ゴジラ×メカゴジラ [DVD]

監督 : 手塚昌明 
出演 : 釈由美子  宅麻伸  高杉亘  友井雄亮  水野久美  中尾彬 
制作 : 菊地雄一  富山省吾 
  • 東宝
3.28
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本棚登録 : 71
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104021724

感想・レビュー・書評

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  •   世界に誇るゴジラ・シリーズ第26作。21世紀に入ってからの本シリーズはすべて1954年の第1作の続編という形をとっているが、今回も例外ではない。
    日本政府は約50年前に死んだゴジラの骨を採取し、その遺伝子と現代技術を組み合わせて、ゴジラ防衛のための新兵器メカゴジラ=機龍を開発した。
    かつて自分のミスのために先輩をゴジラに殺された特生自衛隊隊員の茜(釈由美子)の遠隔操作により、機龍はまもなくして現れたゴジラに戦いを挑む。
    平成ガメラシリーズに対抗した平成ゴジラシリーズの一作だけあって、ゴジラが上陸した時に自衛隊がどのように対抗し攻撃するか、市民にどのように被害が出るかをシミュレーションして、今までのシリーズを踏まえて、ゴジラ対策秘密兵器をどのように予算を組んで建造するか、機龍の訓練などをリアリティと迫力を重視した描写満載で描きます。
    自分のミスのせいで先輩を死なせた心の傷を背負いながらゴジラと戦う機龍のパイロットを演じる釈由美子の凛とした魅力と演技が、印象的な人間ドラマ色の強い傑作怪獣映画です。
    機龍が暴走しながらも、ヤシマ作戦でゴジラに打撃を与える展開が、胸熱いです。

  • 別途

  • 併映との関係で尺を短くしなければならなかったとのことだが、コンパクトにまとまっており最後まで飽きずに見られた。

    ストーリーも上司のかたきを討つためゴジラを倒したいというごくシンプルでストレートなものになっていてわかりやすい。

    釈由美子は終始引き締まった表情なのだが、口をへの字気味にしている表情がなんだかかわいらしい(笑)。演技はまあうまいとは言えないが、前作の新山千春よりはいいかな。

    中尾彬は何度目のゴジラ映画? 途中で首相に就任、果たして良い者?悪者?と思ってたら「全責任は私が取る!」と言い切った。もちろん映画なんだけれど、コロナ禍の今観ると、やはり総理というのはこうあってほしいと思ってしまった。

    ゴジラとの戦いシーンも怪獣プロレスというよりは兵器としての戦闘に近く観れたので飽きなかった。まあ最後は決着がつくわけでもなく、おきまりのゴジラが海に去っていくというものだったけれど。

    エンドロールの後、宅麻伸が釈を食事に誘っていた伏線で、買っても負けてもごちそうするということになっていたが、釈は勝ちでも負けでもなく引き分け、その場合は私がごちそうするってことでしたよね? というのがちょっと良かった。機龍(メカゴジラ)に敬礼をし、去り際のストップモーションで終わるというのもグッド。

  • 自衛隊応援・宣伝映画かな。その意味で途中からどうでも良くなった。本筋とは全く関係ないが、劇中笑顔を殆ど見せないクールビューティ釈由美子嬢のスレンダーな肢体にマッチした隊員服はかっこいいなぁと。また、二枚目女性キラーの役所の多かった宅麻伸の中年丸出しの状況は役作りかか、それとも…。

  • 人気アニメシリーズと似たシーンが多いことなどから、毀誉褒貶の多い作品だが、素直に楽しめた。特撮も独特のスピード感があってよかったと思う。

  • BSNHKで放映したのを視聴。
    「GODZILLA」を見た直後なので、どうしても比較してしまう。
    脚本が物凄くチープなのはどうなんでしょうか。
    ゴジラ、メカゴジラ、と言う素晴らしい素材を持っているのに、なんという安易なお話。
    本筋である戦闘シーンは兎も角サイドストーリーがむっちゃクダラナイ。
    兄を殺されたとネチネチ絡む自衛隊員、宅麻伸と釈由美子との全く必然性のないラブコメ模様、水野久美が出ているのは嬉しいけど、あいも変わらず適当な国会対策。
    新作「GODZILLA」に全くホワイトハウスが出てこないのと対照的だ。
    所謂「昭和ゴジラ」を観て育ったんで「平成ゴジラ」は殆ど観ていないのですが、それにしても酷い出来。
    唯一劇場に足を運んだ「ゴジラVSヴィオランテ」は大人の視聴に耐えうる作品だったような気がするんだけど…。メカゴジラの造形は好きですよ、昔っから。

  • ジラに襲撃され自らのミスから図らずも仲間の犠牲を余儀なくされた自衛隊員茜がメカゴジラ(機龍)により再びゴジラに挑むという話。(以下ネタばれ含みます)


     多少評価が割れているようだが、たしかに微妙な作品ではある。良い点はゴジラ映画の多くにみられる短めの上映時間に合ったシンプルな筋立てになっているところだろう。それぞれの登場人物の背景描写はともかくはっきりとした位置づけであまり無理をしていない点は良い。また機龍の造型も悪くなくなかなかカッコよく出来ていると思う。一方、クライマックスの特撮はチープでこじんまりとしている。メカゴジラがゴジラに体当たりをくらわすシーンも重量感を欠いた軽い感じでがっかりした。また茜が直接メカゴジラに乗り込む時の「放射線除去装置」の一言とか機龍へ電力を供給する際にいったん周囲の停電をOKとする下りなど、東日本大震災後には呑気すぎる表現に思えた。ゴジラ松井の中途半端に目立つシーンもなんか気の毒(苦笑)。関係ないけど杉作J太郎もちょっと出てた。
     ちなみに21世紀に入ってからのシリーズは1954年の1作目の続篇という形になっているそうだが、その方向性は悪くないと個人的には思う。ゴジラ映画を全く通過しないで最近観出したという詳しくない人間にとっては、いろいろ作品が出て正史の様なものが無い感じもしていたので。まあしかしそのことが商業的な成功と結びついたかどうかは知りませんが。

  • 役者も悪くないし、ストーリーも特撮も良くできてる。
    惜しむらくはハムスターだの、松井だの、無駄なタイアップ。
    釈由美子が、もう少し芝居が上手ければ言うことなかったのに。
    エヴァからフィードバックしたっぽいところは、ご愛嬌かな。

  •  特生自衛隊とか、ゴジラを倒すための特別機龍隊とか、途中まで遠隔操作なのに最後は人が乗り込むとか、舞台設定とかストーリーはとても面白かった!

     ただ気になるとこがいくつか。
     ヒロインが棒読みというか、クール系ヒロインだとしてもちょっと演技が微妙だった気がする。
     あと、機龍が暴走したときいつのまにか「みんなでがんばって直したからもう平気」とか「総理として責任とるからいいよ」とか、そこまでの大問題じゃないみたいになってたのが不満。ここんとこをねっちり、自分たちの責任だって落ち込んで全身全霊で原因究明する科学者たちとか、人殺し機械を国家のお金で作った独裁総理と責められながらもゴジラを倒すため悪役にでもなんにでもなってやるっていう総理の苦悩とか、そのへん見たかった。

     文句ばっかり垂れたけど嫌いじゃないデス。点数は辛いけどねw

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