死霊のえじき 完全版 [DVD]

監督 : ジョージ・A・ロメロ 
出演 : ロリー・カーディル  テリー・アレクサンダー  リチャード・リバティー 
  • ハピネット・ピクチャーズ
3.73
  • (18)
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953002111

感想・レビュー・書評

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  • 初ロメロがまさかのこれになってしまいました。
    いや、3年ぐらい前にふと「ゾンビ映画をちゃんと観たい!」と思ったんですけどね、
    お店にロメロ三部作が全部揃ってないんですよね・・・。
    二作目の『ゾンビ』(『Dawn of the Dead(ゾンビの夜明け)』)は
    どこ行っても見当たらない!!なんでだ!!
    それで伸ばし伸ばしに。

    しょうがないのでザック・スナイダーのリメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』とか
    ダラボンさん製作総指揮のゾンビもの人間ドラマ『ウォーキング・デッド』とかを観て
    なんとかやっていくしかなく・・・。
    ザックのリメイク版はけっこう面白かったですよ、この人はセンスがあるんだかダサいんだか
    バカなんだかさっぱりわかんないんですけど(笑)。


    そんなわけで『死霊のえじき』。『Day』ですよね。『ゾンビの昼間』?
    全体的に、かなりシリアスな内容です。でも退屈だったぁ・・・。
    冒頭のあのシーンはよかったし、細かいとこも面白いんだけど。

    軍隊に対する描き方とか、閉鎖空間で軍事独裁政権の縮図みたいになるんです。
    そういうのは良いんですけどね。
    『エイリアン2』とか、この頃の映画ってこういうの多い気がします。
    バブは最高。皮肉でもあるし大爆笑。

    あとこの映画は、前作を観てないからわかんないんですけど、
    ロメロの中で「ゾンビとは何ぞや?」ってことをやりたかったのかな。
    ゾンビの由来、理由付け。
    そこは画期的な気がしますけど、(2000年代以降はパンデミックものが多い)
    登場人物が倫理的な部分に反応するところ、その感情がよくわかんないんですよね・・・。
    うまく描けてないんじゃなかろうか・・・。


    退屈だったから映画本編はそんなに面白くないんですけど、
    ★を増量した理由は、「セックスマシーン」こと我らがトム・サヴィーニ師匠!!
    師匠の特殊メイクが最高!!!感動した!!!
    なんか、ホントに豚の内蔵が腐っちゃったのを使ったらしいけど(笑)。

    '85~6年ぐらいのホラーって、特殊メイクがかなり良い。
    そりゃリアルさだけで言えば最近の方が上でしょうけど、
    この頃のはなんか違うんです。
    CGで足してるところが無いし。

    『エイリアン2』もそうだし、『ザ・フライ』とかもさー。
    なんか、脂がすごく乗ってる気がしますね。
    次に観たいのは『バタリアン』と『悪魔のいけにえ2』とかですかね。
    『死霊のはらわた』でもいいけど。

    • おじんさん
      「Dawn of the Dead」ぜひ見て下さいw
      自分にとっては初めて見たゾンビ映画で原点
      みたいなものでした。
      小中学生のときは友達と...
      「Dawn of the Dead」ぜひ見て下さいw
      自分にとっては初めて見たゾンビ映画で原点
      みたいなものでした。
      小中学生のときは友達とどうやってサバイバル
      するか話したりネタにしてました。

      「Day of the Dead」は何故か映画館でみま
      した。小学生のときはあまりおもしろく感じ
      なかったですけど。。。

      そんでもって一作目の「Night of Living Dead」
      は、実はつい最近みたんですよ。。。^^;
      自分の中では二作目>一作目>三作目
      の順ですきかな。

      エイリアン2いいですよね。
      2013/09/15
    • GMNTさん
      じんさん、コメントありがとうございます!

      『Dawn of the Dead』、以前から超観たいんですけど、
      行きつけのかなり大きいTSU...
      じんさん、コメントありがとうございます!

      『Dawn of the Dead』、以前から超観たいんですけど、
      行きつけのかなり大きいTSUTAYAにも、近所の小さいゲオにも
      どっちにも置いてないんですよね・・・。
      邦題はまんま『ゾンビ』で、有名な映画なのに(笑)。
      『Night』の方はどこ行ってもあるので、これはまたそのうちレンタルしたいです!

      『エイリアン2』も『死霊のえじき』も、どっちも軍人と研究者(というかウェイランド・ユタニ社員)と
      民間人(リプリー)が出てきますよね。
      ふたつの作品でそれぞれ立場が違ってて、『死霊のえじき』の方だと
      軍人が悪役で、反対になってますけど。

      じんさんは『フロム・ダスク・ティル・ドーン』はすでにご覧になってますか?
      あれ、トム・サヴィーニ師匠が出てますので、もしまだでしたら是非。
      2013/09/15
  • ロメロ三部作の最後。
    ゾンビを介した人間ドラマ。
    こういう、ある特殊な状況下におけるのっぴきならない人間模様、という筋立ては古くからある。
    そんなオーソドックスな型に、ゾンビは活きているかといえば、そうでもなく、紋切り型のヒューマニズムが臭う。

    徹底的にゾンビとその恐怖にフューチャーした前2作のほうがエンタメとして響く。

  • 原題:Day of the Dead
    レンタルで鑑賞。

    ヒロインと無線技士とヘリ操縦士が助かってよかったし、嫌な大尉もゾンビの餌食になってすっきり。
    しかし、博士が調教していたゾンビのバブちんの知能が驚異的。
    博士の死を知って嘆くなんて、バブちんは博士に好意を持っていたのね。
    生前の習慣を、ゾンビとして蘇った後も繰り返す。前作『ゾンビ』を思うと、バブちんは博士の調教を受けながら、兵士だったころの記憶で銃を撃ったんだろうなと推測。

    主人公が女性だったせいか、過去2作より共感できる部分が多かった気がする。

    また、前作『ゾンビ』では結構笑う部分が多かったけれど、『死霊のえじき』では笑える部分が少なかったかな。

    ゾンビたちは様々。ウエディングドレス姿もいればピエロの格好のゾンビもいた。
    このゾンビの群れは百鬼夜行のよう。見ていて飽きない。

  • ロメロ監督のゾンビサーガ三部作の完結編。

    ナイトオブリビングデッド、ドーンオブリビングデッドが非常に面白かっただけに期待していたものの、パニック映画、サバイバル映画、サスペンス映画、どの観点でも中途半端。

    キーポイントであろうと思われた調教されたゾンビ・バブーも、単に射撃と敬礼が出来るようになっただけで、全然活かされていなかった。

    また、最後の脱出シーンもバッサリ省かれていて、もったいなかった。

  •  ゾンビが世界を埋め尽くし、生き残った人々はひっそりと地下に暮らしていた。あるコミュニティで軍人と科学者の対立がじょじょに進んでいき。。。。
     ロメロのゾンビ三部作の完結編。

     ゾンビ三作目なので特殊メイクは凝ってる凝ってる。色んなゾンビを見てるだけで楽しい。
     飼育されたゾンビのハブが物語の大きなキー。ゾンビが意思のようなものを持ちゾンビと人間の中間の様な不思議な存在へとなっていくのだが、これは後のロメロ作品に引き継がれていくことになる。過去のヒット作に引きずられず、新たなものを生み出していく姿勢が見える。

     まだまだロメロゾンビは続く。。。

  • 監督 : ジョージ・A・ロメロ
    出演 : ロリー・カーディル テリー・アレクサンダー リチャード・リバティー


    生者と死者の数が完全に逆転し、ゾンビで埋め尽くされている世界。数少ない人類はどう生きのびるのか…?!

  • 敬礼するゾンビのシルエットと動きが完璧すぎて興奮した。
    イケメンすぎるゾンビ。
    あと脳みそのあれとか。

  • Huluで視聴。おそらくノーカット完全版(グロいシーンのカットなし)。ロメロ監督のゾンビ三部作の三作目。

    ゾンビ映画はあの独特の、生き残り組の閉塞感あふれる人間ドラマが好きなんですが(笑)、この作品もまさにそんな感じ。
    地下シェルターに生き残った軍人グループ、ゾンビ問題を研究する研究者チーム、通信とヘリのパイロットの技術者チームが織りなす人間ドラマがほぼ中心なのですが、やはり要所要所に出てくるグロいシーンはこの時代の特殊メイク班にしては、かなりがんばってる感じが見受けられます。(つまり結構グロい(笑))
    軍人vs研究者 という対立の脇に、中立というかリベラルな位置を保ちつつ、閉塞感漂う地下の生活をそれなりに楽しもうとしている技術者コンビ、 という人間模様の配置がなかなか興味深かったです。

    面白かったのは、「ゾンビを飼い慣らすこと」を試みるローガン博士の存在。
    この人の知的好奇心は真っ直ぐ過ぎてマジキチのレベルなんですけど(笑)、実験体であるゾンビのバブ(博士の亡き父の名前をつけたそう)が徐々に人間の行動パターンを会得していくところが、他のゾンビ映画にはないパターンです。
    バブはどうやら元軍人だったようで、嫌味な軍人のローズ大尉にも敬礼のポーズを取るところはちょっと「可愛いかも」と想えてしまったり(笑)(あとでこの元軍人という設定が活きてくるのですが…)
    残念ながら博士は途中で死んでしまうので、もうちょっとこのバブの進化する様を見たかったのですが、博士の死に様を発見したときの彼の悲痛な叫びのシーンはちょっと泣けますね。

    ラストは大体予想がついたパターンで軍人チーム全滅、研究者チームの女性のみ+技術者チームのヘリパイロット、通信技術者のみが脱出して無人島にたどり着いてオシマイ。
    でも最近のゾンビ映画によくありがちな、「実はその島にも既にゾンビが潜んでいて…」という絶望的なエンデイングではなかったので、まあ救いはある感じです。

    救いのあるエンディングですが、そこに辿り着くまでに数々のグロいシーンを見せ付けられるので、苦手な方は本当に見ないほうが良いと思います。
    ストーリー途中は人間ドラマが延々続いてるのですが、この辺りも油断していたら、博士の実験シーンでずどーんとグロいシーンが出てくるのでこちらも注意です。

    個人的にはきっちりグロいシーンもありつつの人間ドラマも堪能できたのでゾンビ映画好きな方にはオススメです。
    あと、邦題がもうちょっとなんとかならなかったものかと思います(笑)

  • 少しぐらい暇がつぶれるかと思ってみたけど詰まらなくて一段と暇になった、、、(笑)ストーリーも見せ方も中途半端です。当時観た時はもっと怖いとかグロいとか感じてたんだろうなぁ〜

  • ロメロのゾンビ三部作の中で一番好き。

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