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- / ISBN・EAN: 4562109407594
感想・レビュー・書評
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大好きで、よく聞き込みました。サマータイム、歌えます。何度も練習しましたから。
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今日聴くのは、Big Brother and Holding Companyの"Cheap Thrills"。
ジャニス・ジョップリンの出世作だし、Janis Joplinの・・・と言っても良いんだろうけど、やはり、バックの演奏もあってこそ、と考えて、Big Brother and Holding Companyの作品と呼びたいですね。
アルバム・タイトルに関しては、元々は、"Dope, Sex and Cheap Thrills"というタイトルが推されていたとか。
でも、これは、コロンビア・レコード側が、"ドープ&セックス是認のアルバムを出すわけにはいかない"と言ったため、短縮されたそうです。
まぁ、企業の判断としては、これは仕方が無いですね。
でも、個人的には、あからさまな"Dope〜"というタイトルよりは、"Cheap Thrills"(ちんけなスリル)の方が格好良くて好きです。
そんなタイトル通り、スリルの連続な内容は、素晴らしい。
ハスキーなジャニスのヴォーカルが全面に出ていて、これぞブルーズ!ロックンロール!という感じで、よく、ジャニスのレベルに合わずに解散させられたと言われるバンドの方も、そこまで悪いとは思えない。というか、バックの演奏が平凡というか、あの当時ならありふれていたと思われる感じだからこそ、よりジャニスが目立って良く聴こえるんじゃないかな〜と。
なんて言えばいいんでしょうか・・変な例えですが、よくアイドル・グループとかで、なんでお前が!?っていうような顔の人っているじゃないですか。
ああいう人は必要なわけですよ。他のメンバーのルックスの良さをより際立たせるために。
そこら辺が、ソロとの違いというか、ソロだとどうしても絶対的な力量が必要だけど、グループだと、相対的な効果が加わる分、余計にインパクトが増す。
この辺が面白いですね。
って、話が逸れてますが、やっぱり、全部ひっくるめて、この作品は良いと(笑)
勿論、ジャニスは絶対的な力量もダントツに凄いと。
まぁ、こう思うわけです。
タイトル通り、これまたチープというか、歪み具合の安っぽさがたまらないサム・アンドリューとジェイムズ・ガーリーのエレクトリック・ギターだって(ジャニスのバックとして)結構、気に入ってます。
どの曲もソウルフル、まさに魂の叫び声ですが、白眉はやはり"Summetime"〜"Piece Of My Heart"ですね。
ここまで力強い歌声って、恐らく、他にゃあいないですよ。
前者なんか、ジャズ・スタンダードを、ロックにしてます。後者は代表曲の1つですね。
あと、"Ball And Chain"の"I say aaa, wow, wow!!"の部分の掠れたシャウトとかも聴き所です。
やっぱり、必聴の名盤の1つですね。