茶の味 グッドテイスト・エディション [DVD]

監督 : 石井克人 
出演 : 坂野真弥  佐藤貴広  浅野忠信  手塚理美  我修院達也  土屋アンナ  中嶋朋子 
  • TCエンタテインメント
3.59
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感想 : 251
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4947864901851

感想・レビュー・書評

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  • 石井克人監督の『茶の味』、けっこう期待していたのに面白くなくてがっかり、げんなり、ぐったりしました…疲れた…。
    (あとで調べたらキネ旬ベスト10にもヨコハマ映画祭ベスト10にも入っていない…そらそうだわ)

    理由ははっきりしていて、大して面白くないものを2時間20分も観せられたせい。せめて2時間に切り詰めていたならもっと面白くなったはずなのに…(そうしたら★4って感じでした)。
    石井克人さんの作品は『鮫肌男と桃尻女』しか観たことないけど、そちらもあまり好きじゃなくって。この人、タランティーノと相思相愛みたいな人ですね。その流れがあるのとカンヌで公開されたからか、海外ではなぜか評価がけっこう高い。字幕も日本語字幕はなく、英語字幕のみ。

    鮫肌桃尻の時の感想も同じで、我修院達也は最高に面白くて100点。この映画も我修院達也の出演シーンだけを抜いて20分ぐらいに編集したやつを観たい。(こう書くとなんだかAVみたいだ。まあ某つべに三角定規なの〜とか色々あるけど。)
    我修院達也…というより、私の世代だとギリ若人あきら。失踪事件で大騒ぎになって「テトラポッドこえぇー!」と思った記憶が。
    改名して石井監督作品にはなくてはならない人に。あと『千と千尋の神隠し』とかですね、友達ともよく話すけど「我修院はいつもおもしれー!」です。

    我修院達也が普通にしてても面白いのに、作品中だとよりキャラが濃くて面白い。我修院が面白すぎるから、他の部分で面白くしようとしてもぜんっぜん面白くない!我修院が主役で良いのに!!群像劇で色々アイデアを詰め込みすぎで、大切なところに焦点が合ってない感じがします。

    2004年ともうだいぶ前の映画。この頃の映画はけっこうこういうタイプのものが多いかも。松尾スズキの『恋の門』を思い出しました。こちらはけっこう好きです。
    まずは面白い映画を作って、ヒットさせて、飽きたから変わったものを作ろう…なら良いと思うけど、石井監督はわりといきなり奇を衒ってる感じがして。「石井ワールドだからね」みたいな、そういうのもあんまり好きじゃない。

    監督曰く、これまでの作品のようにテンポが速いアクションではなく、ファミリーもののコメディをやりたかったそうだけど、テンポがただ遅くて無駄が多いのと、緩急がついてるのは全く違うことだと思う。

    出演者、脇役チョイ役が今では有名になった人たちばかりで豪華でした。そして顔がアップにならない人が多い笑。
    土屋アンナはほぼ同時期に『下妻物語』に出演。今では2代目夏木マリみたいになってますけど。

    主演の女の子が可愛らしいけど、俳優業は引退されたみたい。アバレンジャーに出てるそうなので観てみようかなと思いました。

  • もう私がすごく小さいときに、親が自宅でこのDVDを見ている隣りで一緒になんとなく見ていたのを覚えてる。
    なぜか2回くらい観た気がするけど、それでも今覚えてるのは、この映画好きだなーっていう感触と、鉄棒、巨大ひまわり。

    こんど、次は自分でDVD手に入れて、もう一回見たいと思う。

  • 観ながら、何度「なにこれ」と言ったことか。

    スッタニパータに出てくる釈尊の言葉を思い出す教頭
    ロマンチ(お好み焼き屋)で待ってます♡
    そば屋事件とコンビニ事件
    「ヘイじゃないよ調子に乗って」
    「尻尾のカールは、受け継がれる」

    「なにこれ」
    「ふざけていやがる」
    一々が一々にして面白すぎる。笑っていられる。
    笑いとは、未知との遭遇。異世界との邂逅。
    完全に自分の範疇を超えていた。

    途中までは、面白いけど、それほど…と思っていたけど、やられた。
    あれはズルイ。
    じいさん。
    「なんでおれこどもなんだろうなぁ」という台詞とても響いて聞こえた。

    でもとことん自然体。というか、その空気感が心地よい映画。
    誰もが気取ってない。そして自由。
    そこに挟まれる所々綺麗な映像がニクイ。
    人と人とのビミョ~な距離感、うまい。

    「茶の味」ってタイトルからして、妙。
    あのつつましやかな題字、笑った。そのあと「野糞デビュー」だからなぁ。


    笑っていたのに、涙が止まらなかった。
    宇宙。
    同じものをみているということ。
    おおげさじゃなくていい。


    世界が変わるには、逆上がりが出来るようになるだけで十分なんだな。

  • うーんなんのこっちゃなんのこっちゃ。

    タイトル通り、お茶の味のようにとらえどころがなくて、でもなんだか幸せな気分になりました。

    浅野忠信の素っぽい喋り方が好きでした。
    おじいちゃんの歌では「なんであなたは三角定規なの」が好きです!かわいい!
    エンディング曲も良いー

  • 初の石井監督作品。

    思った以上に良かった。

    最初の方はどうなることかと思いつつ見進めたりしたのだが
    これはこれでけっこうアリです。
    不思議と全く最後まで飽きずに見せて貰った。

    登場人物はパッと見変わり者の集まりのようだが
    デフォルメはしているもののそれ程フィクションではない。
    変わり者の最右翼、おじいちゃんの行動でさえ
    見進めていくうちに納得できるようになっていた。

    主登場人物のほか、随所に豪華な出演者。
    彼らの魅力、力量で随分と支えられている部分も少なくないようにも思う。

    見る人を選ぶ作品ではありますが
    ここでの石井ワールド、私は嫌いじゃないな。

  • 浅野忠信の野糞話がとにかくおもしろかった
    今まで映画を観ていてこれほど笑ったことはない
    気張って観る映画ではないので、なにかの作業のBGMとして観るのがオススメ
    ハジメくんの傘の渡し方が男前すぎて「ヤッタ!」とこっちまで叫びたくなった

  • きーみーのなみだがーしぐなるしぐなる♪ ここです。ここが好きすぎるんです

  • 2004年 日本 143分
    監督:石井克人
    出演:坂野真弥/佐藤貴広/浅野忠信/三浦友和/手塚理美/我修院達也

    のどかな田舎で暮らす春野家。精神科医の父ノブオ(三浦友和)、元アニメーターの母・美子(手塚理美)、長男で高校生のハジメ(佐藤貴広)、小学生の妹・幸子(坂野真弥)、そして歌と絵は上手いけど変人のお祖父ちゃん(我修院達也)と、アヤノ叔父さん(浅野忠信)それぞれの日常と、同居していないが美子の弟で漫画家の轟木一騎ら、町の人々らの日々が淡々と描かれる。基本的にはゆるーいコメディで、ツボにはまればずっと笑っていられるけど、好き嫌いは分かれる作品かも。

    今見るととにかく端役までキャストが豪華。ハジメが片思いしていたが転校してしまった女子が相武紗季、入れ替わりに転入してきてハジメが新しい恋に落ちるアオイが土屋アンナ、どちらもまだ初々しくて抜群の美少女。アオイが入部した囲碁部の主将が高橋一生、ハジメがつるんでる友人たちの先輩が松山ケンイチ。

    お母さんは子育てで引退していたアニメーター復帰リハビリ中、アニメ会社の監督役で庵野秀明、その助手が岡田義徳、その他なぜかSMAPの草なぎくん。お父さんの患者役が和久井映見で、彼女がナレーションも担当。優しい声でとても聴きやすい。

    アヤノ叔父さんは、音楽ミキサーで、元カノ役が中嶋朋子、仕事相手のCMディレクターが武田真治、彼が少年時代に見るヤクザの幽霊役で寺島進。このヤクザの幽霊エピソードは、食事中は見ない方がいいけどバカバカしくて結構笑っちゃう。

    幸子は、もうひとりの巨大な自分の幻覚がちょいちょい現れることに悩んでいる。実はこの映画、昔一度ビデオかテレビで見ていたので、部分的にとても印象に残っている場面があり、その最たるものがこの巨大幸子の場面。庭に顔出す場面とかめちゃシュール。そして演じている子役の坂野真弥ちゃんが抜群に可愛い。

    あとは、電車の中にロボットのコスプレ(?)みたいなので乗り込んでくる二人組が加瀬亮と水橋研二。幸子の学校の先生が尾野真千子。今なら主役級のキャストがごろごろ、ワンシーンのみの変な役などで出ていて、そこだけ注目してても面白い。キャストばかり並べてしまったのは、あらすじらしいあらすじがないからでもある。

    くだらないっちゃくだらないし、なんかよくわからないんだけど、ずっと見てられる変な映画。体調や精神状態にもよるけど、基本的にはとても好き。

  • レンタルで久しぶりに観ました。
    シュールでほのぼのした優しい世界がたまりません。風景も綺麗でした。
    さっちゃん可愛い…ずっと笑わないのに、ラストシーンで逆上がりしたあとすごい笑顔でほっこりしました。坂野真弥さんかわいいな…逆上がり前のシミュレーションめっちゃしてるの微笑ましい。
    でも、我修院さん最強です。いつも頭爆発してて妙だけど耳に残る歌を朗々と歌って…山よ!もいいですが、三角定規の歌が好きです。三角定規の歌の途中で、さっちゃんの「三角定規だから?」という合いの手が入るのもかわいい。
    脇の人たちも豪華で…草剪剛さん、加瀬亮さん、松山ケンイチさん、高橋一生さんとかはわかったのですが、相武紗季さんがわかりませんでした。。庵野監督も結構出てた。あと寺島進さんの圧が強い。
    おじいちゃんのスケッチブックを家族で見るシーンは温かくて良いシーンでした。写真だけですが、おばあちゃんが樹木希林さんだったのも素敵です。
    向日葵が宇宙へドーン!のところも好きです。
    なんだかずっとにこにこしながら観ていた気がします。皆さんとても自然で、穏やかな気持ちになれました。

  • う?ん、不思議な映画だったなあ。妄想がもろに画像にでてくるような。
    鳥の鳴き声とかが妙に印象に残りました。

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