機動戦士ガンダム 逆襲のシャア [DVD]

監督 : 富野由悠季 
出演 : 古谷徹  池田秀一  鈴置洋孝  榊原良子  白石冬美 
  • バンダイビジュアル
3.80
  • (101)
  • (78)
  • (130)
  • (14)
  • (3)
本棚登録 : 527
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569607751

感想・レビュー・書評

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  • “「フフフフフフ…ははははははっ」
    「何を笑ってるんだ?」
    「私の勝ちだな。今計算してみたが、アクシズの後部は地球の引力に引かれて落ちる。貴様らの頑張りすぎだ!」
    「ふざけるな! たかが石っころひとつ、ガンダムで押し出してやる!」
    「馬鹿な事はやめろ!」
    「やってみなければわからん!」
    「正気か!?」
    「貴様ほど急ぎすぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!」
    「アクシズの落下は始まっているんだぞ!」
    「νガンダムは伊達じゃない!!」 ”



    (※今日から『水星の魔女』放送開始!ということで張り切って書いたのですが、おそらく他の方が読んでもさっぱり面白くないグダグダなレビューになってしまいました。)



     にわかガンダムファンを自称しているのに今まで観る機会を逃し続けてきたが、遂に鑑賞した。今から30年前の作品だが、色褪せない魅力がある。
     行ってしまえば、「シャアが地球に小惑星を落とそうとするのをアムロが阻止しようとする」というだけの話だ。だが、そう簡単ではないのである。観終えて改めて振り返ると、色々と分からないことがあるのに気づく。この「分からなさ」は、本作が作品として不完全だということなのだろうか。いや、むしろこの語り尽くさなさには心を惹きつけられるものがある。まるで、富野由悠季に「付いてこれるものなら付いてきてみろ」と言われているようだ。そして何より本作の迫力には、細かいことはどうであろうと有無を言わさずに納得させられてしまう。

     本作の魅力でもある「分からなさ」の理由をいくつか考えてみた。

     1つ目は用語の難しさである。今でこそユニコーンやナラティブといった逆シャア直近の続編が逆シャアの補足説明ともなっているが、「サイコフレーム」や「共振」といったいきなり出てきた用語を、公開当時に劇場で観た人は直ぐに理解できたのだろうか? また、例えば序盤でネオ・ジオンは小惑星5thルナをチベット・ラサに落着させるが、なぜ降下目標がラサであったのかは劇中では語られない(実は、その前年に地球連邦軍本部が当地に移動していた)。だが考えてみれば、サイコフレームのような新技術はさておき、軍本部がラサにあることを作中の登場人物、特にアムロたちのような軍人が敢えて言うだろうか。多分そんなことはあまりに当たり前で、わざわざ言おうとしないだろう。つまり、この(観客にとっての)「分からなさ」は作品のリアリズムの表れだと言える。

     2つ目はセリフの抽象度の高さである。富野監督の特徴的なセリフ回しはよく「富野節」といわれるが([8])、これが本作にも良い味を出しているのは間違いない。なんせ、本作は一度聞けば長く耳に残る名言のオンパレードだ。だが、いかんせん抽象的、というか説明不足で何を言ってるのかよく分からないところがある。セリフを必ずしも額面通りには受け取ることは出来ないことも多く、その裏を読む必要がある。もちろん、これは私たちが日常生活で使っている言葉と同じことだ。

     3つ目は、登場人物の造形の「重み」である。まずはシャア・アズナブルについて。なぜシャアは隕石落としを行おうとしたのか。その複雑な動機を理解するには、彼のアムロやララァとの確執、そして彼がどのようにして「ニュータイプ」という「神話」に囚われていったかについて振り返らなければならない。触れるのは要所だけのつもりなので、詳しくは[3](シャア・アズナブルの生涯を歴史書風に描いた評伝。宇宙世紀元年から第二次ネオ・ジオン戦争終結までの歴史の非常に良い総括になっている)をどうぞ。
     有名なダカール演説(テレビ版『ガンダムZ』37話)で、エゥーゴのクワトロ・バジーナ(シャアの偽名)は次のように聴衆に語りかけた。
    "我々は地球を人の手で汚すなと言っている。ティターンズは地球に魂を引かれた人々の集まりで、地球を食い潰そうとしているのだ。
    人は長い間、この地球と言う揺り籠の中で戯れてきた。しかし!時は既に人類を地球から巣立たせる時が来たのだ!その期に至って何故人類同士が戦い、地球を汚染しなければならないのだ!地球を自然の揺り籠の中に戻し、人間は宇宙で自立しなければ、地球は水の惑星では無くなるのだ!"
    アースノイドとスペースノイドの対立は、一度は地球環境保護のために人類すべてが宇宙に出ることを決めたにも拘わらず、連邦政府上層部がそれを反故にし、他の人々を宇宙に追い出した上で地球を私物化したことから始まったのだった([4])。宇宙に住む大多数の人々(スペースノイド)を地球に住む少数の権力者(アースノイド)が支配するという構造に不満を抱いたスペースノイドたちは、自治権獲得運動を起こした。上のクワトロの訴えは、それまでにも繰り返されてきたスペースノイドの主張を踏襲したものになっている。また、岡田斗司夫によれば、『ガンダム』では「少年から大人になるためになくてはならない喪失」が何度も描かれてきたという([5])。そうであれば、人類が長年の安寧の地であった地球を失うというのも、人類を次の段階に導くために必要な喪失と解釈できる(類似のテーマは、例えば『幼年期の終わり』(A・C・クラーク)や『日本沈没』(小松左京)などSFで繰り返し描かれてきた)。シャアが地球から人々を追い出し宇宙に上げようとする目的はこの2つ、つまり「地球環境保護」と「人類の革新の促進」である。
     だが、その手段として、なぜシャアは隕石落としという性急かつ過激な方法を選ぶことになったのか。「ジオン建国の父の子」という立場を利用すれば、もっと穏健に目的を成就することも可能だったはずだ。また、地球環境の保護が目的の1つであるのなら、人が住めなくなるほど地球を汚染することは本末転倒にも思える。 ガンダムシリーズにおいて、「人の革新」は「ニュータイプ」という名で呼ばれる。それは元々スペースノイドの自治権獲得運動の中で提唱された概念である。
    "人類は潜在的に新しい環境への適応力を秘めている。文明の発展によって宇宙という新しい生活環境を手に入れたとき、人類はこれに適応した、新しい人の有り様を示す。彼らは宇宙という広大な空間で生きていくために必要な、高い洞察力と状況認識力を持つだろう。この能力は同時に、人の間の意思疎通をより円滑にし、誤解なく事物の総体を認識することを可能とする。([3])"
    提唱された当初は、それはアースノイドを上位に、スペースノイドを下位におく権力構造を反転するためのイデオロギーに過ぎなかっただろう。だが後に、戦争という極限状態が、実際にニュータイプと思われる能力を持つ人々の出現を促すことになった。シャアが「ニュータイプ」に出会ったのは一年戦争の頃だった。彼は、戦いの中でアムロやララァとの交感を経験し、ニュータイプに人類の未来を見るようになった。その7年後のグリプス戦役時にも、
    "私が手を下さなくとも、ニュータイプへの覚醒で人類は変わる。その時を待つ。(テレビ版『ガンダムZ』50話)"
    と、ニュータイプに対する希望を語っている。しかしその一方で、人類の革新であるはずのニュータイプがいつまでも"殺し合いの道具"としてしか扱われない状況に彼は次第に苛立ちを覚えていった。彼が目をかけていたニュータイプの少年 カミーユ・ビダンが、戦いの中で精神を病んで廃人となってしまったことも、彼に大きな衝撃を与えた事件だっただろう。結局、シャアは度重なる戦禍を経ても一向に変わろうとしない人類への深い絶望から、もうこれ以上待ってはいられないとばかりに地球にしがみ付く人々を"粛清"することを決意したのだ。彼は、政治的にではなくむしろ物理的に、アースノイドを宇宙に上げることを選んだ。
     以上はシャアがネオ・ジオンを率いて地球連邦に反乱を起こした「公の動機」だが、実はそれだけではないのである。「公の動機」の裏にはもう1つ、「私の動機」がある。ララァ・スンは一年戦争においてシャアに見出されたニュータイプの少女だが、図らずも、同じくニュータイプ能力を開花させていたアムロと出会い、戦場で敵同士として再会したときニュータイプ同士の交感によって互いの意識を共鳴させる。シャアはララァを手放すまいと2人の間に割り込むが、アムロとのニュータイプ能力の差から劣勢に追い込まれたところをララァが庇い、彼女はアムロに殺されてしまう。シャアとアムロの関係の中心にはそれ以降、常に「ララァ」が存在し続けることになる。
     ややこしいのは、上から分かるように、シャアとアムロの個人的な関係にニュータイプ概念が絡んでくることである。シャアがネオ・ジオンの蜂起を決意した裏には、「公の動機(=人類の粛清)」と「私の動機(=ララァを殺したアムロへの恨み)」が解きがたく結びついている。シャアは戦争を起こすことでアムロを戦いの場に引きずり出し、ララァを巡る因縁に決着を付けようとしたのと同時に、彼を打ち倒すことで人類の革新に関する自分の主張を正当化しようとしたのだ。ここで、彼の生涯には「シャア・アズナブル」と「キャスバル・レム・ダイクン」の二面性が常にあったことを思い出すと非常に面白い。一年戦争の頃は、「私=ジオン・ズム・ダイクンの遺児キャスバル・レム・ダイクン」という正体を隠してザビ家への復讐の機会を伺いつつ、「公=ジオン公国軍のエースパイロット シャア・アズナブル」として活躍した。時を経てネオ・ジオン総帥として再び姿を現したとき、今度は「キャスバル・レム・ダイクン」という名が「公」の色を帯びていることに気づく。シャア自身が自らのことを繰り返し"道化"と呼んでいたように、「ジオンの子」というのはもはや大衆から望まれてそう振る舞わざるをえない「仮面」となっているのだ。そして逆に、アムロやララァとの因縁を引きずったままのかつての一年戦争のエースパイロット「シャア・アズナブル」という面の方が「私」としての役割を果たしている。彼の生き様は、まさに〈仮面の男〉という形容が相応しい。

     シャアに比べれば、アムロの立場・主張は単純である。幾度かの戦争を経験し、そしてニュータイプとして分かり合えたララァを失っているにも拘わらず、彼は人類の未来について楽観的だ。シャアからは"体制の道具"と批判されつつも、彼は人の上に立って彼らを導こうとはしなかった。"人間の知恵はそんなもん(アースノイドとスペースノイドの対立)だって、乗り越えられる!"というセリフからも読み取れるように、人類への信頼があったからこそ、彼は最後まで一介の兵士として生涯を終えたのだろう。同じ理想を抱えつつ、アムロとシャアの人類に対する考えは異なる。皆川ゆかは、次のように分析している([3])。
    "なぜ、アムロは信じることができたのか?
     重要なことは、彼が一年戦争末、戦場においてララァ・スンとの間に強い共振現象を体験した点にある。末期のララァの思惟との共振で、アムロはさまざまなビジョンを見ることができた。その中で彼は「人の革新」を確信した。(略)
     アムロとララァの共振現象を、シャアは垣間見てはいる。しかし、二人へ与えられたビジョンまで見ることはできなかった。(略)
     シャアは「人の革新」を見てみたいと欲した。ニュータイプとしてのビジョンによって得るのでなければ、現実に、自らの生の中で実現するしかない。ニュータイプ革命ともいうべき目標にシャアが拘泥するのは、ララァの贈り物を受け取れなかったためである。"
    とはいえ、アムロとシャアというシリーズを代表するニュータイプ同士でもお互いを分かり合えないというのは、皮肉以外のなにものでもないだろう。

     もう1人、クェス・パラヤについて触れておこう。彼女は、そのエキセントリックで自己中心的な振る舞いからなかなか理解しがたい登場人物なのだが、自分に承認を与えてくれる他者が現れてくれるのを欲したけれど登場人物の誰からも(そして観客からも)分かってもらえなかった可哀そうな少女だと思う。実はクェスは、『ガンダム』でのアムロと同じような経緯を辿っている。彼らは2人とも、恵まれない家庭環境で育ち、戦争が原因で親と離れる(=「家出」)。巻き込まれた戦争の中MSに乗ることになって優れた才能を発揮し、自らの居場所を得る。では、なぜアムロは一年戦争を生き延びることができ、一方でクェスは戦場で命を落とすことになったのか。それは、彼女には当時のアムロと違って、周りに彼女を導いてくれる「大人」がいなかったからだ。アムロもシャアも彼女を導こうとせず、シャアに至ってはあろうことか彼女の「父親」を求める気持ちを利用して戦争の"マシーン"に仕立てる。そもそも彼女が我が儘な子どもに育ったのも、荒んだ家庭の中、鋭敏な感受性で周りの大人のネガティブな感情を読み取ってしまったことが一因であろうから、空回りして散っていった彼女のことはやはり痛ましく思える。

     このクェスの話もそうだが、「家族」、特に「母性」が本作のテーマの1つとなっている。今でも物議を醸すセリフに、シャアの
    "ララァ・スンは私の母親になってくれたかもしれない女性だ!"
    という衝撃のマザコン告白があるが、最後にアムロとシャアの母親について触れておこう。キャスバルは母親 アストライア・トア・ダイクンと、サイド3の実権を巡る政変の中で幼くして生き別れることになり、その後しばらくしてアストライアは病死する。一方のアムロも幼い頃に母親 カマリア・レイと離れ離れになっているのだが、小説版によればそれは彼女には間男がいたことが原因だとされているそうだ。母親の嫌なところを見ずに済んだシャアと、身勝手な女の部分を見せられたアムロ。この辺りにも、女性を理想化し「属性」としか付き合えなかったシャアと、なんやかんや多くの女性と交際したアムロの違いがあるのではないか(岡田斗司夫([5])も、アムロはリア充、シャアは2次元しか愛せないオタクだと評している)。



     終盤の決着の付け方については賛否両論あるようだが([7])、おそらく僕ぐらいの世代だと仮に逆シャアを観たことはなくても色々なところで見聞きして結末だけは知っているような状況なので、これ以外のラストが考えられるかと言われても客観的に判断できないところがある。



     これまでほぼキャラクターについてしか書いていなくて全体のストーリーや話の展開にはほとんど言及できていないが、一応ロボットアニメなので戦闘シーンだけは触れておくと、全体的にスピード感があって非常に見応えがあるものになっている。特にνガンダムとサザビーの肉弾戦はアツい。MSのデザインもスタイリッシュで、ガンダムシリーズ屈指の傑作だと思う。

     今回は10月2日にレビューを間に合わせたかったので慌てて書いたが、僕の力量ではうまく纏めきれなかった。これから何度も観るだろうから、のんびりと考えを進めていきたい。





     面白いアニメが本当にたくさん作られている中で、ガンダムシリーズがここしばらく盛り上がりを見せているのが1ファンとして非常に嬉しい。
    (1)今年の4月に、上海でフリーダムガンダムの実物大立像が公開。
    (2)今年の6月にファーストガンダムの名エピソードを安彦良和が翻案して映画化した『ククルス・ドアンの島』が公開された。(だが、あんまり大きな声では言えないのだけれど、正直なところイマイチな出来だった。←あくまで個人の感想なので悪しからず)
    (3)10月2日から新テレビシリーズ『水星の魔女』が放送開始! ガンダムの新作テレビアニメは『鉄血のオルフェンズ』以来5年ぶりだそうだ。ガンダムで学園もの?と思っていたが、本編に先駆けて9月25日に放送された『PROLOGUE』を観た感じだと、アーシアンとスペーシアンの間の対立も描きつつ新機軸を盛り込んでいたりと、かなり期待している。因みに、PROLOGUEはYouTubeやアマゾンプライムなどで視聴できる([10])。他のガンダムシリーズとはつながりのない全くの新シリーズなので、ガンダムをまだ観たことがないという方は、これから観始めてもいいかもしれない。
    (4)先日ブクログのレビューでもこの話題について盛り上がっておられるのを見たが、長らく計画が凍結していた『劇場版 ガンダムSEED』制作決定。DESTINYから劇場版にどう繋げるつもりなのか結構気になるところ。敵役はどこの組織に設定するんだろう、とか。キラやアスランは既に幸せそうなので、なんか色々と不憫なシンにもう少し幸せになってほしい(笑)
    (5)逆シャアの正統な続編である『閃光のハサウェイ』の第二部、第三部がそのうち公開。第一部([9])は去年劇場に観に行ったが、めっちゃ良かった。シャアの反乱の12年後にはハサウェイが地球連邦政府に反抗するテロリストになっているのだと思うと、本作の見方もまた違ってくる。
    (6)2025年の大阪万博に、「ガンダムパビリオン」が出展される予定。




    参考にした資料など
    [1]ガンダムチャンネル(公式). 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ダイジェスト映像
    https://www.youtube.com/watch?v=cv_-5fQeaXQ
    [2]GUNDAM.INFO. 『閃光のハサウェイ』前に見ておこう!『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』からはじめるガンダム超入門(ネタバレ控えめ)
    https://www.gundam.info/news/video-music/01_4060.html
    [3]皆川ゆか. 評伝シャア・アズナブル. 講談社文庫.
    [4]eyes only. 地球連邦は一体何が悪いのか?
    https://www.youtube.com/watch?v=NZDesgnV5uA
    [5]岡田斗司夫. ぼくらのためのガンダム学入門「青年としてのアムロとシャア」
    https://www.youtube.com/watch?v=fzCgOlxdedc
    [6]岡田斗司夫. 『逆襲のシャア』ガイナックス時代を振り返り冒頭17分をSF視点で徹底解説.
    https://www.youtube.com/watch?v=mU_EqvPcE0w
    [7]アニメタディ.【逆シャア】賛否あるアムロとシャアの物語の完結編
    https://www.youtube.com/watch?v=ii-cjDyAF-A
    [8]pixiv. 富野節
    https://dic.pixiv.net/a/%E5%AF%8C%E9%87%8E%E7%AF%80
    [9]ガンダムチャンネル(公式). 機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ 冒頭15分53秒(Aパート)
    https://www.youtube.com/watch?v=iMAj6ggHEyU
    [10]ガンダムチャンネル(公式). 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 前日譚「PROLOGUE」冒頭5分
    https://www.youtube.com/watch?v=flgHot9HJsc

    • 地球っこさん
      こんばんは~

      BRICOLAGEさん、アスランちょびっとだけ映ってましたよ~ 
      私服で壁にこっそり隠れて何かを見ているところ、みたいな。
      ...
      こんばんは~

      BRICOLAGEさん、アスランちょびっとだけ映ってましたよ~ 
      私服で壁にこっそり隠れて何かを見ているところ、みたいな。
      アスランは私服だったので、またウロウロしちゃってるんでしょうかね。
      それとも今回はオープにちゃんといるのかしら。
      まさかMSに搭乗しないってことはないですよね!?
      もうちょい情報が欲しいですーー

      そうそうカガリの声優さん、人気の高いキャラだから声優さんもプレッシャーかもしれませんね。
      もう、アスカガはどうなるのかしらん。メイリンも登場するようですしね、悶々。
      ムビチケのアスラン版のデザインがまたこの3人ですから、なになに、マジで三角関係なの!?

      ところでキラくんやシン、ルナマリア、マリューさんたちの制服、ザフトっぽいけどちょっと違う気がします。
      なんか身分の高そうな可愛らしい女の子にラクスと一緒に挨拶してましたしね、第三勢力? それともフェイスみたいなの? とても気になります。

      「水星の魔女」!
      実はまだ観られてないんです。
      今、中国語の小説にハマっていて、翻訳しながら読んでるのでそれだけで自由時間が精一杯なんですよ〰️
      でもでも、BRICOLAGEさんにスレッタとミオリネがハッピーエンドと聞いて、これから安心して観られそうです。
      もう1期の終わりかたがアレでしたから。
      シャディクのセリフ!うわぁ、すごく気になります!!
      古川さん、違うアニメで好きになっちゃって、それからシャディクも気になってるんです。
      これから時間を見つけて2期も観たいと思います!
      また感想をコメントしちゃうかもしれませ~ん( *´艸`)
      2023/08/10
    • BRICOLAGEさん
      地球っこさん、こんばんは

      アスラン、映ってましたか! 良かった!
      彼はその言動に関してとやかく言われることが多いですけど、とても好きなキャ...
      地球っこさん、こんばんは

      アスラン、映ってましたか! 良かった!
      彼はその言動に関してとやかく言われることが多いですけど、とても好きなキャラなので、劇場版でもまた活躍が見られるのは嬉しいです。

      MSの話ですが、考えてみればまだ登場MSに関する情報が一切明かされていませんね。
      ストライク→フリーダム→ストフリに続くキラの乗機は何になるのか、大いに気になるところです。

      キラたちの着ている制服やパイロットスーツは確かにザフトのものとは違うように見えます。
      新キャラの小さい女の子もいったい誰?!
      そもそも誰と(何と)戦うの?
      …謎は深まるばかりです。
      そう言えばあのシーン、他の皆が頭を下げているのにシンだけは顔を正面に向けたまま立っていて、
      彼にとって全然納得できていないところで無理矢理あの場に連れてこられ仮に形だけだとしても低頭しないのは、相変わらずシン元気にしてるな〜と笑ってしまいました(シチュエーションに関しては私の妄想です)。

      「水星の魔女」について、図らずもネタバレするようなことになってしまい本当にすみません。
      ギリギリセーフ…だと良いのですが。
      地球っこさんのハマっておられる中国語の小説、いつもレビューを拝読しております。
      原著を取り寄せて自分で翻訳しながら読むって、本当に私には真似できない、作品への、そして読書への熱量だと感心すること頻りです。
      「水星の魔女」は、またご覧になったときにぜひ感想のコメントを下さると、とても嬉しいです!!
      2023/08/11
    • 地球っこさん
      BRICOLAGEさん
      おはようございます。
      しつこくてごめんなさいっ。

      「水星の魔女」、ネタバレ全然大丈夫ですから。心配しないでください...
      BRICOLAGEさん
      おはようございます。
      しつこくてごめんなさいっ。

      「水星の魔女」、ネタバレ全然大丈夫ですから。心配しないでくださいね。

      そのことがお返事したくて……
      と、言いながらまたダラダラコメントしちゃいます。ごめんなさーい。

      むしろもっとネタバレしてもらっても大丈夫なくらいですよ 笑
      グレンやニカ姉はどうなったの? みんなの親子関係は?
      やっぱり「テンペスト」的展開だったの? などなど気になることがいっぱいです。

      それからシンね。
      BRICOLAGEさんのコメントにPV観直しましたよ。ほんとだ! わぁ相変わらずのシンだ~ アスランの下じゃなくてキラのところにいるみたいだから、ちょっとはキレ具合もマシになったかと思ったけど、なかなか元気いっぱいのようですね 笑

      アスランは私も大好きなキャラなので活躍して欲しいです! してくれるよね、してよね!!
      でも最後のラクスやマリューさんたちのキラを呼ぶ声にアスランの声はなかったですよね。
      今回はBRICOLAGEさんのおっしゃるとおりキラ中心のストーリーなのかもしれませんね。

      たしかにたしかにMS情報一切ありませんね。いやーん、早く知りたいです。
      情報が小出しにされると謎が明かされていくわけではなく、深まっていくばかりだと改めて気づかされました……

      翻訳は私はアプリを使いながらなので、大きな声で翻訳してますっなんて言えないのですけど、でもとっても楽しいです。
      『天官賜福』なんて台湾版「繁体字」も大陸版「簡体字」も入手できたので両方読んでしまいました。
      台湾版の最終巻なんて自己最長記録の感想になりましたf(^_^)

      BRICOLAGEさんこそ、小説や物理などの理系の原書を読んでおられて、いつもそのレビューに感嘆してます。
      知らない世界を覗き見させてもらってる気分で、これからも楽しみにしてます!

      「日の名残り」や「利己的な遺伝子」などなどの原書のレビューには、ますます読んでみたくなりました。もちろん翻訳版でですけど……

      それでもやっぱり原書だからこその感動や感想ってありますよね。それは私も原書に触れるようになって気づけました。

      ではでは。これで言い残すことはないかな?
      台風も心配ですがBRICOLAGEさんにとってよい一日となりますように。
      ありがとうございました。
      2023/08/11
  • 『逆襲のシャア』を私が初めて観たのは、劇場でだから9つのとき。話自体は一応ちゃんと理解しててすごく面白かったんだけど(ファーストとZ&ZZは当然観てた)、「最後のあのT字形のアレは一体…?」とTMが流れる館内で謎に思ってたことを今でも覚えてる。今なら「映画館にTあるかなー?ティー!!」とチョコプラのTT兄弟やってしまいそう。
    あのTは元々十字の予定だったけど、キリスト教になってしまうためTに…トミノ教になったのだとかw

    たぶんだけど、チェーンアギがサイコフレーム試料を受け取るシーンをあまり理解してなかったこと。あとはサイコフレームがZのバイオセンサーやイデ発動と同じだって理解してなかったことなんかが原因か(Zは7歳、イデオンは2歳の頃でどちらも再放送が全くなかった)。もうちょい後で観返して意味がわかった。

    子供の頃好きだったのはやっぱりアクションで。MSが体中についてる武器を全部使うのが逆シャアの特徴だけど、スポンサー(バンダイ)とちゃんとタイアップできてる、お禿らしい演出。
    それで全部使い果たして、殴りあいの肉弾戦をする。ファーストをちゃんと観てるとMSの肉弾戦シーンがかなり多いので、その意味でも原点回帰できてる。殴りあい宇宙。

    今回、お禿展の予習の為に約20年ぶりに観返しました。トータルだと4〜5回ぐらい、意外と観てない方だと思う。
    それで、私が観たのも9歳の頃なので、私より年下だとこのへんのガンダムを原体験として持ってる方がもう少ないんじゃないかと思う。ガンダムの意味自体も変質して独り歩きしてるので、下の世代になればなるほど受け止め方にズレが出てるんじゃないかなあと最近思わされてます。

    逆シャアは非常に評価が高い作品で、有名どころだと庵野秀明や押井守や町山さん、あと小黒祐一郎さんとか。
    私個人だと、「作品そのものは好きだけどブッちゃんのMSデザインはそこまで好きじゃないし、この頃の北爪キャラも嫌い(作監やってた頃がベスト)」という評価。Z&ZZから続投の三枝さんの音楽は最高。
    余談だけど、Zって本編はウケ悪かったけど三枝さんのサントラは売れたらしい笑。

    なんで評価が高いのかというと、Z(元々仮題はこちらが逆襲のシャアだった)で決着つかなかったものをしっかりまとめたから、これがひとつめの理由。
    今考えると、お禿はオリジナル作品をずーっと毎年4〜50話も作らされてたので……これはものすごく難しいことですよ。今のアニメなんて長くて2クール、しかも原作アリだと安牌でしょ?
    劇場版の尺でやってるから、情報量、密度がハンパない。

    もうひとつは、シャアもアムロもお禿の分身で、本人が投影されてるから。特にZ以降のシャア。
    ファーストの頃のシャアはただの美形悪役ってだけで、どちらかと言えばアムロの方がお禿に近かったと思う。Zになるとシャアは完全にお禿で、7年間飼い殺されてたアムロもお禿、だからZ前半のアムロは泣ける。
    よく宮崎駿と比較されるけど、庵野秀明は宮さんのことを「パンツ半脱ぎ状態」だと。それに比べて、お禿は自らの変態性まで全部出しちゃう、それが作家性になっている。だから、作品を好きな人は信者になるぐらい好きだけど、アンチも多いです。

    お禿本人の発言を見聞きするとわかるけど、言ってることはいつもものすごくマトモなんです。自分をすごく客観視できてる部分がある。でも中身は変態で。そういう人は辛いですよ。変態で変なまま、あるいはマトモでマトモならすごく楽、違う自分が同居してる人は葛藤しますよね。

    ファンの間では常識ですが、黒富野と白富野とあって……変態と常識人、ペシミストとオプティミスト。

    分類してみると
    ザンボット3→黒
    ダイターン3→白
    ガンダム→??
    イデオン→黒
    ザブングル→白
    ダンバイン→黒
    エルガイム→白
    Zガンダム→黒
    ガンダムZZ→白
    逆襲のシャア→??

    と、ほぼほぼ交互です。(作品を作る人なら連続するのを避ける。あとは上層部やスポンサーからのクレームなどが理由かと)

    で、最初のガンダムって、「アムロにはまだ帰る場所が残ってて、人の革新も少しずつ進むかもしれない」という希望を残しつつ終わる。だからまあ、ちゃんと名作ですよね。
    ペシミスト富野が本来やりたかったのは、小説版のようにアムロが死ぬ終わり方。

    『逆襲のシャア』が名作と言われてるのは、ペシミスト富野=シャアと、オプティミスト富野=アムロ、このふたりが戦う、そしてアクシズを受け止める!!という話だからじゃないかなあ。黒富野と白富野の相克!


    もうひとつ、クェス=カミーユ(お禿本人談)。しかもたぶん、ベルトーチカも入ってる。声もシゲヨさんで同じだし。
    テレビ版Zのベルトーチカもクソウザいキャラなんで、全てのウザい要素を集めたキャラ、それがクェス!
    逆にカミーユの原型はコスモとかで、クェスの後継キャラはカテジナとかかなー。ちょい違う気もするけど。

    そして私はカミーユもクェスも好きです。Zガンダムのテーマは「感情」なので、そこがわかってくるとクェスの事が好きになりました。

  • 無印→Z→ZZ→これ、らしいのだけれど、
    無印劇場版→Z劇場版→これ、で鑑賞。
    無印で見せつけられた圧倒的なシャアではなく、
    世直しだとか粛清だとか言い、挙句、ララァは母になれたかもしれないなどと。
    シャアの降格がむしろテーマを訴えかける。
    (成長したのはむしろアムロ。エラそうではあるが)

    また男を見れば寄りつくクェス13歳。
    言動は6歳児かというほどうっとうしい。
    が、これも一般人とニュータイプの違いを浮き彫りにする。
    全体に作品の品格を貶める要素こそが、作品の肝になっているので、痛し痒しといったところ。

    アムロが会ったときにはすでにララァはシャアのものだった。
    これを反転させ、シャアに会う前にクェスはアムロに会い、憧れていた。
    しかもアムロに、そしてシャアに父親を求めていたというのだ。
    シャアは決して父にはなれない存在。
    アムロはなり得る。ここが最終的な勝敗の一因になった。

    サイコミュだとかサイコフレームだとか、どう考えても我々地球人のそれもしょうもない人種には共感できないようなガジェットばかりだが、
    隕石を食い止めようと立ち向かうアムロの姿は(サイコフレームで増幅されようとも)ニュータイプである前にただひとりの人間だった。

    メカも無駄に変形せず、肉弾戦が映える。

    • GMNTさん
      お久しぶりです。
      すでにご存知かもですが、『逆襲のシャア 友の会』が復刊されるようですね(持ってないですよね?)。だいぶ前に富野・庵野・幾ち...
      お久しぶりです。
      すでにご存知かもですが、『逆襲のシャア 友の会』が復刊されるようですね(持ってないですよね?)。だいぶ前に富野・庵野・幾ちゃんの鼎談の部分のみ拾い読みしたんですが、そこだけでも大変面白い内容でした。knktさんもご興味がありそうなので、一応お知らせしてみました。
      2022/12/09
    • knkt09222さん
      お久しぶりです。
      そうなんですよ! ネット上の記事でしか見たことのない同人誌が、まさか令和の世に復刊されるとは驚きですよね。
      絶対に手に...
      お久しぶりです。
      そうなんですよ! ネット上の記事でしか見たことのない同人誌が、まさか令和の世に復刊されるとは驚きですよね。
      絶対に手に入れたいと思っています。
      情報ありがとうございます。
      2022/12/09
  • 「ガンダム」でブライトさんによくぶたれていたアムロも
    ブライトさんとタメ口聞くようになるくらい偉くなり、
    「Zガンダム」で共闘したアムロとシャアだからこそ
    お互いの分かり合えるところ、分かり合えないところが
    はっきりと理解しあえてる。

    アムロとシャアの話の集大成としてよくできてる。
    νガンダム、サザビー、リ=ガズィ、この辺のMSは
    ゴテゴテしすぎずスマートなフォルムでかなり好き。
    肉弾戦も映えるしね(笑)

  • 結構古い作品

  • 宇宙世紀0093年、ニュータイプの戦いは決着を見る。

    近作のシャアは非常にかっこいい。
    サザビーvsリガズィの時はMSの性能差が大きすぎて、
    1stの時のMSの性能差云々ーが逆転した印象すら受けたけど、
    決着をつける際にフェアにするためサイコフレーム横流しという。
    「そんなものでは!」ってセリフが象徴的。
    アムロの貫禄が別格。さすが大尉。
    個人的にケーラ・スゥという名前が好き。
    ニュータイプはモノとかヒトを距離関係なく正確に理解できる人。

    ジオン軍の誰よりもアムロとの方が理解しあってるシャアさんかわいそう。


    有名やりとり
    「なんでこんなものを地球に落とす!これでは地球が寒くなって人が住めなくなる 核の冬が来るぞ!」
    「地球に住む者は自分たちのことしか考えていない!だから抹殺すると宣言した!」
    「人が人に罰を与えるなどと!」
    「私シャア・アズナブルが粛清しようと言うのだ アムロ!」
    「エゴだよそれは!」
    「地球が持たん時が来ているのだ!」

    「アクシズの落下は始まっているんだぞ!」
    「νガンダムはダテじゃない!」
    「ラー・カイラムでアクシズを押すんだよ!」さすがブライトさんw
    ブライトもニュータイプだったらガンダムは超つまらん作品だと思う。

  • TVにて
    最後、えっシャアはどうなったの?

  • やはり最初だけで良かった

  • ガンダム好きの夫に見せられて。
    クェスが本当に無理。
    毎度毎度ブライトさんが大変そうで気の毒だけどテンパった「何やってんのぉ」はもっと聞きたい。

  • νガンダム大好きッ!
    TMNのエンディングは秀逸♪

    ただ、こんな形でのアムロ対シャアの決着は望んではいなかった。

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著者プロフィール

とみの・よしゆき 「機動戦士ガンダム」シリーズの総監督にして原作者。多くのヒットアニメシリーズを手がけているほか、ノベライズ、オリジナル作品も含めて50冊以上の著作がある。

「2010年 『リーンの翼 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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