東京ゴッドファーザーズ [DVD]

監督 : 今敏 
出演 : 江守徹  梅垣義明  岡本綾  こおろぎさとみ 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
4.04
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本棚登録 : 1970
感想 : 345
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462008305

感想・レビュー・書評

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  • ホームレス 3人
    オカマのはなちゃん。ギンさん(江守徹)。ミユキ(岡本綾)。
    は、クリスマスの日に、あかちゃんを拾う。
    岡本綾の声って 低音だね。

    はなちゃんは 赤ちゃんが欲しかった。
    クリスマスなので 聖子 という名前を付ける。
    名付け親というのが ゴッドファーザーと言う意味。
    ギンさんは 育てられないから 警察にとどけよう
    というが、赤ちゃんのオヤを捜しに 3人は 走り回る。
    東京らしい 出会い。東京が日本の縮図なのだ。
    ヤクザの娘の結婚式。外国人。オヤジ狩り。など

    ギンさんの過去や
    はなちゃんの過去にであいながら
    赤ちゃんの母親を 探り当てる。

    画面は 冬で 雪が降っているのだが、
    なぜか、ほのぼのと あったかくなる。

    街の看板に名前がでているのが 良いなぁ。

  • 家出娘とオカマ(作中まま)とオッサンのホームレストリオ。
    家族のように暮らす三人が、赤ちゃんを拾って起きる様々な出来事。
    年末の東京のお話。アニメにする意味があるのかというくらい、日本の社会を見事に描き、人間臭さがめいいっぱいあふれ出ている作品です。でも、これはぜったにアニメじゃないとダメだと思います。実写だったらこの作品のよさは出ないと思います。

    内容は文句なしに面白いです。見るなら作品と同じ年末に見るのがおすすめです。

  • ホームレスの三人がクリスマスの夜に捨てられていた赤ん坊を拾うことから始まる物語。

    監督 今敏、主演 江守徹・梅垣義明・岡本綾

    三人のホームレス、中年オヤジのゲンさん、オカマのハナさん、家出少女のユミコがクリスマスの夜にゴミ捨て場で見つけた赤ちゃんの両親を探すお話。

    基本的に非常にユーモラスな雰囲気を持った作品で、思わず笑ってしまうようなシーンもあるが、登場人物たちの抱えていたり直面する問題はかなり深刻である。
    ギャンブル・アルコール依存、孤児、殺人未遂、行き倒れ、重病、ホームレス狩り、誘拐等、自殺未遂等かなりシリアスである。
    だからと言って作品が重苦しい雰囲気になる事はない。
    捨てられた赤ちゃんの幸せを第一に考えて大変な思いをしながら走り回る彼らの姿にガンバレと応援したくなってしまう。
    エンディングもこの作品にふさわしいもので心地よい余韻に浸れた。


    この映画で一番印象に残ったのは、アニメのキャラクター達がちゃんと演技してるという事だった。
    喜怒哀楽の表情、仕草など本当に素晴らしい。
    まるで本当に優れた俳優が演じているんじゃないかと思うくらいだ。
    映像も素晴らしく私的にはジブリとかの作品に負けていないと思う。
    所々で効果的に流れてくる第九のメロディーもいい感じ。
    (エンディングの第九の替え歌的な歌も面白かった)

  • アニメでこんなに泣いたのは初めてかもしれない。

    一分の隙もなかった。

    ハナが赤ちゃんとビルから横断幕のおかげで助かるシーンが美しかった。
    今の技術なら違和感なく実写化できるかもしれない。
    でも、あのシーンの美しさはアニメだからこそできたように思う。アニメ万歳。

    ラストの台詞が心に残った。(ちょっとうろ覚え)
    「相手はホームレスですが・・・」
    「そんなの関係ありません」

  • ホームレスの所に迷い子の赤ちゃんが...という返す為にどうするか?という、色んな人達の色んな考えを持ち、アニメでここまでアニメ映画っぽくないのも珍しいですし、中々心暖まるストーリーなので万人向けですが、やや大人向けです。ラストも良いですがハッピーエンドが嫌いな方は合わないかと思いますが、これが洋画か邦画だとすると、ファミリー向けと言われるかと思います。
    個人的に今敏監督っていうとこの映画を思い浮かびます。あと、声も結構、有名な俳優さん等が演じてるのですが、演技力も高いかと思います。

  • あたたかい映画だった。

  • ホームレス3人が拾った赤ちゃんをめぐって、うそーん、な展開が次々起こるけど、アニメだから笑える。 気楽に見れて良かった。

  • 2016/03
    偶然が重なる幸せなアニメ
    東京の話
    いい映画

  • 今敏監督作品。
    ホームレス3人組が聖夜に赤ちゃんを拾ってしまう。警察に届けず捨てた親を見つけると言いだしたおばさんのおじさん(オカマ)に引きずられる形で東京中を歩いて行く3人。

    面白かったです!
    最後に向かってスピードアップする展開、3人それぞれの生い立ちが徐々に分かったり、あっという間の90分です。
    数々の奇跡は笑っちゃうようなところもあるけど、全て丸くおさまるラストに大満足でした。

  • 偶然が重なって奇跡がおこる。
    よくありそうだけど、その表現の仕方やタイミングが面白かった!
    伊坂幸太郎の描く偶然にも似てたかな。

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著者プロフィール

今 敏(こん さとし)
1963年10月12日生まれ。北海道出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒。漫画家、アニメーション監督。大学在学中の1985年、ちばてつや賞を受賞し、漫画家としてデビュー。漫画作品としては『海帰線』、『ワールド・アパートメント・ホラー』、短編集『夢の化石 -今 敏全短篇』(以上 講談社・刊)、『OPUS』上・下巻、『セラフィム 2億6661万3336の翼』(以上 徳間書店/復刊ドットコム・刊)がある。
1990年以後、劇場用作品を中心に、美術設定やレイアウト担当としてアニメーションの世界でも活躍。1998年には、映画『パーフェクトブルー』で初監督。その後、2002年『千年女優』、2003年『東京ゴッドファーザーズ』、2006年『パプリカ』を発表し、世界各国の映画賞を受賞。また、2004年には、TVアニメ『妄想代理人』を、2007年には短編アニメ『オハヨウ』を制作。
2010年8月24日逝去。享年46歳。

「2023年 『今 敏 MANGA選集 3 海帰線 [ワイド版・生原稿ver.] KAIKISEN』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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