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- / ISBN・EAN: 4988104022974
感想・レビュー・書評
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映像と、隠れ巨乳のまさみちゃんを堪能するための映画。
先日の『おやすみ日本 眠いいね』で、クドカンが「キラキラ映画に出たい、なんなら裏方で現場にいるだけでも」と言ったら、ゲストの森山未來くんが「ふたりで15年ぐらい前に出たじゃないですか。高橋一生くんの成長後が宮藤さんで」という話になってました。そのセカチューがタイミングよくBSで放映されたので久しぶりに鑑賞。
日本映画をダメにした功罪ある作品で思いつくのは、ひとつは『踊る大捜査線』で、もうひとつはセカチューとかなのかなーと思う。
この映画はツッコミどころも多いし、終盤30分ぐらいめちゃくちゃ退屈、あと実際に白血病の方たちからは「描写がひどい」と言われてる。でもヒットしてしまったので、それなりの理由があるのかなと。
(追記:逆にこの作品のヒットのおかげで、骨髄バンクのドナー登録者数が増えたという良い面も)
大きいツッコミどころは「偶然重なりすぎ」。大沢たかおと柴咲コウが出会った理由、ノベライズ版と違ってクドカンの紹介。同郷だから知ってたのかな。
白血病の作り話を投稿したらほんとに白血病だったところとか。
あと、柴咲コウのキャラをせっかく入れたのに、彼女の存在がけっこう蔑ろにされてる気が…。
地方が舞台なのに、方言を喋らない。聖地巡礼を見越した映画製作が当たり前になった今だと考えられないけど、これ以前にも方言をちゃんと喋る作品はあったのでは…。
ラストシーンでウルル、エアーズロックに登ってないことにはびっくりした。記憶違いで登ったとばかり思っていた…。
そんなこんなのせいで、「世界の中心」がどこなのかわかりづらくなっているし、このタイトルはほんとひどい。たぶん編集者がつけたのかと。
良い点は、行定さんの映像づくり。『GO』の柴咲コウの部屋かなんかで、月の光を入れて絵画的に撮ってるシーンが印象に残ったけど、セカチューではそれをさらに進めている。
撮影監督は『GO』とは別の、篠田昇さん。後期の相米作品や、行定さんの師匠の岩井俊二の片腕だった方で、彼の映像に大きく貢献されてたと思うんだけど、残念ながらこの作品が遺作になった。
まさみちゃんが倒れて車で運ばれるのを森山くんが走って追いかけるシーン、ワンカットで森山くんの後をカメラがガーっと追いかける!
だからこの映画は、撮影がすごくてその点では見所がある。
この頃って韓流ブームで、ドラマなんかだとだいたい難病だったり、記憶喪失になったりする、ベタなメロドラマ。『私の頭の中の消しゴム』も同年公開。「この映画は泣けました」とか、泣ける映画=良い映画という私からすればクソみたいな価値観が蔓延していったのはこの頃からじゃないかな?そのへんと呼応してる気がする。
主人公たちが大人になってて、過去の恋愛を…というのは師匠の岩井俊二の『Love Letter』と同じ。ただあれは95年なので9年も前。
劇中でまさみちゃんの好きな映画として『小さな恋のメロディ』や『ローマの休日』が出てくるけど、話はそれらのオマージュになってる。もう一本は『ベンハー』で笑ったw
セカチューはこのあとの現在のキラキラ映画に影響を与えてるんだけど、先程書いたように最近のものとは映像の重みは全然違う。この頃は普通にフィルムで撮影されてますね。
私がこの映画を初めて観たのは公開から数年後、テレビで。すっかり忘れてたんだけどヒロインは長澤まさみちゃんと柴咲コウだったのねと。
この頃あまりテレビを観てなかったせいか、私は宮崎あおいや長澤まさみとか全然詳しくなかった。以前も書いたけど、石原さとみが好きって言ったらみんなにdisられた、そんな頃。しかし今一番面白いのって石原さとみだよねえ。
この頃つきあってた人に、「長澤まさみちゃんって隠れ巨乳なんだよ」って教えてもらったんだけど、おっぱいにあまり興味がなくてこのことも忘れてました。
森山くんとスクーターで2ケツして、まさみちゃんが「胸当たるぅ?」とか言うけど、お前胸ねえだろ!と思ってたら、そのあとのシーンでおっぱいでけぇな!!と。それで隠れ巨乳なのを思い出したのと、言われたことがフラッシュバックした笑。
まさみちゃんと言えば東宝の生え抜き女優。このあと『涙そうそう』に出るけど、あれも台風だし、あだち充の『みゆき』っぽかった。
知らなかったんだけど、セカチューのあとに『タッチ』『ラフ』と連続でヒロインやってて、そのあとに『涙そうそう』。だからこのへんってあだち充の世界観なんじゃないかなあと思う。キラキラ映画の元祖、元祖ラブコメのあだち充…笑。 -
今さら初めて見た。カセットテープの交換ってここから流行ったのかぁ。長澤まさみの鼻声だけが耳に残ったな。
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森山未來と大沢たかおの塩顔が似ていて
時代の変化に違和感なく見ていられてよかった。
この映画めっちゃええやん!!
涙でた。
やっぱ 犬童一心ってええな〜♥ -
素直にいい映画だと思います。
森山君の演技が素晴らしい!!
空港でのシーンは号泣しました。
そして大人になってからのストーリーに続いていくのがいいですよね。
悲しいんだけど見終わった後の爽快感がいいです♪ -
がんとの闘病シーンは来るモノがあったが、例のセリフはただただ笑ってしまった。以降邦画が感動押しつけモノで溢れた功罪は大きい。
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2004年
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ブームの時は世間の流れに乗らずに、映画もドラマも観なかった。レンタルDVDの新作期間が終わってから、借りて観た。
どうやったらこんなに悲しい物語が思い付くんやろ?
関心した。感動した。ただただ切なかった。
2007年10月08日
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TVにて
長澤まさみと森山未來の青春してる!という感じが悲しい結末にはなっても.良かった.