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- / ISBN・EAN: 0779411232439
感想・レビュー・書評
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6枚目。わりと間口の広いアルバムだなという印象。「Sail to the moon」なんてロマンティックなタイトルの曲や、「A Wolf at the Door」なんて童話的なタイトルのものがあったりして、どちらもとても好きな曲。「I will」とかも。最近トムは村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』がお気にいりのようで、そういう影響というか世界観とかもそこはかとなく感じられました。あと何故か全部の曲にタイトルが二つずつ付いているのはなぜなのかしら。 (2003)
01. 2 + 2 = 5
02. Sit Down Stand Up
03. Sail To The Moon
04. Backdrifts
05. Go To Sleep
06. Where I End And You Begin
07. We Suck Young Blood
08. Gloaming
09. There There
10. I Will
11. Punch-Up At A Wedding
12. Myxomatosis
13. Scatterbrain
14. Wolf At The Door詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
きけばきくほど◎
scatterbrainが特に好き。
しかしちょっと落ちやすくなる気が。 -
2003年発表。
とにかく「2+2=5」がカッコいい。
アルバム全体の世界観ではかなり素晴らしいものがあると思います。 -
2
なにがいいのかわかんねえよ -
これはプレゼントで頂いたもの
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トムヨーク万歳。
昔のsnoozerにトムヨークの10年分のインタビューを再編集している記事があって,それを読み返しながら、なんとなーく不快になった.
あるいは嫉妬?
明らかに俺にも同じような乖離感・・・・大衆との乖離だったり世界との乖離だったりするわけだが・・・・があって,そういう曖昧な自分を曖昧なまま表現できる(i might be longなんてフレーズはその典型だ.自己肯定も自己否定もしない.)存在がうらやましい.世の中にyesかnoのどちらかで片付くことなんかほとんど無くて,でもシステム上はyesかnoに分類しなければならなくて,現実的にはどちらでもないところに落ち着いているような,そういう曖昧な状況を「対象」として自分は存在している.
不安定な安定。
それは欲望を生む。
今の世の中,個体としての「自分」ほど曖昧な存在はいない.だからこそ,曖昧な自分を受容してやっていくことが求められるわけだが,それが受容できずに不適応を起こす人間もたくさんいる.表現という手段は,いい解決策になるわけで,だからといって不適応者全員が表現者になれるわけでもない.迷える「自己」をどこにうっちゃればいいのか,ちょっと考えもんである. -
「2 + 2 = 5」
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なんだかよくわからないけどやみつきになる音。
ジャンルもよくわからない。
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最近はJ-POPに走ってるせいか、以前RADIOHEADに感じたように胸にきゅんきゅん来ませんでした。
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戸惑いや焦りや嫉妬あるいは羨望の眼差しなのかもしれない。とにかく『キッドA』と『アムニージアック』という2つの作品が残した轍には様々な意見や想いが飛び交った。バンドにとってもリスナーにとっても「ギリギリの綱渡り」であったあの2つの作品からいかなる方向転換を図るのかを世界中が注目した彼らの6作目がこの『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』だ。事前の情報ではギター主体のロック・サウンドに回帰した作品と伝えられたが、いざ蓋を開けてみればこれまでの集大成的な印象が強い。前2作で試みられたエレクトロニカやアヴァンギャルドなジャズ、クラシックの導入、実験は既に血肉化され、ここでも屋台骨的な役割を果たし、そこにトム・ヨークのヴォーカルらしいヴォーカル、5人のバンド・サウンドのダイナミズムが戻ってきているのだ。というと新しい要素が全くないようにも伝わってしまうかもしれないが、暴力的なまでの力強さとしなやかさが同居し、多彩なリズムのヴァリエーションはいままでのどの作品にも似ていない――そしてこのアルバムはすこぶるポップだ。