フォーン・ブース [DVD]

監督 : ジョエル・シューマカー 
出演 : コリン・ファレル  キーファー・サザーランド  ラダ・ミッチェル  フォレスト・ウィテカー 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.44
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本棚登録 : 623
感想 : 125
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142180728

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。

    ほとんどひとつの電話ボックスで繰り広げられる
    やり取りだけなのだが
    敵の不気味さ、主人公の赤裸々な姿、周囲の緊張感など
    シンプルな構造の中でふくらみのあるお話に仕立ててあった。

    締めくくりのちょっとしたツイストがイイ。

    サクッと楽しめる良作です。
    粗探しはいたしませぬ

  • 浮気、嘘、傲慢に生きてきた男が、見知らぬ男から公衆電話にかかってきた脅迫により、自らの過ちを告白することになる。

    結局犯人は謎の男のままで、次の被害者がでてしまうというところでおわっているから、なにか寓話的な話だな、と思った。不誠実なものには謎の男から天罰が下る、次はあなたかも、、みたいな。
    そう考えると、その謎の男は何の権利があって主人公らを断罪し、罪を告白させているのか、お前には後ろめたいことはなにもないのか、などという気持ちがわきあがってくるものだが、それこそがこの映画のメッセージだったのではないか。
    この映画でも、主人公がテレビで中継されるシーンがあったが、現実で、そうやってテレビで事件やスキャンダルを知っただけの第三者である私たちが、勝手な処罰感情でああだこうだと騒ぐのと、映画中の謎の男の軽薄な傲慢さが見事にかぶってみえるではないか。

    最終的には自分の命のためではなく、妻を守るために全てを告白したというところがよかった。
    全編通してほぼ電話ボックスの中でストーリーが展開するが、それでもドキドキハラハラした。

  • 電話ボックスの中だけでほぼ全てが完結する映画。メディアコンサルタントであるスチュアート。ある日、いつも恋人に電話している電話ボックスの電話が鳴り、何となく出てみる。すると電話の相手は、「電話を切ればお前を狙撃する」と言ったのだった。

    コリン・ファレルのチャラい感じが絶妙なこの映画wサスペンス映画系のおすすめで毎回見かけたので見てみました。電話の相手とスチューの掛け合いだけで話が進んでいくのですが、とにかく八方ふさがり感がすごい。
    でも結局犯人がなぜこんな告白をさせたかは謎のまま。ちょっとSAWぽいところもあったかも。てっきり、最後に救急車の中で殺されるかと思った。逆転裁判をやりすぎて、「でもそのピストルに指紋が残ったとしても、線条根が違うから疑われないのでは?」という疑問はあったけどwでもスチューにそんなこと分かるわけないのよね。かわいそうなのは何も知らされないでいきなり恋人が殺人容疑者としてテレビに出てた上、駆けつけたら妻帯者だと知らされた上に最後は妻を選ぶという場面を見せられた恋人だと思う。

    短いし、最後まで展開が読めなくて楽しかった!

  • 動機の説得性が曖昧、だからこそ面白い。

    嘘や詭弁など、誰もが一度は他人に対して何の罪の意識もなく使ったことがあると思う。
    そんなことはささいなことであるし、殺されるほどの罪を犯したわけではないという感想がまさにこの映画の根幹であると考えた。

    狙撃手に狙われるスチュも同様のセリフを発する。
    「ほんの些細なことじゃないか」

    限られたカット割りの中で繰り広げられる緊迫した展開の中で、自分もこのような正義の天罰が下ることを恐れていることを感じさせる作品だった。

  • 昔見て超面白い!っと思った記憶はあるが詳細は忘れていたので二回目も楽しめるかなーと思って見てみた。やっぱり面白い。あっという間の80分。緊迫感もいいけど、最後にスチュが自分の弱さを告白するシーンは感動。でも犯人はコレもショーの一つとして楽しんでいたと思うとゾッとする。犯人は登場人物から考えて助手かと思ってたけど囮だったか。最終的に出てきたおっさん誰だよって感じだが、本当にただ電話ボックスを見ている人だったのかな。観終わってみてこれが現実ではなく映画だったってことに気づくとやっぱコリン・ファレルの演技がすごすぎるってことになるんだと思う。クソッタレのあばづれもうだつの上がらない女優も、スチュを尊敬する助手もみんなリアルすぎて、自分の現実と重なるんだよ。なんか。

  • 口あいてるからベン・アフレックかと思ってたら、コリン・ファレルだった。

  • キーファー・サザーランドの声が素敵(〃ω〃)

  •  ベルが鳴り響く電話ボックス。主人公「スチュワート」は、思わずその電話を取ってしまった。電話の相手は自分の要件を伝える。「電話を切ったらお前の命はない。」

     携帯電話が当たり前となった現代を描きながらも、あえて電話ボックスを舞台としたサスペンス。いわゆる「ソリッド・シチュエーション・スリラー」といった作品群に位置する映画でしょうか。ストーリー展開自体はアリガチなものだったけれど、そこは演出の為せるワザか、なかなかにスリリングな映画となっています。

     長編映画でありながらも、まるで短編映画のような疾走感がある。あっという間の81分でした。単なるサスペンスかと思いきや、教訓めいた結論だったという点は、やや辟易ですが。


    【原題】Phone Booth
    【監督】ジョエル・シュマッカー
    【出演】コリン・ファレル、フォレスト・ウィテカー、ラダ・ミッチェル 他
    【制作国】アメリカ
    【公開年】2003年
    【公式サイト】 http://movies.foxjapan.com/phonebooth/noflash.html

  • 人に好いてもらうため、自分をよく見せるために吐かれる嘘、
    いわゆる、見栄(虚飾)は七つの大罪では傲慢の罪にあたる。

    ちょっと調子に乗って言った叶えられない約束事とか、
    真に受けられると困る社交辞令、
    で、相手が食いついてきた途端、手のひら返しで逃げる。
    叶えられない、ありもしない希望をつかまされる。
    これが、どれほど残酷か分からないんだろう。
    でも、コレ日常的に無意識にやっている人、ほんと多くて、
    見栄による嘘と二枚舌を駆使して伸し上がった
    主人公(コリン・ファレル)が電話ボックスに閉じ込められたり、
    ライフルで狙われたり、酷い目に遭うシーンに、ちょっと……二ヤリ。
    ラストには懺悔があるので、少しすっきり。

  • 単純に言うと公衆電話ボックスから出ると死ぬ。この分かりやすさと電話ボックス周辺の状況が段々悪化していくのが新鮮で面白かった。ずっとハラハラしながら熱中した作品

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