魔女の宅急便 [DVD]

監督 : 宮崎駿 
  • ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2011年10月17日発売)
4.16
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  • / ISBN・EAN: 4959241980083

感想・レビュー・書評

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  • 先日、日本テレビ系列の金曜ロードSHOW!で放映していた『魔女の宅急便(英題:KIKI'S DELIVERY SERVICE)/1989』を観ました。

    -----story-------------
    『風の谷のナウシカ』 『天空の城ラピュタ』の「宮崎駿監督」が、魔女の少女が魔女になるための修行をしていく過程で様々な経験を積み成長していく姿を描いた長編アニメーション。

    13歳の魔女「キキ」は、古い一族の掟に従い、黒猫「ジジ」と修業の旅に出る。
    そして、海辺の大きな街で修行をすることに。
    箒で飛ぶ以外に能がないの「キキ」は、空飛ぶ宅急便を始める。
    しかし、最初の仕事でいきなり荷物を無くしてしまう……。
    -----------------------

    これまでに何度も観ているけど、いつもワクワクさせてもらえるし、観ているといつの間にか「キキ」を応援したくなる作品… テレビで放映していると、ついつい観ちゃいますね。

    魔女の娘は、13歳になると修行の為独立するという古くからの掟があった… 「キキ」もそんな女の子の一人で今晩がその旅立ちの日なのだ、、、

    翌朝、黒猫「ジジ」と共に港町コリコに着いた「キキ」は大都会に夢中… しかし、誰も相手にしてくれず、早々おちこんでしまう「キキ」だが、偶然お客の忘れ物を届けたことから、パン屋の女主人「おソノ」に気に入られ、その好意で店先を借りて宅急便を開業することになった。

    張り切る「キキ」だが、不注意で配達中のぬいぐるみを森の中に落としてしまう… そしてそれを拾ってくれたのは絵描きの少女「ウルスラ」だった、、、

    こうして何とか初仕事も無事終り、少しずつ町の生活にも慣れていく「キキ」に気のいい少年「トンボ」が飛行クラブのパーティーに招待した… 急いで仕事を終わらせ、パーティーに行こうと思う「キキ」だったがそんな時、孫娘に手作りのパイを贈りたいという老婦人の手助けをした為、パーティーに行けなくなってしまい、その上パイの届け先の娘から冷たい態度を受け。

    そんな中で雨にぬれて風邪をひいてしまった「キキ」を見かねた「おソノ」のはからいで、「キキ」は「トンボ」とデートすることになった… 人力飛行機で空を飛ぼうと夢みる「トンボ」の姿に「キキ」の心もほぐれてゆくが、彼の仲間に例のパイの少女を見た「キキ」は、前より増しておちこんでしまい、さらに自分の魔法が弱まっているのに気付く、、、

    そんな時「ウルスラ」が訪ねて来た… 「キキ」のおちこみようを見た彼女は、「キキ」を自分の家へ誘った。

    そこで「ウルスラ」と語り合い落ち着きを取り戻した「キキ」は、翌朝あの老夫人から連絡があったことを聞きつけ屋敷を訪ねた… 老婦人はこの間のお礼にケーキを焼いてくれたのだった、、、

    その時、テレビのニュースで飛行船のロープに「トンボ」がぶら下がったまま飛び立ってしまったことを知った「キキ」は屋敷を飛び出し、掃除夫から借りたデッキブラシに乗って現場へ飛び立った… そして、間一髪で「トンボ」を助けた「キキ」は、人々の歓声の中に降りていったのであった。

    「キキ」や「トンボ」だけでなく、脇を固めるキャラもイイんですよねぇ… 「おソノ」のご主人とか、、、
    魔女の宅急便

    「キキ」の家族とか… 大人になっても飽きずに観れる作品です。

    ジブリの初期の作品は魅力に溢れていますね… ホントにイイなぁ。


    -----staff/cast-------------
    監督:宮崎駿
    製作:徳間康快
       都築幹彦
       高木盛久
    企画:山下辰巳
       尾形英夫
       瀬藤祝
    プロデューサー:宮崎駿
    制作:スタジオジブリ
       原徹
    原作:角野栄子
    脚本:宮崎駿
    キャラクターデザイン:近藤勝也
    作画監督:大塚伸治
         近藤勝也
         近藤喜文
    撮影:杉村重郎
    美術:大野広司
    色彩設計:保田道世
    編集:瀬山武司
    音楽:久石譲
    声の出演:
     キキ/ウルスラ 高山みなみ
     ジジ 佐久間レイ
     おソノさん 戸田恵子
     トンボ 山口勝平
     老婦人 加藤治子
     バーサ(老女中) 関弘子
     マキ(デザイナー) 井上喜久子
     ケットの母(マキの姉) 土井美加
     ケット 渕崎ゆり子
     ケットの祖母 浅井淑子
     ケットの父親 土師孝也
     時計番のおじさん 西村知道
     ドーラ婆さん 斎藤昌
     おソノさんの旦那/警官/アナウンサー 山寺宏一
     ホテルのフロント係 辻親八
     ケーキの少女 鍵本景子
     飛行船の船長 大塚明夫
     デッキブラシのおじさん 田口昂
     先輩魔女 小林優子
     赤ん坊 坂本千夏
     コキリ(キキの母) 信沢三恵子
     オキノ(キキの父) 三浦浩一

  • Gutiokipan屋さんのをっさんがパンを回して猫へ自慢気な視線くれるとか
    キキの父親が頼もしい娘へ複雑な思ひを持つとか、
    消費財の生産といふ労働による連帯と、ネポティズムってうざいが出るとか、よき。
    ナウシカの方で、監督が
    「垂直軸の風車は、アニメではできたがマンガではダメだった」
    と言ってたが、この作品で、トンボが風力計(垂直軸風車がついとる)作ってた。はー。

  • 請求記号:02D038/16D015(館内視聴のみ)

  • あたしこのパイ嫌いなのよね、について理解できるという意見もあるようですけれど、ワタシはばあさんの気持ちをもっと大事にしてほしいと思います。まあ、孫は他人ですから、何言ってもいいかもしれませんけれど、コミュニケーションが大切ということです。子どもむけじゃないんだぜということを言いたいのかもしれませんがこのシーンだけでこの映画が残念なものになってしまっていると思いますね。

  • 2021年4月期展示DVDです。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00215031

  • 子供の時に繰り返しみたけれど、すごく久しぶり(25年ぶりくらい!?)に見返した。
    公開時には妹と不断は乗らない電車に乗って「街」まで行って見た、夏休みの思い出がしみじみと蘇る。
    そのとき、私はキキよりすこし年上だったけど、「なんてしっかりした13歳なんだ!」と衝撃を受け、また逆に一人っ子ならでは?(兄弟構成だけが理由ではないけれど)の明るくはっきりとした素直な性格には嫉妬のような気持ちを抱いた。
    お辞儀の仕方がかわいいし、「奥さま」なんて自然に出てくる育ちの良さも好き。
    誰にでもあるスランプ、素直になれない気持ち、うまくいかないもどかしさ。
    たぶん多くの人の共感を得てきたし、これからもそうなんだろうなと思う。

  • 不思議な世界。
    魔女と人間が共存。
    魔女のお父さんは極めて普通の人間のお父さん。
    時代は、ファッションを見ると70年代頃か?
    でもキキの格好は、ありえない古典的な大きなリボン。
    舞台はヨーロッパの古い街並みが美しい街。
    でも、キキのお友達はトンボやおそのさん。
    世界観を掴みにくい映画だ。
    だけど、13歳の女の子の自立の物語は気持ちいいね。

    それにしてもジブリ映画って、特に大人の女性が色白で肉感的なのよね。

  • 落ち込んだとき、一歩踏み出す勇気が出ないときにとても元気づけられる作品です。主人公キキが新しい街で魔女修行に奮闘する姿に思わず涙してしまいます。少女ならではの期待や不安、喜び、悲しみなどが美しい描写とともに繊細に表現されています。(A.H.)

  • 幼少期に見ていた作品を大人になってから見ると、別の面白さがあってよい。

    トンボの仲間たち、昔はキキ目線でしか見えていなかったから嫌なやつだと思っていたけど、改めて見てみたらそんなことなかった。キキが彼女たちに対してコンプレックスを抱いているだけだった。

    ウルスラの「描けなくなるときもある」っていう話が、今の自分にとても響いた。とてもいいことを言っている。「あたし、そういうの好きよ」っていう言葉は当時から印象に残っていた。

    声優陣も豪華だな。

  • 「1999年の夏休み」という1988年の作品を観る機会に恵まれ、その不思議な空間の作り込みの方のレシピが実の声は別録り声優によるものだったと知ると、「これまた一本取られた!」とペシッとおでこを叩いてしまいそうになった。で、しかもその声優の中に自分も十分知っている人が含まれていて「高山みなみ」というのがその人。

    キキ役の声優が二役を演じていたことは割と最近に知った。それがどの役だったかを明確に覚えてなかった理由のひとつはその役名が物語中で一度も呼ばれることがなかったという事実が手伝っていたのかもしれない。設定上「ウルスラ」という名前のついた「森の絵かきのお姉さん」がそのふた役目。とりあえずこの二人が登場するシーンが観返してみたくなって…結局全編観てしまった(苦笑) 今回の再鑑賞を通して得ることになった映像的ツボはお手伝いさんバーサのとりなすシーン(笑)

    声の面では…、やっぱいい仕事してます、この方。もともとウルスラ役で決まっていたところがキキ役にスライド当選となり、その後ウルスラ役に良い人が見つからずそのまま二役になったというサイドストーリーも面白い。

    ま、声優世代的には「オソノさん=マチルダさん」なのですが(笑)

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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