放浪記 [DVD]

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監督 : 成瀬巳喜男 
出演 : 高峰秀子  田中絹代  宝田明  加東大介 
制作 : 林芙美子  井手俊郎 
  • 東宝 (2005年8月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104032959

放浪記 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 2011.3 鑑賞

  • 日本映画専門CH。

    同時代の「花子とアン」とは真逆の人生だ。
    林さんの朝ドラを見てみたい気もするが、名を成し虚無感で終わるのでTVドラマ向きではないのかも。

    高峰さんの猫背で仏頂面の役作りが素晴らしい。

    カフエーという特殊喫茶は初耳だった。
    映画で知る当時の風俗、文化。だから僕は古い映画を観るのです。

  •  1962年、東宝。成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演。『浮雲』同様、成瀬=高峰のゴールデン・コンビによる林芙美子原作の映画化。冒頭のクレジットに菊田一夫の名前が出ていたから、舞台化の方が先行していたということか。だが、少なくとも森光子と高峰秀子では、俳優としての格が決定的に違うことを痛烈に感じさせられた。ひょっとしたら、林の原作よりよいかもしれない。

     『浮雲』のときもそうだったが、少しずつ崩れ、やさぐれていく高峰秀子を追いかけていくだけで画面に釘付けになる。成瀬の演出は、小津や黒澤のような、画面からすぐに伝わる強烈な個性があるわけではない。しかし、何だかいつまでも見ていられるかのような、この映画がいつまでも持続するかのような錯覚を起こさせてくれる、不思議な空気感を漂わせる。この世界が、映画という枠の中のことであることを忘れさせるような映画。これもまた、映画という形式の一つの可能性、なのだろうか。

  • 高峰秀子が 林芙美子役 で・・・・
    ちょっと 眉毛が下がり気味で たれ目の表情。
    そういう 役つくりをしているのだろうか。

    貧乏が うりもので
    一生懸命 書き続ける。

    母親(田中絹代)と一緒に行商に出る。
    ひとり立ちして カフェーに勤める。
    そこで 詩を 伊達(仲谷昇)に認められて・・・
    結婚するようになる。

    イケメン 男で 女を口説くのが義務のような男。
    そして 次は 肺病 やみの さえない作家 宝田明。

    母親が たずねてきたときに 
    宝田が ふてくされたような顔をして
    ぷいと 家を出てしまう。
    高峰秀子は 泣き崩れるが
    母親の顔を見たときに・・・舌をぺろりと出すしぐさがいいね。

    男運 がわるいのである・・・
    それでも けなげに 書き続ける。
    放浪記が 世にでて・・・・女流作家となる。

    貧乏が 売り物だった。

  • 林芙美子の半生を描いた物語。

    高峰秀子さん目当てで観たけど、内容も気にかかるところが多かった。

    痛い目にあってばかりだから、男に甘くなっちゃう(?)とか。
    何か違う人生があるかもしれないって思うのに何もできずにいるとか。
    そんな台詞があった気がする。

  • 成瀬巳喜男の映画はやっぱり、ダメでヤな男が活きている。『浮雲』しかり。そして『放浪記』しかり。林芙美子こと高峰秀子が騙される女好きの詩人の図々しさといったらもう憎らしい。けれどもその面の皮の厚さに、観ていていつのまにか脱帽している。漱石の『道草』に登場し、しきりに金をせびりにくる養父に通底するものを感じた。

  • 以前から観よう観ようと思っていた成瀬監督をついに鑑賞。
    いや~素晴らしい。
    間違いなく黒澤、小津に並ぶ日本が世界に誇れる名匠でしょう。
    男と女の描き方が実に巧い。
    特に女性が巧いと感じました。

    この高峰秀子は凄いですね~。
    まったく美人にみえません。
    いつも猫背でだらしのない着物の着かた、生活に疲れきったけだるい表情。
    全身から貧乏人のオーラを漂わせていて、とても「二十四の瞳」で可憐な大石先生を演じた同一人物にはみえません。

    「ゴミ箱の中身をぶちまけたよう」に描かれる林芙美子の立身出世の物語。
    その出世の仕方だってライバルから預かった原稿を提出せず、自分が文壇デビューを果たすというあさましさ。
    しかし終盤で警察に連行される芙美子がのちの夫となる画家に自分の原稿をまるで我が子を託すように「しっかり預かってて」と懇願するシーンがある。
    このシーンを観て大切な原稿を他人に、しかもライバルである芙美子に気軽にポンっと預けてしまった草笛光子は「やっぱり負けだなぁ~」と感じてしまいました。

    正直、こんなに成瀬監督の作品が肌に合うとは思わなかったな。
    また観たい監督さんがひとり増えちゃいました。

    (1962年 日本)

  • 0153

  • 高峰秀子の体当たりと言われる演技が、なんとなく痛々しい。
    学生役で草野大吾が出ていた。「前略おふくろ様」の田中絹代を思い出す。

  • 高峰秀子演じる主人公は内も外も濃すぎ。外はわざわざ作ったたれ眉が…眉って大事。中は貧困や不幸を自ら呼び寄せてるよ、という。見てくれだけで男を選ぶから、二股かけられたりスネられたり散々な目にあうのでは。それと不幸をぶちまけられても。少々嫌悪感。放浪の人生を歩む女の姿を味わう前に脱落。

    決定的に嫌なのは、主人公と元恋敵が小説で競うシーン。主人公は、元恋敵から預かった原稿を提出せず、結果デビューをもぎ取ります。原稿を出す暇がなかったと言っていたけれど、ものすごい後味の悪さ。

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