きょうのできごと スペシャル・エディション [DVD]

監督 : 行定勲 
出演 : 田中麗奈  妻夫木聡  伊藤歩  柏原収史  三浦誠己  池脇千鶴 
  • レントラックジャパン
3.42
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本棚登録 : 767
感想 : 147
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102014131

感想・レビュー・書評

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  • 2003年公開。


    京都の大学院に進学する仲間の
    引越し祝いに集まった男女7人の、
    どこにでもある
    なんでもない1日を描いた青春映画です♪



    公開当時映画館で観ました。

    関西在住の自分としては
    京都が舞台なだけに
    思い入れたっぷりに観てたけど、
    キャストの関西弁にも
    それほど違和感を感じることなく
    まさしく京都を散歩した気分で
    はんなり浸っていられました。

    なんと言っても
    恋人同士の会話が
    ほんまリアルでいいし、
    どこか切なくて、
    所々に笑える小ネタが満載です。
    (変な髪型にされる
    西山役の三浦誠巳には爆笑)


    終始淡々とした
    大学生たちの1日が語られる中、
    平行して語られる、

    打ち上げられた鯨と女子高生の話と

    ビルに挟まれて動けなくなった
    川崎という男の話。


    特にビル男の話は
    物語全体のいいアクセントになって
    笑いを誘います(笑)


    あと、

    「あんな、酔ってる時って
    卵の中におるみたいな気がせえへん?」

    から始まる、
    けいと(伊藤歩)から
    かわちくんへの
    酔っ払い談義が
    小説以上に
    おかしな雰囲気を醸し出していて(笑)、

    それがまた可愛いくて
    「スワロウテイル」以来
    久々に伊藤歩って女優は
    スゴいなって思いました(^O^)


    好きなシーンは
    深夜の鴨川の橋の上で
    車にひき逃げされた
    正道(柏原収史)と
    大阪にいる彼女の
    切なさいっぱいの携帯での会話と、

    気弱なかわち(松尾敏伸)と
    気の強い恋人ちよ(池脇千鶴)との
    天王寺動物園での
    デートのエピソードかな♪


    映画監督を目指す中沢に妻夫木聡、
    その恋人・真紀に田中麗奈、
    他に北村一輝、山本太郎、大倉孝二など
    キャストも豪華で、

    特に池脇千鶴と伊藤歩の
    キュートな熱演が光ってます!



    人生は目に見える
    大きな幸せだけじゃなく、

    本当は見過ごしてしまいがちな
    ささやかな
    幸せの積み重ねでできている。


    代わり映えのしない毎日に思えても
    ホンマはそうじゃないし、

    一人だと感じても
    一人じゃない。


    知らないところで
    本当はみんな繋がっていて
    誰もが誰かに守られて生きている。

    いろんな人たちに影響を及ぼしながら、
    世界はできている。


    偶然に見えるすべての出会いが必然で、
    退屈な日常が
    未来へと繋がっていると
    教えてくれた作品です。


    大好きな柴崎友香の
    同名の原作小説も
    オススメします(^_^)

    • maiさん
      これ、観たいやつですよ!
      あー観よ。
      やっぱり面白そうですね。
      これ、観たいやつですよ!
      あー観よ。
      やっぱり面白そうですね。
      2012/06/01
    • 円軌道の外さん

      あっ、ここにも
      ありがとうございます!

      日々の小さな出来事で
      みんな繋がってるし
      幸せもその中に
      潜んでるんですよね(o...

      あっ、ここにも
      ありがとうございます!

      日々の小さな出来事で
      みんな繋がってるし
      幸せもその中に
      潜んでるんですよね(o^-^o)

      どんな小さな日常からも
      幸せを感じとれるような
      強い心を作っていきたいなぁ〜♪


      この作品は
      普通の日常の中にこそ
      ホンマは幸せって隠れてるんやって気付かせてくれる
      いい映画なんで
      またチェックしてみて下さいね(o^-^o)


      2012/06/04
  • この映画大好き!
    8年前に劇場で観て以来、何度もDVDを借りては繰り返し観ています。
    もうDVD買おうかなあ。

    かわいい。ぶっとんでる。はちゃめちゃ。
    楽しそう。くだらない。おもしろい。
    うらやましい。キュンとする。ほろ苦い。
    そんないろんな気持ちになれる映画。
    主題歌の“マーブル色の日”、言い得て妙!

    この映画に出てくるカップルが大好き♪
    特にかわちとちよちゃんがたまんない。
    そして正道くんみたいな人に会いたい。
    真紀ちゃんが中沢くんの膝をぎゅっとして寝てるシーンも大好き。

    とにかくすっごく好きです!!

  • 気になってたけど観たことがないままで。深夜にたまたまやっていたので観ました。
    想像以上によかったです。
    特にこれといった出来事がある訳じゃないけど、それぞれの きょう が描かれていて 日常すぎて、当たり前になりすぎて、大切な 忘れてはいけないことを感じることができる気がしました。

    自分が彼氏とその友人と過ごしている時に、鯨が岸に打ち上げられたり
    彼氏と幼馴染が仲良くする姿に不安になっている時に壁に挟まれている男がいたり
    逮捕寸前なのに挟まれている時にレスキュー隊と絆が生まれたり

    いちにちの できごと
    他の日にはない その日
    きょう という日だけの できごと

    ちゃんと、きちんと感じていたい
    瞬間、瞬間のことを。

  • 京都が舞台の、のほほんとしたあったかい映画。
    なんでもない、毎日の中の1日を切り取った映画なんやけど、その一日、それぞれの人が何かを想い、何かが起こっている。
    そんな当たり前のことやねんけど、その日を大切にしたいって思える映画

    ときどき見て、心を幸せにできる

    音楽:矢井田瞳  マーブル色の日

  • 大学生の距離感、空気感の描き方がすごく丁寧で、その通り!。
    京都弁なとこや、服装や家の感じなど細かなところも素敵です。

    彼女や友達や勢いだけで行動してしまったり、切なくなったり、
    騒いだり、甘えたり、愛しかったり。
    学生時代に感じていたものの多くを感じました。

    『なんかうまく言えへんけど』
    大切なもの、空気感。

    行定監督、すごいな。

  • 〜2015

  • 女の子たちが総じて鬱陶しいけど、まぁそういうものなんだろう。
    派手じゃなくて、でもしっかり生きている。
    そんなきょうという日。

  • だめだ。小説じゃないと個人的にはつらかった…
    若かりし俳優さんたちは新鮮だったけど。こういう何も起こらないようででもどこかしらで何かは起こってて、みたいな日常は家でDVDで観てると寝ちゃう…

  • 懐かしき、夜の叡山電鉄出町柳駅前が映っていて、おまけに出町商店街へとつづく橋の上でマサミチくんが車に轢かれるなどして、当の場所への愛着があるぶん、個人的体験とダブってしまって評価が嵩ましされた。とはいえそれを何とか差し引いても、夜の若者たちという、どことなく物悲しく滑稽な存在がリアルに描かれていると思った。

  • 桐島部活〜にでてきた

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著者プロフィール

1968年熊本県熊本市生まれ。映画監督。演出家。2000年『ひまわり』で第5回釜山国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。『GO』で第25回日本アカデミー賞作品賞・最優秀監督賞を始め数々の映画賞を総なめにし脚光を浴びる。04年『世界の中心で、愛をさけぶ』が観客動員数620万人を記録。10年『パレード』は第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門国際批評家連盟賞を受賞。16年には『ブエノスアイレス午前零時』『タンゴ・冬の終わり』の演出において第18回千田是也賞を受賞。

「2017年 『きょうも映画作りはつづく 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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