踊る大捜査線 THE MOVIE [DVD]

監督 : 本広克行 
出演 : 織田裕二  柳葉敏郎  深津絵里  水野美紀  いかりや長介  小野武彦  北村総一朗  君塚良一  小泉今日子  木村多江 
  • フジテレビジョン
3.64
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  • (8)
本棚登録 : 1181
感想 : 141
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988632500982

感想・レビュー・書評

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  • ロックダウンするかどうかって時に、「できるわけないでしょ、レインボーブリッジすら封鎖できないんだから」とか言ってるくらいに踊る大捜査線シリーズは大好きで、映画だと特に2が好きなんだけど
    とりあえず原点回帰

    飽きさせない演出、音楽
    青島刑事がブラインドから外を覗いて以降の、怒涛のラスト!
    何回も観ている作品なのに、涙が止まらなかった

    この映画で最も有名なフレーズといえば、「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」っていうあれだ
    でも今回わたしの心に刺さったのは、室井さんが厳かに放った「正しいことができないんだ、自分の信念も貫けない」という言葉だった
    リアルタイムで観た時には計り知れなかった、この言葉の重み
    社会人として働いていると、ものすごい現実味を帯びて響いてくる

    職場で喫煙とか今の時代ありえない
    職場で朝を迎えるなんて今の時代ありえない
    (警察という仕事柄、少し普通とはずれるかもしれないけれど)
    それでも、最後に青島刑事に敬礼をするシーン(ちなみにわたしも一緒に敬礼をした)を見た時に、人が心に持っている情熱や人を想う気持ちっていうのは、時代とか関係なく、何年、何十年経っても、誰かの心に響くんだなって、改めて思った

    長さん、蓮さん、ありがとう

    • トミーさん
      私もこのセリフ吐きますよ。「事件は会議室で起きてるのじゃない〜」

      テレビに向かっても
      「サッサとやれよ」なんて!
      私もこのセリフ吐きますよ。「事件は会議室で起きてるのじゃない〜」

      テレビに向かっても
      「サッサとやれよ」なんて!
      2020/04/15
    • naonaonao16gさん
      トミーさん、コメントありがとうございます!

      わかります!つい、言っちゃいますよね(笑)
      最近の国会とかね、思いますよく( ˙-˙)
      トミーさん、コメントありがとうございます!

      わかります!つい、言っちゃいますよね(笑)
      最近の国会とかね、思いますよく( ˙-˙)
      2020/04/15
  • ある日、管轄の境界線の川から水死体が発見される。それはこれから起きる大事件のプロローグに過ぎなかった。署内窃盗事件、猟奇殺人事件、そして要人誘拐事件―次々と湾岸署を襲う前代未聞の難事件。かつて体験したことのない非常事態の連続に混乱する湾岸署の面々。ついに警視庁は極秘捜査から全マスコミを含めた公開捜査に踏みきる。
    命をかけた捜査を始めた青島(織田裕二)、和久(いかりや長介)、すみれ(深津絵里)たちにも凶悪犯の魔の手がしのびよる! いよいよ、“踊る”最終局面。全てのケリはここでつく! 
    人気刑事ドラマ「踊る大捜査線」映画シリーズ第1作。
    テレビドラマでも描かれた指揮系統とマニュアルにこだわる捜査1課と管轄の事情に詳しい所轄の対立が副総監誘拐事件の捜査の中で浮かび上がるタイトなストーリー、変死事件の加害者と青島たちの駆け引きや誘拐事件の加害者と捜査1課の駆け引きなどスリリングなサスペンス、誘拐事件と変死事件の加害者の正体に見える犯罪をゲームのように捉えネットと現実を混同する人間の幼稚な人間性、理想を共有する青島と室井の友情、青島たち湾岸署の強い絆、誘拐事件の戒名などの刑事たちのサラリーマンとしての面を風刺したコメディ、全てが上手く噛み合ったシリーズ第1作にして最高作。テレビドラマから映画に発展する安易な作品が作られるきっかけを作った映画であり、ハリウッドの演出を安易に真似た粗悪品が作られるきっかけになるなど、功罪が語られるべき作品。

  • 「事件は会議室で起きてるんじゃない 現場で起きてんだ!」

    ドラマはまったく見たことがなかったが、この映画で「踊る大捜査線」が好きになった。
    (がんばれ)副総監誘拐事件、連続猟奇殺人(矯正をした小泉今日子が恐い)、署内での領収書盗難事件という3つの事件がパラレルに進行していくのがおもしろく、ネット社会の犯罪をテーマにしている点も興味深い。

    負傷した青島刑事を乗せた自動車をすべての警官が敬礼で見送るクライマックスは、思わず正座して見たくなるほどの名シーンである。
    室井さんの「死んだんじゃないのか?」が好きだ。

  • Amazonプライム・ビデオにて。
    事件は会議室でおきてるんじゃない!現場でおきてるんだ!
    いやあもう何十回観ただろうねえ。
    劇場には3回くらい見に行ったよなあ。
    そのうち1回はおくさんとだったなあ。
    ここんとこ久しく観てなかったから久々に見たねえ。
    いやあみんな若いし、色んな機器類は古いし、省庁もまだ昔のままだしなあ。
    お台場が空き地って言われてるし(笑)
    明らかに圧倒的に色々古いんだけどね、それでも面白すぎる。
    古さなんか全然吹っ飛んじゃう。
    20年以上前かあ。
    もう20年も経ってるのかあ。
    この20年色々あったなあ。
    ホント色々。
    踊る以外の色んな事が思い出されるわ。
    感慨深い。
    テレビシリーズもまた観たいなあ。

  • 『踊る大捜査線 THE MOVIE』(東宝、1998年10月31日公開)
    ストーリー:
    元敏腕営業マンの青島俊作は脱サラして警察官となり、交番勤務を経てようやく念願の刑事課勤務となる。だが、青島の配属された警視庁湾岸署は「空き地署」と陰口される東京の僻地。配属直後に管内で事件が発生し、青島は意気込んで現場に向かうものの、「所轄刑事」として現場検証すらさせて貰えない。青島は強行犯係の大先輩で定年間際のベテラン刑事和久平八郎から所轄刑事の心得を叩き込まれる。それは青島が思い描いていた理想の刑事像と大きくかけ離れた地味で冴えないものだった。
    管内で殺人事件が発生した場合には所轄署に「帳場が立ち」(捜査本部設置)、本庁刑事部の腕利きと共に国家公務員一種(キャリア)の管理官が送り込まれる。聞き込みや取り調べ、犯人確保といった事件捜査の主役はあくまで彼らの仕事だった。青島が初めて出会った警察官僚が室井慎次管理官だった。青島は室井の指名で運転手役をやらされ、徹底的に冷たくあしらわれる。室井は被害者の娘で通報者の柏木雪乃にも詰問口調で迫る。雪乃は父親を失ったショックで失語に陥っていた。青島は室井の乱暴さに反感を覚え、雪乃を優しくフォローする。
    一方、湾岸署は個性派揃い。俗物で昼行灯の神田 総一朗署長を筆頭に、署長の腰巾着秋山 春海副署長。そして、事なかれ主義の刑事課長袴田 健吾などなど、良くも悪くも青島にとっては営業マン時代とそう変わらぬ人間関係となる。同じ強行犯係には東大卒のキャリアで年齢は青島より下だが階級は遙かに上、親の七光りまで持つ真下正義が昇進試験の「腰掛け」として在籍中。そして盗犯係には小さい体に似合わず男勝りの迫力を持つ紅一点恩田すみれが居た。熱血が空回りすることの多い青島は和久、真下、すみれら仲間たちに励まされながら奮闘することになる。
    やがて、すみれの過去が明らかになる。逮捕した犯人からの逆恨みでストーカー被害に遭い、体にも心にも大きな疵を抱えていた。「正しいことをしたければ偉くなれ」和久のその言葉は重い意味を含んでいた。青島は仲間たちや自分を頼ってくれる人々を守る為、強くなろうと胸に誓う。また、鉄面皮の冷血漢に見えた室井も秋田出身で東北大卒という異色のエリートで、優秀であるが故に身内に敵も多い孤独な男だった。室井は次第に青島を認め、目を掛けるようになるがそれはお互いにとって辛く険しい道程となってゆく。
    雪乃は青島やすみれの励ましを受け、父親の事件を乗り越えて、日本で生活していた。ところがそんな彼女に麻薬密輸の重要参考人という嫌疑がかけられる。雪乃を本庁の手に渡してはならない。青島は咄嗟の機転で雪乃を口汚く侮辱し、怒った雪乃から平手打ちを食らう。「公務執行妨害による逮捕」その場合、勾留権は所轄署が優先される。真下やすみれの協力により「取り調べと称する時間稼ぎ」で雪乃を保護する一方、青島は和久と共に真犯人を追う。そこで和久が見せたのはグレーゾーンに生きる人間たちと繋がりを持ち、彼らから巧みに情報を引き出す所轄刑事ならではの裏技だった。青島は和久から継承者に指名される。二人の活躍により被疑者は確保され、本庁刑事に引き渡された。だが、本庁や警察上層部の間で青島は悪名高き存在となる。 雪乃は、この事件をきっかけに警察官を目指すようになる。
    管内で発砲事件が発生。職質しようとした真下が銃撃され、重体に陥る。仲間の窮地に湾岸署は結束し全力をもって捜査に尽力する。そして、室井と青島のコンビにより事件は無事解決する。だが、室井は警備部に左遷され、青島は交番勤務に戻される。「市民に信頼されるお巡りさん」という自身の原点に立ち戻った青島はやがて再起することになる。
    この物語は、異色の経歴と特技を持つ青島刑事を軸に、彼を取り巻く人々が時代の変化により起きる数々の難事件と対決する、壮大なドラマとなってゆくのだった。

    当初の踊る大ラブストーリー計画:
    初期の構想段階では、すでに引退したベテラン刑事和久の娘をすみれ(監察医)に設定し、和久宅に居候する青島との恋愛も一案にあった。その後は、青島と雪乃、室井とすみれの二本立てでの恋愛路線、青島と雪乃とすみれの三角関係も構想されている。実際、青島・雪乃間での恋愛に発展しそうな伏線や、すみれが青島に惹かれてゆく描写もちりばめられており、室井とすみれの二人きりのシーンも幾度かあった。
    この恋愛ドラマ路線は、第1話が放映され視聴率が出た時点で取りやめが決定されたが、これは亀山プロデューサーの判断によると、脚本家・君塚良一は著書「テレビ大捜査線」にて語っている。このとき第4話までは脱稿していたので第5話からのプロットが恋愛の要素を排したものに変更され、以後は警察ドラマとしての視点に重点を置いていくこととなり、そこで雪乃の設定に大幅な変更が加えられている(血液型まで変更された)。(ウイキペディア)

  • 改めて見ると古き良き日本企業を垣間見れる。
    と同時にダメな部分もかなり見える。

    今だとブラックだとかなんだとか騒がれるんだろうね。。

  • 踊るシリーズ劇場版第1作目。
    やっぱりシリーズものは1作目が
    1番おもしろいよね。

    最初のなにげない場面が伏線になってて
    おもしろいなーと思える。
    ちょっとした事がぷぷっと笑えておもしろい。

    すみれさんが最初から辞表持ってたけど
    これはドラマから見てればわかるのかな?

    「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてんだ!」
    これは有名なセリフ。
    久しぶりに聞いても、おーこれだーと思った。

    小泉今日子こわかった!
    でもあっさりと捕まりすぎじゃない?
    副署長誘拐の犯人はイマイチだった。
    けど全体的におもしろいと思う。

    室井さん、命令してくれ!俺は室井さんの命令を聞く!
    つって。

    副署長保護したあと、官僚たちは終わったーって
    続々と帰っていく中、
    青島負傷!みたいなことを言っても声は届かず。
    そんな時にボソッと言ってた
    「兵隊は犠牲になってもいいのか?」
    これは名言のように聞こえた。

    織田裕二とか柳葉敏郎とか有名だけど、
    筧利夫もなかなかいい役だと思う。
    キャリアとして上にいくことだけを口にしてたけど
    人間らしさ持ち合わせてたんだね、と。

    コメディらしさもあってとても観やすい映画だった。

  • 個人的には新城の心情の変化に注目したい。彼の心の変化はわずかにでも確実に青島と室井の信念に"現場"だけでなく、"キャリア"の中にも影響を与え始めていることを示す。青島の負傷に対する幹部の反応に「兵隊は犠牲になってもいいのか…」と嫌悪感を示した言葉は隠れた名言。

  • ドラマの面白さそのままに
    最高の劇場版

    ”事件は会議室で起こってるんじゃない!”

  • 公開当時、映画館に見に行った。
    冒頭やクライマックスで、みんなが恐る恐る吹き出すように
    笑っていたことを思い出す。
    やはり、めりはりがはっきりしているとことが魅力のひとつだろう。

    映画単体でも楽しめると思うが、テレビ版から見てきた人にとって
    納得の展開で、取り敢えずテレビでやって映画でやれば良い
    という昨今の映画とはわけが違う。
    きちんと映画としてのスケールがあり、物語の広がりがある。
    ちょっと羊たちの沈黙をチープにぱくっていう感じもし、
    猟奇殺人の方はあまり必要性がないような気もしたが
    そこはそれ、フィクションと割りきって観られる。
    他にも可笑しいところがないわけではないが
    フィクションならではの”嘘”であり、気にならない。
    それよりも、日本の今までの警察ドラマのセオリーを打ち破った良作であるテレビドラマを
    映画にスケールアップさせることで
    いたずらにドンパチやるわけでもなく
    警察という組織の中での人間の感情の動きなど
    ある意味では地味なところに重点を置いて丁寧に描かれている。

    脚本は相変わらず笑わせてくれるし、感動させてもくれる。
    「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ」
    は、やはり何度見ても名言だと思う。

    いつの段階でこの設定ができたか知らないが
    吉田副総監と和久さんのエピソードも良い。
    和久さんから見た室井・青島コンビが、危なっかしくも頼もしく
    微笑ましく見えるというのも納得のいくところで
    介抱された吉田副総監と和久さんがロビーで無言で頷き合うシーンは
    男同士の長年の友情を感じさせてくれて好きなシーン。

    そういえば解決していなかった領収書泥棒も
    見事にオチがつき、これでこのシリーズが終わりになっても
    これから続くにしても、”彼ら”はそこにいてこうやって日々
    事件に追われ市民の為に働いてくれているという
    『続いていく』感が残り、爽やかな後味。

    細かな伏線も楽しめるし、それに気づかなくとも
    十分楽しませてくれる。邦画を盛り返す一翼を担ってくれた映画なのでは。

    文句なしのシリーズ集大成といえると思う。

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