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- / ISBN・EAN: 4948872110082
感想・レビュー・書評
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プレステらしいポリゴンと独特の雰囲気と世界観。
何かしらおかしい登場人物達は皆魅力的でモブキャラすら愛おしい。
ストーリーも前半のゆるい感じを楽しんでいると、後半に向けてシリアス度がどんどん加速して行き「これ伏線だったの!?」と驚かされる所も。
エンディングも綺麗で最後まで楽しめた作品。
ただ、欠点としてゲーム性が残念。特にダンジョンや戦闘システムに難有り。そのせいで好きなんだけれども、なかなか二周目に踏み出せない。
雰囲気、キャラデザイン、ストーリーと文句無しなだけに悔やまれる。
雰囲気をそのままにシステムを改善したリメイクを希望!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルから可愛らしいなぁと思って購入。
人形劇のような独特の雰囲気を持ったファンタジーRPG。
前半はコミカルな調子で、物語が進むにつれて世界の謎が明らかとなるシリアスな場面が増えていくのだとか。 -
最初どんなゲームなんだろう…と思ったんですが、システム自体はいたって普通のRPGでした。
PS2初期の頃のゲームのせいかシステム面は不親切な部分多々。
敵との戦闘も多く、そこらへん気にする人は結構ストレス貯まるんじゃないかなぁと思います。
個人的にはものすごく好きな作品の一つで、
キャラクターがまず可愛いです。なんともユルく、掛け合いがほのぼのとしていて笑えます。
デザインも個性的で可愛い。こういうデザインのゲームはそう多くないと思います。
グラフィックも元がリアルな造形では無いので違和感なくプレイできました。
そしてシナリオが良いです!最初はゆるーくコメディ調に進んでいくのですが、後半からはグッと来るものがありました。
見た目によらず重くてしっかりしたシナリオでビックリしました。
えっこういう展開なの!?みたいな。最後はハッピーエンドでホッと胸を撫で下ろしたものです。
音楽もすごく良く、オルゴールの音楽は今でもたまに聞きたくなるくらい。
これは是非移植してほしい!!すごく良い作品でした -
だいっすきなゲーム。
キャラがみんな面白いしどこか変(笑)。そして本当に愛おしい。
オルゴールではちょっと泣いた。 -
好きな人には申し訳ないが、世界観がどうこうの前にシステムがダメダメすぎて続けられなかった。なので、ニコ動でストーリーは補完しましたが。
敵味方とも戦闘面では特徴がほぼなく、戦術いらずでただ、戦う連打だけ。しかも適正レベルまでは急激に上がって、それ以降は経験値が微々たるものだから、戦闘する報酬が全くない。そのくせワラワラ出てくる敵に、ワンパターンの面白味レスのダンジョン。
ストーリーが味わい深いのは分かるが、何十時間も作業する根気がない人にはオススメできない。 -
独特の世界観・ストーリーが何ともいえない。
操作性やバトルは正直快適とは言えないけど、思い出深い一本。 -
知名度はやや低めが発売から十年以上たっているにも関わらず、未だにファンからは愛され続けている知る人ぞ知る傑作。一部の物好きの間では、「日本一、哲学的なRPG」としても名高い。
一人ひとりがきちんと役割を担って生まれてきたキャラクター、独特のノリのあるややブラックなセリフ回し、コミカルかつ愛着の湧く世界観、クセの強い世界観を存分に現しつつもシンプルでポップに整理されたインタフェース、そしてその外を縦横無尽にキャラ達が暴れまわる戦闘画面、改めて確認してみると秀逸過ぎるタイトルロゴ、その他云々……といった具合に語りきれないほど魅力に溢れている作品ではあるが、詳しくはあえて割合させて頂く。
数あるPS2のソフトの中でも所謂「最初期」に当たる年代の物ではあるのだが、パッケージ裏を見ただけでは一見分かりづらいがグラフィックは間違いなくPS2ソフトの中でも最高峰。とりわけフィールドのグラフィックが素晴らしい。キャラクター造形にややクセがあるが(パッケージを一目見て世界観の根底に流れている雰囲気の元ネタがすぐにわかった方もいるのではないだろうか)、このデフォルメ具合がシニカルでポップで哲学的で歯車LOVEな世界感にとてもマッチしていたりする。
しかしこの作品が名作ではなく、傑作止まりでしかない理由として
「恐ろしくロード(読み込み)が遅い」
「見ていて楽しいのだがとにかく戦闘のテンポが悪いしかも単調」
「にも関わらず、凄まじくエンカウント率が高い」
といった具合にRPGとしてかなり難があるのだ。
また、場面によっては作業的だったり、セーブポイントでないとセーブができないのにダンジョンの構成が複雑だったり道のりが長かったりと、とにかくそういったプレイヤーにとってはストレスになりやすい類の要素がロードの遅さによる全体のテンポの悪さに相まって、更に拍車が掛っている。
しかし、ゲームとしてこれだけのマイナス要素を含んでいながらも傑作として今だ愛されているのは他のRPGとは明らかに頭一つ抜きんでている部分があるからだろう。
訳合って影法師の様な姿をしている相棒、魔王スタンのどこか憎めない愛らしさや二ヤリとしてしまうセリフ、本作の主人公である少年がただの影の薄い凡人であるといった一見ギャグのような要素をシリアスな本筋に絡めてくる部分はお見事としか言いようがない。
コミカルなギャグRPGの皮を被っているだけで、(しかもその皮をうまく被る事に成功している)本当はかなり深いのだ。とにかく奥深いの一言につきる一本。
マイナー寄りの知名度の為、続編が望まれているにも関わらず、その見込みは無いかもしれない事が大変惜しい。
追記:後、極めて印象に残った点を付け加えるならば、迷脇役でスタンの執事であるロリコ……ジェームスが色々とひどい。本当にひどい。 -
気づいたら所持していた1本←
グラフィックが好きだったので、ジャケ買いだろうと思う。
影のようにさりげなく、我が家のゲーム棚に入り込んでいた……
そう、影のように!!
影、というか存在感の薄い主人公は
そんなんありかよ!?という展開でもって魔王に自分の「影」を乗っ取られ
以降、魔王の世界征服の旅に付き合わされるはめに。
呪いでピンクの影になってしまった勇者や
イカれた科学者など
仲間として共に旅をするキャラクタも実に個性的。
とにかく主人公の扱いが無情でw扱いといっても存在感がないのでウーン…
シニカルとコミカルを行ったり来たりする掛け合いが良かった。
フィールドは、弱い人は3D酔いする可能性大。
やわらかい色合いと丸みを帯びたフィールド風景は、自分的にヒット。大好き。
バトルはコマンド入力式の早い者順。
時々魔王がバトル前に気まぐれに質問をしてきて
その回答でうまいことフィーリングが合えば
出しなの一撃をお見舞いしてくれる。あんまお目見えしなかったなこれ。
ダンジョンは大した仕掛けもない上に、グルグルさせられて
弱い人は3D略
物足りなかった。
ただミニゲームというか
サブクエストというか
わらしべ的なイベントはけっこう充実していて
色々ウロウロしたくなった。
登場する住人たちのアホらしさにクスクス笑っているうちに世界観に引き込まれ
終わりまでギャグタッチで行くのかな~と思いきや
意外にもストーリーはしっかりしていて
プレイ後にも一間、考えさせるものもあった。
いい作品だったと思う