくなかったのでもう一度劇場に足を運ぶことに。Original Australian Version!と高らかに謳われていたのは、本作が北米公開時に勝手に吹き替えられてしまったという話を知っていたがゆえにさらに盛り上がる理由としても寄与。

    70~80年代のヒーロー像がこうした映像と音によって綴られていたことを改めて思い出させてくれる。本作が与えた革ジャンをまとった正義や悪漢といったイメージは、このあときちんと北斗の拳等に引き継がれていくことになり、それらをリアルタイムで体感できた世代としては嬉しい限り。

    願わくばバンバン出てくるKawasakiマシンにもう少し盛り上がりたかった。Kawasakiオーナー歴が若干古びてしまった今となっては仕方ないか…と気落ちも。このあとの盛り上がり度がどの程度持続するかは?ながらも、残りのメル・ギブソン出演作でも制覇してみようかな…という気には十分させてもらった。

  • 当時はバイオレンス描写や奇抜なファッションに目を背けたくなったものだが、今回は退屈に感じてしまった。
    これが「慣れ」「麻痺」というものなのだろう。
    マッチョなハゲ上司がハダカにネクタイしてたり、どう考えても変態なのだが慣れてしまった自分が怖い。
    2,3と設定や表現が過激になっていったのは興業映画として当然の成り行きだったのかもしれない。

    トゥーカッターはじめ暴走族の連中の凶暴さにハラハラしたものだが、
    「二幸お茶の間ショッピング」や ♪東京03-200-2222 日本文化センター♫が
    今にも流れてきそうだった。

    ただ、「死」というものが、今より丁寧に描かれている。
    今のアクション映画ではバンバン簡単に人を殺していくが、
    「マッドマックス」では善人は勿論悪人だろうと死ぬまでの過程だったり心理描写が丁寧に描かれているのだ。

    でも退屈だったんだけどね。昔はあれほどドキドキしたのに。。。
    「時代性」というものの何たるかを改めて痛感すると同時に、「普遍性」とはなんだろう、と考えさせられました。

  • レンタル>1979年。昔何度か日曜洋画劇場とかで放映されてた筈なのに全く記憶に残ってない(^^;)…続編2との世界観がえらい違うのでやっぱり戸惑う。T.ハーディ主演の27年ぶり,同監督マックス新作が非常に期待www(S.セロンの坊主頭とか予告編動画鑑賞済)
    前半は少々退屈。後半~の妻子を殺された復讐あたりから俄然面白くなる。やはりマックスはマッドですwwやってる事は暴走族より酷いかもww暴走族の小悪党感は後の北斗の拳にも色濃く出てくるのでニヤリwwラストの高速カーチェイスは迫力。そりゃ死人出るわな。
    フロントのとび出たエンジンが邪魔じゃないかと気になって仕方がない(インターセプター)。。それにしてもこの監督、なかなか乗り物(バイクや車)にこだわりがある?ような気が…暴走族のバイク並びにかっこ良さがあった。メルギブ若っ!!

  • DVD

    脚を自分で切断するか、焼け死ぬか。
    すげー終わり方だな。

  • いやーなかなか、突き抜けた明確な猟奇への道というか、面白かった。猟奇へ向かうことが前提となっている物語っていうのは、すごいな。

  • 復讐劇は割とあっさり。

  • マッドマックスシリーズ1作目。ストーリー的には、家族の恨みを晴らす復讐劇で、やや単調ですが、独特の世界観に不思議と引き込まれる感じの映画でした。どころどころ出てくる意味不明な描写が幸い(災い?)してか、おどろおどろしいバイオレンスさは希薄な印象でした。前半は少々退屈だったのですが、後半になるにつれ、迫力のあるアクションも増え、見応えがありました。北斗の拳をはじめ、いろんな作品に影響を与えた映画だったことを考えると、只者ではない作品なんだろうなぁと感じます。

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著者プロフィール

ジョージ・ミラー:オーストラリアのプロデューサー、映画監督、脚本家。『マッドマックス』シリーズの世界的な大ヒットにより一躍有名映画監督の仲間入りとなった。他の代表作は『ベイブ』『ハッピーフィート』など。

「2015年 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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