トータル・リコール [DVD]

監督 : ポール・バーホーベン 
出演 : アーノルド・シュワルツェネッガー  シャロン・ストーン 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.40
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感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102035938

感想・レビュー・書評

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  • 2021年2月21日鑑賞。火星の夢を見る鉱山労働者クエイド、「リコール社」での体験から今の記憶が偽物であることに気づき…。リメイク版直後に鑑賞、山盛りのラーメン二郎にカレー・唐揚げ・ナポリタンを全部のっけたような過剰なサービス・変態性、そこはかとない安っぽさが最高のシュワ映画だった。これだよこれ!ペラペラしゃべりまくる悪役たちの濃い顔・むごたらしい最期、時折挟まれる悪趣味なギャグ、絶体絶命の窮地を脱出する手段が結局シュワの筋肉であるなど最高に楽しい。(シャロン・ストーンの奥さんも最高…。この人の出番を前半で終わらせてしまうのも贅沢)「そもそももっとちゃんと監視しとけよ」とか辻褄の合わないところもたくさんあるが、とにかく楽しませてもらった。

  • やっぱりバーホーベン御大は最高だなあ・・・神だよこの人は・・・。たぶん、観たのは当時以来なんだけど今観ても、いや今観た方が断然面白かった・・・。
    他の方も「トラウマ映画」と書かれてますがまさにそう。劇場では観てなくて何年か後の地上波放映で観たので、たぶん観たのは中2ぐらい。すっげえ良い時期に観てる(笑)。細かいとこまでかなり覚えてました。

    バーホーベン作品は初期作品と『氷の微笑』『ショーガール』は観てないので、恐れ多くてファンとはまだ言えないのですけど、やっぱり大ファンです。
    『インビジブル』以外のSF三部作『ロボコップ』『トータル・リコール』『スターシップ・トルーパーズ』は全部最高ですね。
    思えばこの(頭のおかしい)監督がこれらの映画をやってくれてたおかげで、自分がSFに興味を持つきっかけにもなってる。それとバイオレンス映画。

    子どもの頃って、映画のジャンルとか関係なく観るじゃないですか。名作映画もアクション映画も同列で。シュワちゃんとジャッキーとスタローン全盛期だったので、好きとか嫌いとか関係なく入ってくるんですよ。っていうか子どもだから大好きだったんだけど(笑)。
    アクション映画とバイオレンス映画の違いとかわかんなくて、シュワちゃんだから観る、みたいな。そうするともの凄い映画だったっていう・・・『ロボコップ』なんかもそうですよね。

    同じPKディック原作だと『ブレードランナー』も好きだけど、あれはマトモにカッコいいっすからね。あれももちろん良いけど『トータル・リコール』の方が好きです。世代的にもそうだし。
    『ブレードランナー』があってからの『トータル・リコール』・・・世界観やデザインがバカバカしい、猥雑なのがほんと良い。デパルマを斜め上に10倍したみたいな。
    人脈的にもダン・オバノンとかアーヴィン・カーシュナーとかルトガー・ハウアーとか色々つながってるようで・・・。『SW帝国の逆襲』の為にスピルバーグがオランダからバーホーベンを呼んでルーカスに紹介したけど、エログロすぎて断念したってホントなのかな?

    バイオレンス描写ばっかり言われるけども、この人はアクションを撮るのがすごく上手い。あと弾着と血糊の弾け方、血の色のリアルさとか。
    '90年は『トータル・リコール』と『トレマーズ』もそうなんですが、SFX・・・特撮・特殊メイクが一番すごかった最後の年ですね。翌年は『ターミネーター2』でCG時代に入ってくんで。
    手がけたロブ・ボッティンはこれでアカデミー賞を獲ってます。リック・ベイカーのお弟子さん。

    シュワちゃん&シャロン・ストーン&マイケル・アイアンサイド以外のキャストだと、ロボット運転手の声がなんとロバート・ピカード!!!『スタートレック:ヴォイジャー』のホログラムドクター!!

    ラストは昔の地上波放映で観た追加エンディングが強烈でよかったんですが、あれは映画版とソフト版では無いそうですね。しょんぼり。

  • ダグ・クエイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)はいつも同じ火星旅行の夢を見てうなされる。
    ある日彼は<リコール社>を訪れ、模造記憶による火星旅行をすることにする。
    選んだプログラムは悪と戦う諜報員、そして夢と同じブルネットの女性と恋に落ちる--。しかし旅行は失敗した。
    彼は本来火星の支配者コーヘイゲン(ロニー・コックス)の片腕として働くハウザーという名の諜報員で、その記憶を全て消されて地球に送り込まれていたのだが、その消された記憶がリコール・マシーンによって甦り始めてしまったのだ。
    コーヘイゲンの部下もそのことに気づき、クエイドの悪夢のような逃避行が始まる。
    家に帰ってみれば、妻のローリー(シャロン・ストーン)は彼を殺そうとする。
    彼女は実はコーヘイゲンに送り込まれた監視役だったのだ。
    行き場を失なったクエイドに謎の男からスーツケースが渡され、その中のビデオモニターに映る彼自身が全ての事情を教え、火星に向かい、コーヘイゲンを倒すための極秘情報を取り戻すように告げるのだった。
    火星に潜入したクエイドはレジスタンスの一員であり夢の中の女性と同じメリナ(レイチェル・ティコティン)という女性に会う。
    クエイドをハウザーだと思った彼女はクエイドに抱きつくが、クエイドは自分は全ての記憶を失なっているのだと言う。
    最初は信用しなかったメリナだが、やがて彼をレジスタンスの指導者クアトーの元に連れて行き、協力してコーへイゲンを倒すことを誓う。
    しかしその頃コーヘイゲンはレジスタンスの本拠地である地区の空気供給をストップした。
    クアトーはクエイドに火星の先住民族の残した大気を作る反応炉リアクターの存在を教え息絶える。
    クエイドとメリナは、必死に反応炉リアクターを作動させようとするが、勢い余って空気のないドームの外ヘコーヘイゲンと共に飛び出してしまう。
    あの悪夢と同じ光景。2人はあやうく窒息死しそうになるが、その時突然反応炉リアクターが動き、大爆発の後、火星に大気と美しい青空が甦った。
    フィリップ・K・ディックのSF小説「記憶売ります」を映画化。
    デヴィッド・クローネンバーグが原作小説に忠実に映画化しようとしたり、ディノ・ラウレンティスの映画会社が制作しようとしたり難産だったけど、当時勢いのあったアーノルド・シュワルツェネッガーがカロルコ社に映画化権を買い取るように強く勧めてようやく実現したシュワルツェネッガー念願の企画。
    「ロボコップ」などで容赦ない人体解体描写のバイオレンスを見せつけてきたポール・バーホーベンだけに、リコール社で記憶を初期化されそうになったクエイドが拘束具の尖った止め具で敵の頭部などを突き刺したりする過激なバイオレンス描写、低酸素の火星の環境の影響で顔半分が焼け爛れたようになったり腕やおっぱいが3つあったりするミュータントのフリークス描写など、ポール・バーホーベンならではの作家性が光っている。
    「自分は何者なのか?」を探すクエイドのアイデンティティー探しの二転三転する展開が、フィリップ・K・ディックのテーマに忠実でスリリング。
    クエイドの妻でコーヘイゲンの部下リクターから送り込まれたローリーを演じているシャロン・ストーンが、二面性があり女性同士格闘アクションをこなし「氷の微笑」につながる好演も印象的。
    シュワルツェネッガーの役柄の幅を広げたきっかけになったSFアクション映画。

  • シュワちゃん主演、SFアクション作品。偽りの記憶を植え付けられた元諜報員のシュワちゃんが記憶を徐々に取り戻し、真相を突き止めるために火星へ。ストーリーが非常に面白いです。現実なのか、偽物の記憶なのか、を惑わせるような展開や、印象的なシーンが非常に多いですね(追跡装置を外すところとか、でっかいオバさんに変装してたところを明かすシーンとか)。映像自体は古い感じが否めませんが、火星のシーンでも雰囲気が良く出ていて良かったです。

  • SF。アクション。火星。記憶。
    アクションシーン多め。
    ディックの小説は苦手なのですが、映画は面白い。
    火星のミュータントがとても印象的。好き。

  • メジャーなのに観てなかった映画の一つ。
    現実か虚構かわからないというのはSFではよくある設定。そこを上手く生かしてストーリーを二転三転させていて、珍しくはないけれど良くできた映画になっている。SFXが古めかしいと思うだろうけれど、予告でよく使われていた、中年女性の頭部が割れてシュワルツェネッガーの顔が出てくるシーンとか、気圧で目が飛び出すとか、鼻から機械引っ張り出すとか、おっぱいが三つある(笑)女性とか、いくつか目を引くアイデアがあって面白い。(SFXじゃないけれど小人の娼婦がカッコいい。ハリウッドってこういう俳優さんが沢山いるのがいいよね)
    シュワちゃんなのでアクションは大味というか、不死身っぽい感じ。マシンガンぶっ放されても当たらないし。でもシュワちゃんだからよし。全体的にキャスティングがいい映画。

  • 小学生の時にこの映画の目ん玉飛び出るシーンを見てトラウマになったことを思い出した。

  • 久しぶりに観たが、やっぱり名作だった。
    あの短い原作小説をここまでの作品にするのは単純にすごい。
    1990年に作られたということもあり、ところどころチープで笑えるが、そこもひっくるめて面白い映画だと思う。

  • 20年前くらいのSF映画。
    記憶移植と現実の境目が分からなくなって、上書きされた記憶が蘇ってきたり来なかったりして火星で闘う(適当な説明)
    途中で人物関係分からなくなった・・・

    つっこみ所多いです
    ・窓ガラスの異常な脆さ
    ・水蒸気は空気ではない、というか熱い
    ・ブラウン管

    グロいです怖いです
    (事前情報0で観たので)
    ・目が、目がぁっ
    ・刺したり撃ったり血まみれ
    ・かなりリアルに人が死ぬ
    ・ミュータント達がゲテモノ
    ・衝撃のエレベーター

    それを除けば「記憶は移植でも本人にとって本物」「人を決めるのは記憶ではなく行動」など、哲学的に考えさせられるもの多かったです。
    そもそも、グロいと思うのもそれだけ道具やメイクが凄いからだし。1人で夜中に観たのが悪かったですね。

  • おっぱい三つ

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