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- / ISBN・EAN: 4900950215300
感想・レビュー・書評
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秘密情報機関OPの特殊要員ユ・ジュンウォン(ハン・ソッキュ)とイ・ジャンギル(ソン・ガンホ)は、最近相次ぐ要人暗殺事件の捜査中である。彼らに情報を提供する予定であった武器密売商が射殺されることによって、ジュンウォンはこの事件に北朝鮮の特殊第8軍団が関係している事を知る。
そして、ジュンウォンとジャンギルは暗殺犯の行跡を追跡する中で、特殊第8軍団が国防科学技術研究所の開発した新素材液体爆弾CTXを奪取しようと画策していることが分かった。
彼らはCTXの移送現場に急行するが、現場に着いたときには、既にCTXが強奪された後であった。おまけに、武器密売商と関係が有ったと思われる国防科学研究所の主任も殺される。
ジュンウォンはその奪取犯がかつて航空機テロ鎮圧作戦の際にすれ違ったことのある、パク・ムヨン(チェ・ミンシク)が率いる特殊第8軍団の工作員チームであることに気が付く。
CTXの恐ろしい破壊力でOPは非常事態に突入するが、特殊第8軍団の目標が一体なんであるかは分かってはいない。
ムヨンの行跡を追っていたジュンウォンとジャンギルは何回も目の前で敵を逃してしまい、OP内部から情報が漏れていることに気が付く。
一体誰が裏切り者であるか。どこから情報が漏れているのか。それは意外なところからであった。ジュンウォンの婚約者ミョンヒョン(小沢真珠似のコリアンビューティ・キム・ユンジン)に疑惑を持ったジュンウォンとジャンギルは、イ・バンヒの正体を知る。
パクの狙いが、南北合同サッカー大会にあると知ったジュンウォンは、パクやイ・バンヒとの決着をつけるべくスタジアムに向かう。
日本に韓国映画ブームを起こすきっかけとなった傑作サスペンスアクション映画。
クールだけど情に脆い部分もあるハン・ソッキュや音楽が嫌いだけど友情に篤いタフガイなソン・ガンホや南北統一のためにテロを起こす非情さと哀しみを演じきったチェ・ミンシクの熱演「餓死した子の肉を食らう父親と母親を見たことがあるか?」や可憐で一途なミョンヒョンと違う面を演じきったキム・ユンジン、実際に俳優が射撃などの訓練を受け、しっかりした軍事考証によるリアルで臨場感のあるガンアクションの数々、クライマックスのスタジアムでの新型爆弾のタイムリミットを回避すべく繰り広げられる壮絶な死闘と南北分断が引き起こす悲壮なラストが、切ない後味を残します。つがいで生き片方が死んだらもう一匹も死ぬキッシンググラミーが、ジュンウォンとミョンヒョンの一途な愛情を表現する良い道具立てになっています。
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泣いた〜
エンディングの曲も何回聴いたことか!
当時はアクション映画を期待して観たのに、まさか涙を流すとは〜
アクションも演技も素晴らしいね。
ぜひ〜 -
公開当時に映画館で観て以来、20年振りに再鑑賞。笑い以外のすべての要素が詰まったほぼ完璧な最高の韓国映画。公開当時は俳優陣の知識も全くなかったが、今から思えばもう国宝級の布陣。メインキャスト4名は言わずもがな。当たり前だがみんな若い。ソン・ガンホもチェ・ミンシクも痩せてるし鋭い刃のようにギラギラしている。キム・ユンジンも本当に上手い。パク・ヨンウがこんな役でビックリし、ファン・ジョンミンが最後の方で取調官役で1カットだけ出てたなあ。本当にキャスト・スタッフ全員の世界に通用する韓国映画を作るんだという熱量がすさまじく、今観ても全く色褪せていない。
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韓国映画が面白いと思ったキッカケ。
個人的には好きなのに、あまり共感は得られない。 -
久しぶりの視聴。初めて観たときは銃撃音の迫力にとにかく驚いた記憶があります。
北朝鮮の工作員が潜入して大規模テロを行うというストーリーは当時の韓国ではインパクトがあったんだろうなぁ。日本人にとっても、そんな韓国固有の政治問題を背景にしたエンターテイメントというのは新鮮でした。
ストーリーは多少散漫なところはあるのですが、さすがにクライマックスは盛り上がります。南北代表戦のサッカースタジアムという大げさな舞台や、恋人同士が銃を向け合うシーンや、最後に留守電に残されたメッセージとか、いちいち演出がベタ。でもそこが良いのです。
それにしても他の方のレビュー見ると、紳助だのトミーズ雅だの辛坊さんだの、主人公の俳優はひどい言われようでw -
あれだけ撃っても当たらなかったり、奇跡的な展開があったり、そう都合よくいくか?って思うけど、最終的に面白かったから、まあいいか。
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1999年公開 韓国600万人動員 日本では 2000年1月22日に公開され18億円の興行収入をあげた。 (wiki)
第24回 優秀外国作品賞
もう一度見たい。
https://www.youtube.com/watch?v=XQ5-GJSKREg&list=PLeJA8UHVxYVk8Ajz1go5nfGe-WOi7WEm_&index=7 -
※暴力及び流血描写の含まれる作品です。
【印象】
異国家の諜報員同士が闘う。分かれていること。
【類別】
サスペンス、軍事、アクション、ロマンスが少しずつ。
【脚本等】
場面転換に雑さを感じました。
話の流れは月並みです。
【画等】
戦闘場面はごちゃごちゃと。
視点揺らしが多用されています。
【音等】
音楽から"ベタ"な印象を受けました。
銃器効果音の音量が大きいです。
【演技】
山場となる場面の一部における異常なほど大袈裟な演技は滑稽に見えました。 -
強烈な冒頭、哀切な終盤に顔を歪めはするが目を離すことはない。