- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4527427611009
感想・レビュー・書評
-
内容(「Oricon」データベースより)
南北分断の象徴である共同警備区域(JSA)で起こった射殺事件。生き残った南北の兵士たちは互いに異なる証言をする。両国家同意のもと、中立国監督委員会は責任捜査官として女性将校のソフィーを派遣。彼女は事件の真相に迫って行くが、そこには予想外の“真実”が隠されていた…。
同じ民族の分断...
本来なら分かり合える人々もいるだろうに そうさせないあの境界線...
誰とでも仲良くとは言わないけど いがみあうことはしなくてもいいんじゃないか...と思ってしまう私は考えが甘いのかな?
ソン・ガンホ 、イ・ビョンホンがめちゃくちゃ若い!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024年4月7日2回目 なんともいい
-
2度目の鑑賞ですが、細部の記憶が飛んでいました。
よくできた脚本ですが、この映画が南北統一という幻想を助長してしまったという意味で、韓国人にとっては罪作りな映画でした。まあ、どうでもいいけど。 -
大昔見たけど、韓国とちょっと関わった今
また見ると全然違う。
たまたまその国に生まれただけで同じ人間なのにね。
見ててずっと緊張する映画だったww
子どもみたいに仲良くしてても一触即発。 -
意欲的な作品。
北と南は そんなにはなれていない。
乾いた森のように、ほんのわずかな火種でも燃え上がる。
ある事件が起こった。
それを、スイスから派遣された 女性中佐が
その事件を 解明しようとする。
静と動。
北と南であっても、言葉は通じ合う。
そして、友人として、心さえも通じ合う。
チョコパイに、こだわる 北のソンガンホ。
北の将校が 踏み込むことで、
事件が 起こってしまった。
動が、はじける。銃撃戦が。
南の兵士は拉致されて、脱出した という理由を
ソンガンホがつくった。
しかし、友情によって、守ろうとしたものがあった。
イビョンホンは、黙秘をする。
ずいぶんと 大胆な設定の 物語。
国が分断されているが故の悲劇。
『君のナミダは、やがて川になるだろう』 -
さすがに痺れた。半端ない。ブラボー。
チョコパイのシーンがやっぱり本当に好き。勇気が出る。 -
韓国と北朝鮮の兵士が共同で警備にあたるJSA(共同警備区域)で銃撃戦が発生。現場に居合わせた目撃者の韓国軍兵士と北朝鮮軍軍下士官は「拉致されて脱出した」、「突如攻撃してきた」と、正反対の供述を行なう。
そこで中立国監視委員会は事件の真相を解明すべく、スイス軍法務科将校の韓国系スイス人、ソフィー・チャン少佐(イ・ヨンエ)に調査を依頼。ソフィーは関係者と接触を繰り返しながら事件の真相に迫まっていく。
序盤の初期設定が解り難かったり、イ・ヨンエの設定を生かしきれていなかったり、イ・ヨンエが疑問に思う前に過去の出来事が先にフラッシュバックで提示されQ&Aになっていない部分があったりなど、脚本の作りはそこまで良いとは思えませんでした。
また、南北の兵士が親密になることは、流石に現実離れし過ぎで受け入れるのが難しかったです。 -
後のパク・チャヌク作品と比べると、
映像や脚本の重みは無いが、
朝鮮半島ならではの設定が面白い。
敵対する同民族の兵士同士に生まれた友情と
切ないその終焉。
ソン・ガンホがここでも最高の存在感を出していた。 -
今ごろかい、って感じですが今ごろ観たのだ。すごく良かった!!なんで今まで観てなかったんだろなあ。これパク・チャヌク監督だったのですね。もういろんな人が言ってることではありますが、歌とかチョコパイとか小道具の使い方もほんと上手い。
北の軍人としてアジア・アフリカの紛争地に派遣された経験をもち、人間的な懐の大きさとともに深い葛藤を想像させる北の軍人を演じるソン・ガンホに凄み。妙なエンタメにされたタクシードライバ―よりもずっと良いよね。それに比べて幼さが強くにじむ南の兵隊イ・ビョンホンがチョコパイをめぐって言ってはならない一言を発してしまったシーンとか、本当にいいんだよなあ…
悲劇的な結末に至ったことを観客は最初から知らされているにもかかわらず、彼ら4人とともにある時はクスクス笑って楽しみ、政治的分断にとまどい、そして大きな政治のせいにはできない、自分自身の人間としての責任に直面させられる。お前はいざというときに友に暴力を行使できる人間なのかと。ラストショットに提示される思いがけない「記念写真」が悲しい。