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- / ISBN・EAN: 4900527006928
感想・レビュー・書評
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@神奈川県民大ホール
オデット/オディール:荒井祐子/ジークフリード王子:熊川哲也/ロットバルト:S.キャシディ 他
夏に観た英国ロイヤルバレエの白鳥の湖があまりに素晴らしく、これから先に観る白鳥の湖は滅多なものでは満足行かないのでは…と思っていた矢先、日本のバレエ団でこんな良い公演を観れるなんて。K-Ballet、侮っていました。
そして、王道と言われようとありきたりなチョイスと言われようと、やっぱりバレエ演目では今のところ白鳥の湖が一番好きだなー。音楽が素敵。
何を置いても荒井祐子さん。
オデットの時には今にも消えてしまいそうな儚げな舞い(ゆったりしていても全く軸がブレない!)なのに、オディールになった瞬間に妖艶な表情とキレのある踊り。途中からはだいぶ疲れてしまったのか、フラフラすることもあったけれど。いやー、でも良かった。本当に良かった。
蛇足ながら、元々この神奈川公演は佐々部佳代さんが主演するはずだったのだけれど、直前でキャストが変更となった。他の公演でも彼女はオデットを踊ることはあってもオディールは演じない。またこの公演でも彼女は別の役で出演している。
こういう事態の積み重ねから何が起きたかは大体想像がつくし、今までの公演を観ていればなるべくしてなった結果かな…。
第一幕の群舞などは、やはり団員の実力差のためか英国ロイヤルバレエの時の派手で高度なものはなかったけれど、手堅くまとめてくれて安心して観れる。これは決して悪いことではない。実力に見合わない振付をハラハラして見るのは観客としてもなかなかつらいので。
熊川氏の演出は、「見せる・魅せる」という点をすごく重視した演出だなぁと思う。
衣装や舞台装置が華やかなのはいつものことだけれど、今回の白鳥の湖も、オデット本来の可憐で可愛らしい乙女の姿を見せて、そこからロットバルトの呪いによって白鳥に変身させられてしまった場面をちゃんと見せている。
熊川氏のジークフリート王子については、今さら何も言うことはないんだけど(笑)、毎回ながらほんのわずかの出番で段違いの実力を見せつけてしまう。41歳とは思えない跳躍力とキレ。
この人はあと何年踊ってくれるのだろう。出来るだけ観て、目に焼き付けておかなくてはなーと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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初めて見たKバレエカンパニーの作品でした。
娘がバレエを習いはじめたのをきっかけにバレエを見るようになった素人ですが、熊川さんを始めとしたバレエダンサーのテクニック、衣裳、舞台装置、音楽と十分に楽しめました。 -
家にあるやつじゃないんだけど。
好きだからね。
上手なんだわ本当。 -
熊哲見るなら白鳥!オデットの方がキレイでした…