耳をすませば [DVD]

出演 : 本名陽子  高橋一生  露口茂  小林桂樹  高山みなみ 
  • ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2012年8月16日発売)
4.12
  • (1325)
  • (684)
  • (847)
  • (46)
  • (15)
本棚登録 : 5004
感想 : 758
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241980045

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジブリで一番好きな作品は?

    と聞かれたら、
    「『カリオストロの城』抜きなら『耳をすませば』」と答えている。

    (『カリオストロの城』は、もちろんジブリ作品ではないけれど『ジブリがいっぱいコレクション』に入っているので一応)

    しかし悲しいことに『耳すま』が一番好き、に同調してくださる方は周りにいません。
    地味なのでしょうかねぇ…。


    聖司が夢を叶えるためのヴィジョンをしっかり持っている、そしてそれに向かって進んでいることに対して焦りを感じる雫。
    中学3年生といえば、大多数の子どもは高校受験を前にして人生最初の進路を選択する年なのだろうけれど、それでも「まだ中学3年生だよ、聖司みたいな子のほうが少ないよ」と雫に声をかけてあげたくなる。

    でもそれではダメなんだな。
    雫は聖司の背中を見ていたいのではなく、横に並んでいたいのだもの。

    そして雫も「自分を試す」ために物語を書き始める。
    一生懸命にひたむきにひとつのことに打ち込む姿が胸を打つ。

    現実的には受験目前になにやってるの!成績も落ちてるよ!なんだろうけど、ここはお話の世界に浸ってそんなヤボなことは言わずにおきたい。

    ラストのプロポーズはさすがにやりすぎ感は否めず、初見時は「ええええっっ!!?」となったけれど、今ではそれも可愛くてきゅーんとして大好きです。



    ちなみにジブリで一番好きなテーマ曲は?と聞かれたら、
    「♪いつでも誰かが from平成狸合戦ぽんぽこ」と答えるのだけど、こちらもまだ同調してくださる方は周りにいません(悲)

    • 山本 あやさん
      ワタシもジブリで一番大好きなのは「耳すま」ですーっ!!
      ウチのお母さんもダントツで耳すまが大好きで
      2人でよく見たり、本も読んだり、イバラー...
      ワタシもジブリで一番大好きなのは「耳すま」ですーっ!!
      ウチのお母さんもダントツで耳すまが大好きで
      2人でよく見たり、本も読んだり、イバラード時間も見て
      バロンたちの世界を雫と一緒に夢見てはうっとりしてます♡
      あまりに好きすぎて、まだレビュー書けないぐらい好きです[笑]

      たしかに地味なんですかね[´iωi`]でも、ほんとに
      素敵な世界が詰まっていて、風の吹き抜ける感じや
      大人たちと一緒に音楽を楽しんだり
      夢に恋にときゅーっとしちゃいますよねー[*Ü*]
      図書館が出てくるのもたまんないですよね♡

      突然の早すぎるプロポーズは私もびっくりしたけど
      これまた、ぎゅーーーっっとつかまれますよね♡
      ジブリで一番好きなテーマ曲は「風になる」です♡
      2013/02/28
    • 九月猫さん
      きゃー、あやさんも『耳すま』が一番!ですか!!
      カークといい耳すまといい…。
      んもー、あやさん大好きです(爆)

      音楽も町の風景も地...
      きゃー、あやさんも『耳すま』が一番!ですか!!
      カークといい耳すまといい…。
      んもー、あやさん大好きです(爆)

      音楽も町の風景も地球屋のあれこれも、
      本当に素敵な世界が詰まってますよね。
      そうなんです、図書館と猫が出てくるのがまたツボすぎて。

      プロポーズのところは聖司と雫の自転車の場面から
      もーうキュンキュンします♪
      初見時はビックリしたけど、今は本当に大好きです。

      つじあやのさん♪風になる、わたしも大好きです!
      『猫の恩返し』は劇場で観ました。
      しばらく「ハルさまー」(←濱田マリちゃん風に)とか、
      「猫っていいかもー」というセリフがマイブームでした(笑)

      ♪風になる、はジブリテーマ同点一位くらい好きですけど、
      上々颱風さんが昔から好きで、もう身内贔屓の気持ちになっちゃってて
      やっぱり♪いつでも誰かがが一位なのです(* ̄∇ ̄*)
      2013/02/28
  • いや〜コレ、
    公開当時映画館で観たけど、
    いつ観ても
    これが青春やんなぁ〜って
    微笑ましくなるし、

    モチベーションを上げたい時に
    1年に数回は
    必ず見返してます(笑)

    こんな出会いに憧れて
    図書館で本を借りまくってた日々が懐かし〜(笑)(^_^;)
    ↑アホ


    中学生って、
    子供でもなく大人でもない
    一番不安定な時期で、

    特に15歳という年齢は、
    自分の将来について決断しなければならない
    初めての時期。

    そんな思春期ならではの
    見えない将来への不安や焦り、成長を
    瑞々しく描いていて、
    雫と聖司の
    二人のやりとりに
    どれだけ胸が
    キュンとさせられたことか(照)(>_<)

    若い2人がまぶし過ぎて、
    自分がその頃には
    二度と戻れない
    大人だということを実感して、
    切なく胸を焦がすけど…

    だからこそ、
    疑うことなき
    真っ直ぐな想いを大事にしたいし、

    そんな純粋な気持ちを忘れないために、
    何度となく見返しては
    あの頃に
    思いを馳せるのかな〜って思います♪


    ラストのキュン死にしそうな
    自転車の二人乗りシーンや

    坂道からの景色や、
    昭和の象徴とも言える
    団地を詳細に描いた懐かしき風景も
    本当に素晴らしい。


    人を信じる気持ちや
    未来を夢見て
    それに真っ直ぐに進む覚悟、

    シンプルだけど
    この物語に込められたメッセージは深いです。

    震災後の今の日本だからこそ、
    ここで描かれる
    純粋な強さや
    ひたむきさが、

    夢を信じる心が、

    今一度必要なんだと思います(^_^)

    • 円軌道の外さん
      こんばんは(^O^)
      仕事終わって今からジム練習行ってきます♪

      耳をすませばは
      ホンマにホンマに胸キュンですよ(笑)(^_^)v...
      こんばんは(^O^)
      仕事終わって今からジム練習行ってきます♪

      耳をすませばは
      ホンマにホンマに胸キュンですよ(笑)(^_^)v

      あまりにも純粋で真っ直ぐな二人に
      こっ恥ずかしくなるけど(笑)、
      大人になればなるほど
      ホンマは響く映画やと思ってます♪

      小島のところに業務連絡書いてるんで(笑)
      ヨロシクです(笑)

      2012/01/13
  • 進路に迷う気持ちは今の子供なら誰もが抱くはずです。短い間で周囲の示す道を安易に選ばず自分と向き合った主人公が素晴らしいなと思います。
    その上恋を実らせることが出来るなんて、さらに素晴らしい。
    現実的な共感のできる試行錯誤と、あまりにも理想的で憧れたくなるピュアな恋模様とが対照的で何とも言えない甘酸っぱさを感じます。
    女の子はあまりにあっさり開花しちゃったけど、宮崎先生ならやはり、小説のひとつやふたつ仕上げるのは苦労が少ないのでしょうか(笑)
    それともあの、感想を伝えるときのおじいさんの笑顔は宮崎監督からの、若いクリエイターの卵へのエールの微笑みなのでしょうか。

  • 前回本腰入れて鑑賞したのは2012年11月。もう何回見たのか判然としない。
    最近好きな映画については、自分語り含めて言葉を尽くして思い入れたっぷりに書いてしまう自分に困っているが……この映画、細部が血肉化しすぎて、これ以上何をどう書いていいのやら。
    ファミマが出るのがいい、とか、意外と都市生活者だ、とか、学校の同級生や先生との関係とか、具体化すると永遠に考え続けられるので、やめる。

    1995年公開作品だが、初鑑賞したのはテレビにて1996年、私13歳。
    そりゃあもう、物を書く少し年上の雫に、何か思わないはずはない。
    そして当時から3倍近く生きようとするいまも、当時や、その後数回見た自分とは、違う感想を持っているはずだが、もう感想を細分化できない状態まで煮詰まってしまっている。

    今回感じたのは、とにかく聖司のキ・モ・チ・ワ・ル・サ!
    ただしその裡にはかなりの割合、愛しさが含まれている。
    そして毎度感じることだが、雫の将来選択への逡巡やひたむきさへの共感。

    何でも、駿は元気いっぱいに雫を描きたかったが、監督の近藤喜文は、行動する前にいったん考える少女として描きたくて、かなりバチバチしたのだとか。
    駿と勲の映画を作ることを目的にして作られたスタジオの中で、初めて別の考えが表面化した、記念すべき作品でもある(→その後、森田や吾朗ではなく米林へと引き継がれた傾向)。

    ネット上には、耳すまを見ると鬱で死にたくなるという感想が多い。
    私も99%同感で、「小さな恋のメロディ」と同じく「あの頃の甘酸っぱさをもうやり直せない」という事実に絶望し。顔が強張りつつも、それでも頬が緩んでしまう瞬間が、本作にはあるのだ。
    一応人の親になったのだから、娘の十年後を想って頬が緩んでしまったということも、ある。
    となると作中に少女の父や、擬似的な祖父やが登場する……これすべて少女憧憬に対する全年代が網羅されているわけだ。
    かくして少女憧憬者にとっては、自分が少女でもあり(その恋人でもあり)父でもあり祖父でもある、永遠にたどり着けない幸福の内側と外側を体験できる、いわば永久機関に、本作は成ってしまった。
    ルイス・キャロルが本作を見たらどう思うのか。
    大林宣彦の感想も聞きたかったな。

  • 公開当時、私は大学4年生で
    雫たちが住む町に毎日通ってました。
    あれから約30年。

    雫も汐も聖司も歳をとったんだろうな、
    あの頃あの歳で夢に向かって
    人と違う道を歩む奴ってそうそういなかったし
    やっぱすげえな、今頃どうしてるんだろう。
    あの団地に住んでた友達は今違うところにいるし
    あの団地も今じゃ年寄しか住んでないらしいな、
    丘から見える新宿のビルはもう少し小さいよな、
    などと色々感慨深い作品でした。

    あれ?原作者 柊あおいって...
    「星の瞳のシルエット」の柊あおいじゃないの!
    妹の゛りぼん゛で読んでたなぁ。
    本当個人的に感慨深い作品です。

    中学3年生の雫はまだ小学生っぽさを残す次女
    私の娘を見るようで愛おしいです。

    同い年で夢に向かって行動する聖司に惹かれ、
    自らも夢への挑戦を゛試み゛、
    実現させるため現実と向き合う事に気付き、
    大人へ成長していきます。

    読書好きの雫の夢は、物語の作家になること。
    因みに雫の書いた物語は「猫の恩返し」という
    ジブリ作品になっています。

    そう、荒々しくて率直で未完成
    雫さんの切り出したばかりの原石を
    しっかり見せてもらいました
    よくがんばりましたね。あなたは素敵です。
    慌てることはない
    時間をかけてしっかり磨いてください

    私...私、書いてみて判ったんです。
    書きたいだけじゃ だめなんだってこと
    もっと勉強しなきゃ だめだって...

    私、背伸びして良かった
    自分のこと 前より少しわかったから
    私 もっと勉強する
    だから高校へも行こうって決めたの


    ひとりぼっち おそれずに
    生きようと 夢みてた
    さみしさ 押し込めて
    強い自分を 守っていこ

    カントリー・ロード
    この道 ずっとゆけば
    あの街に つづいている
    気がする カントリー・ロード

    歩き疲れ たたずむと
    浮かんで来る 故郷の街
    丘をまく 坂の道
    そんな僕を 叱っている

    カントリー・ロード
    この道 ずっとゆけば
    あの街に つづいている
    気がする カントリー・ロード

    どんな挫けそうな時だって
    決して 涙は見せないで
    心なしか 歩調が速くなっていく
    思い出 消すため

    カントリー・ロード
    この道 故郷へつづいても
    僕は 行かないさ
    行けない カントリー・ロード

    カントリー・ロード
    明日は いつもの僕さ
    帰りたい 帰れない
    さよなら カントリー・ロード

  •  多摩丘陵が活動のベースですので、聖跡桜ヶ丘方面には自転車でよく出かけます。駅の交番前には耳すまのポストがあり、手紙を入れると願いがかなうとか。今でも全国各地から聖地巡礼とやらに集まってきているようです。

     自分も2DKの公団住宅に暮らし、自転車で坂道を走っていたので、映画のシーンはとても懐かしい。多摩丘陵の初夏、緑の中に点在する団地の同じ形の四角の建物、青い空に高くそびえる給水塔。大栗川のほとり、坂道の階段を「いいもの見つけた!」と駆け下りる雫のシーン、実際の風景そのものです。

     カントリーロード(コンクリートロード)の詩とともに、中学時代の懐かしい感覚がよみがえります。図書カードに気になる人の名前を見つけるなんて、今の電子データではありえませんね。図書館の食堂で静かに過ごす午後の明るい時間、なんて素敵なシーンなんでしょう。

     多摩丘陵の端から見る都心の朝焼け、実際も本当に綺麗です。ラストのシーンはちょっとベタすぎますが……。懐かしい情景で何度も見直しています。

     追伸:いろは坂は本当に急こう配。週末は多くのローディーが走っていますが、私は何度もダウンしています。もう少し若ければ。

  • ジブリは大好きですが、なかでもセリフ丸コピしてる勢いで好きなのがこの作品です(*´ω`*)

    高校3年生の時、ちょうど進路やら将来の夢で悩んでいた自分とリンクしてしまってからというもの、思い入れのある作品になりました。

    ぜひ聖蹟桜ケ丘に行きたいです!
    あわよくばチャリ二人乗りしたい位ですが、ガマンします笑

    この作品観てからバイオリンを少しかじりました!感化されすぎですね‥でもそのくらい好き( ´ ▽ ` )

    作品をおじいさんに見せたベランダのシーンでいつも泣きます。

    また観なきゃー!

  • いつ観ても好きな作品。
    雫の歳をいつの間にか追い越して
    もう久しいです
    が、雫より年上になって
    お姉ちゃんの言ってることが
    わかるようになっても
    やっぱり好きな作品。

    出てくる街並みがとにかく好きです。

    ぜひぜひ、晴れた日に
    聖蹟桜ヶ丘散歩に行って欲しい。
    あの坂だらけの街並みが
    急な階段が
    実際に見れます。

  • 子供のときよりも、大人になってから観た方が爽やかな気分になれて、いい映画だなと思えた。
    でも久しぶりに観たのでラストの部分忘れていて、、、ラストだけ何か、あれ?と思ったのは私だけかしら。

  • 子どもの頃、主人公の二人がそれぞれの道に進んでいく強さがとても好きでお気に入りの映画でした。

    大人になって見るとまた印象が違って、雫のお父さんのこのセリフも良かった。
    「よし、雫、自分の信じる通りやってごらん。 でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。 何が起きても誰のせいにも出来ないからね。」

全758件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×