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- / ISBN・EAN: 4988104032614
感想・レビュー・書評
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素晴らしい。ネタバレしそうなので時間がある時にまた書きます。
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2004年作品 三谷幸喜監督
笑いとは こうやってつくるのか?
という 手練手管を 検閲官(役所広司)の指摘に対して
脚本家 椿一(稲垣吾郎)は 対応する。
舞台は 昭和15年。
不許可 と言う判子をおす 役所広司。
彼は 腹から笑ったことがない にもかかわらず 劇の検閲官となる。
その設定から 『笑い』の本質を 明らかにしようとする工夫がある。
今川焼 をわたす 稲垣吾郎。
検閲官は 怒るが 結局は受け取ることに・・・
なんとなく、今の中国を思い出させる。
稲垣吾郎の書いた脚本は ロミエットと ジュリオの物語・・・
役所広司は言う 『皇紀2600年になぜ外国人の名前なのだ。』
稲垣吾郎は 寛一お宮の物語に変える。
役所広司は言う 『国のため と言う言葉を3回言う』
国のために・・・といって おくに さんが出てくる。
国のために・・・といって すき焼きが出てきて お肉のために変えてしまう。
劇団の座長の小松政夫のギャクが 寒い。
役所広司は言う 『接吻はしてはならない』
稲垣吾郎は 邪魔をする警官を想定する。
そこから 役所広司がいろいろアドバイスする側に・・・
稲垣吾郎は なぜ 笑っていけないか?
と質問をして 役所広司は 怒り・・・
『笑う箇所はすべて削除せよ』という・・・
稲垣吾郎の書いてきた 脚本は・・・
楽しめました。 -
映画は脚本だよねって教えてくれる
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密室劇。三谷映画のなかで一番好きかも。
喜劇に対する愛を感じる作品。主役の二人も人間らしくて、すごく可愛い! -
タイトル通り、笑い(構成)の勉強になった。
物事を構成していく時の頭の中の葛藤がそのままスクリーンにあらわれた作品という印象を抱く。自分の思考パターンと違う人の頭の中をのぞいている気分になり、次の展開にわくわくし、まるで映画と対話しているようだった。
【以下、微ネタバレ】
ただ、だからこそラストに検閲官殿がデレはじめたのは折角の対立構造が一方に懐柔されてしまったようで個人的には残念でならなかった。コメディ映画の〆としてみるには舞台背景がシビアすぎる故、彼らしさを貫いてある程度ニヒルに締めてもらった方が厚みが出ていたように思う。
まあ、オチに監督らしさがでるとはこういう事かー。
TVと映画でしか知りえなかった三谷さんの世界観を「劇」として垣間見た気分になれて良かった。(2004年/日本) -
三谷監督作品で一番好き。
とても笑えます。
ダメとわかってる悪いことを、言葉遊びで挑発して楽しむ大人2人の無邪気さというか少年さというか。
面白くて、心にもじんわりときます。