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- / ISBN・EAN: 0036172955527
感想・レビュー・書評
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ねえ、英二さん。オレら最近からんでません?
ああ。そうかもな。
そうですよね。かなりからんでますよね。傍から見たらマブだと思われてるかも。
たぶんな。オレもマジ、お前のこと親友かと勘違いしそうになったよ。
聞いてくださいよ、英二さん。
誰も僕に用なんてないんですよ。
そんなこと言うなよ。オレはお前のことだけ見てるよ。
お前のことを思ってる人間がいることだけは心に留めておいてくれよ。
じゃあ、ごちそう様。
◇ 英二
BGM:The Arcade Fire/Funeral
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ご近所物語
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聴くと、不思議と気分が高揚します。
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彼らが拠点にしているモントリオールについても、彼らが影響を受けている80年代ニュー・ウェイヴについても知らない私ではあるが、この「葬式」と名付けられたメランコリーな世界にはかつてない程の刺激を受け、今も没頭して聴く毎日を送っている。作曲を手掛けるウィンとレジーヌは夫婦で、ネクタイ&スーツにカクテル・ドレスという風貌で統一した彼ら(7人組の大所帯)は、疑似家族を思わせる絆を感じさせる。実験的でやや取っ散らかったイメージもあるが、小洒落ている節はなくむしろ鬼気迫る演奏で、その熱いエモーションは大きな渦となり、聴く者の五感を掻き回す。?の「Neighborhood #4」は、ドアーズの「The End」のようなシャーマン的なものを想起させた。アルバムを締め括るレジーヌの?「In THE Backseat」も郷愁を帯びていて秀逸。人の死にも我々を包む大地や宇宙は不変で、ただそこに在り続ける。彼らは、そうしたものを“見守る者達”なのかもしれない。