ネバーランド [DVD]

監督 : マーク・フォースター 
出演 : ジョニー・デップ  ケイト・ウィンスレット  ダスティン・ホフマン  フレディ・ハイモア 
  • アミューズソフトエンタテインメント
3.66
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本棚登録 : 579
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427630215

感想・レビュー・書評

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  • Finding Neverland
    2004年 アメリカ
    監督:マーク・フォスター
    出演:ジョニー・デップ/ケイト・ウィンスレット

    べらぼうに泣けるという前評判の高かった感動大作をやっと観ました。しかし個人的な泣きツボはそれほど刺激されなかったかなという感じ。

    ルイス・キャロルが、隣家の少女アリスのためにあの童話を書いたことは有名なエピソードですが、一方の対極ともいうべきジェームズ・バリのエピソードはあまり知られていなかったりしますよね。私も今回この映画で初めて少年ピーターが実在したことを知りました。

    ジョニーの演じるジェームズ・バリは、彼がかつて演じたエド・ウッドを少し思い出させる(でもあそこまで奇矯じゃない)少年の心を失わないピュアさと同時に現実を直視できない弱さも持つちょっと駄目な男だけど、そういう説明できない純粋さだとか無垢だとかを表現するのが、ジョニー・デップはやはり上手い。

    ケイト・ウィンスレットも素敵でしたが、同じ女性としてはバリの奥さんがちょっと気の毒でした…。4人兄弟は皆可愛かったですが、いちばん泣けたのは長男が劇場のバリに会いにきて「少年が消えた」と彼に言われるシーン。あの場面の子役の子はホント名演技。

    あとは劇中劇ともいうべきピーターパンの物語り自体が、やはりノスタルジィというか個人的には無闇に泣けてきたりするので、ネバーランドが目の前に現れるシーンでは涙で視界が霞みました。とりあえず良い映画なのは間違いないです。

    (2005.05.26)

  • ジョニーデップを「シザーハンズ」で知り
    「ギルバート・グレイプ」でさらに好きになり
    また素敵な映画を見せていただいた
    ロビンウイリアム亡き後、
    笑わせてくれて泣かせてくれる一番の俳優

  • この作品は「ピーターパン」の作者さんのお話なのですかね?なのに何故か見始める前、ジョニーが演ったのはシェイクスピアだと思ってました。なんでだろ?そもそも私、「ピーターパン」の作者さんを知らない・・・。
    そしてシルヴィアさん役の方は、「タイタニック」でヒロイン役を演った方ですよね?あと、ピーター役のコも見たことあるんだけど、誰だろう??

    「ピーターパン」のお話を大体知ってて見たので、この場面をみてあのシーンができたんだ・・・みたいな、「ピーターパン」の物語が創られてく過程を垣間見れるのが、私はそういう裏側を見るのがすごく好きなので、すごくおもしろかったです。
    最初はそういった物語が出来上がっていく過程をおもしろく思いながら見てたんですが、後半くらいからはなんか常に泣きながら見ていて、最後には号泣状態でした。見終わった後、泣きすぎて脱力でした・・・。

    おばあちゃんの言っていることは正論だと思うし、でもお兄ちゃんの言ってることも本当で。物語のあらゆるところに複雑な矛盾していることがいっぱい散りばめられてあって。でもそれは矛盾しているだけであって、決してウソではなくて。それが夢と現実の違いなのかなぁ・・・って思ったり。
    「少年」が消えてしまうシーンはなんだかとてもせつなくて泣けてきました。

  • 鑑賞後、この映画に出会えて良かったなと心から思えた作品。

    この時代のお洋服、建築、総じてだいすき。

    時代物のジョニー・デップとケイト・ウィンスレットから摂取出来る安心感は実家の炬燵を超えてゆく。

  • 嫁さんがレンタルしていた『ネバーランド』を、深夜に一人で鑑賞しました。

    永遠の名作"ピーター・パン"誕生にまつわる実話をベースにした物語で、父を亡くし心を閉ざした一人の少年"ピーター"と劇作家"ジェームズ・バリ"との心の触れ合いと、二人の交流が新作劇『ピーター・パン』へと結実していく過程が繊細に綴られています。

    子どもの心を失わず、常に同じ目線で子ども達と接することのできる"ジェームズ・バリ"の行動には、子育てに通ずるものがありますねぇ。
    ある意味、理想の父親像なのかもしれませんね。

    映像的に美しい作品にはついつい惹かれてしまうのですが、本作品もピクニックシーンや別荘でのシーンはなかなか良いです。

    んで、イチバンの感動シーンはエンディングではなく、"シルヴィア"の家で『ピーター・パン』を実演し"シルヴィア"を"ネバーランド"に導いたシーンですね。

    "信じる力"と"イマジネーション"が"ネバーランド"を創り出したんですよねぇ・・・ (T_T)

    -----story-------------
    1903年のロンドン。
    新作『リトル・メアリー』の不評で気落ちしていた"ジェームズ・バリ"は、散歩中の公園で若い未亡人の"シルヴィア"とその4人の幼い息子たちと出会う。
    子ども達とすぐに打ち解けていく"ジェームズ"は、中でもどこか冷めた物言いで少年らしさの見られない三男の"ピーター"を気に掛けるようになる。
    やがて"ジェームズ"と"シルヴィア親子"との交友が深まっていく一方、"ジェームズ"の妻"メアリー"は疎外感を強め、夫婦の仲は悪化していく。
    そんな中、早く大人になろうと無理をしている"ピーター"に、次第に自分の少年時代を重ねて見るようになった"ジェームズ"は、その思いを新作劇に投影していく。
    -----------------------

    事実を基にした作品とはいえ、未亡人の家庭に対し、既婚の主人公があそこまで入れ込むストーリーに違和感というか強引さを感じたのも事実です。そこがちょっと残念・・・

    でも、"ジョニー・デップ"の格好良さが変わらないのも事実。
    "ジョニー・デップ"って本当に多才ですねぇ。

    -----------------------------------------------------------
    監督: マーク・フォースター Marc Forster
    製作: ネリー・ベルフラワー Nellie Bellflower
         リチャード・N・グラッドスタイン Richard N. Gladstein
    製作総指揮: ゲイリー・ビンコウ Gary Binkow
            ニール・イズラエル Neal Israel
    原作戯曲: アラン・ニー Allan Knee
    脚本: デヴィッド・マギー David Magee
    撮影: ロベルト・シェイファー Roberto Schaefer
    プロダクションデザイン: ジェマ・ジャクソン Gemma Jackson
    衣装: アレクサンドラ・バーン Alexandra Byrne
    音楽: ヤン・A・P・カチュマレク Jan A. P. Kaczmarek
     
    出演:
    ジョニー・デップ Johnny Depp ジェームズ・マシュー・バリ
    ケイト・ウィンスレット Kate Winslet シルヴィア・ルウェリン・デイヴィズ
    ジュリー・クリスティ Julie Christie デュ・モーリエ夫人
    ラダ・ミッチェル Radha Mitchell メアリー・アンセル・バリ
    ダスティン・ホフマン Dustin Hoffman チャールズ・フローマン
    フレディ・ハイモア Freddie Highmore ピーター・ルウェリン・デイヴィズ
    ニック・ラウド Nick Roud ジョージ・ルウェリン・デイヴィズ
    ジョー・プロスペロ Joe Prospero ジャック・ルウェリン・デイヴィズ
    ルーク・スピル Luke Spill マイケル・ルウェリン・デイヴィズ
    イアン・ハート Ian Hart アーサー・コナン・ドイル卿
    ケリー・マクドナルド Kelly MacDonald ピーター・パン

  • TVでチャーリーやってたのでこちらも再視聴。好き!

  • ジョニー・デップさんは「イケメン」に見えるときと「なぜイケメン枠なのだろう?」と思うときがあるのですが、この作品はで前者でした。前髪があったほうがいいのだな。
    今までみたデップさんの映画で一番良かったです。

    『不思議の国のアリス』にはモデルがいたことを知っていたけれど、『ピーター・パン』にもいたんだね。
    最後のほうはファンタジーだけれど、ケイト・ウィンスレットさんの顔と演技の濃さもあって、良いバランスで最後まで楽しめました。

    大人になりたくない少年というよりも、息子が大人になって欲しくない(彼女とイチャイチャ&結婚なんてヤダ!)という母親世代が涙するお話かもしれません。
    男の子ってかわいいときは本当にかわいいからねぇ…。

  • 美しいイギリスの景色。
    昔試写会に行った記憶はあるけどこんな作品だったんだなぁ、信じる力。

  • 世界中で愛される『ピーター・パン』の誕生にまつわる真実を描いた、夢と感動の物語
    見どころ
    劇作家、ジェームズ・M・バリーの名作が生まれた秘話を、ジョニー・デップやダスティン・ホフマンら豪華俳優陣で描出。夢を見る大切さを思い起こさせてくれる良作だ。
    ストーリー
    1903年のロンドン。劇作家のバリは、若く美しい未亡人・シルヴィアと4人の息子たちと出会う。父の死を受け、心の傷とひとり格闘する三男・ピーターに、バリは空想の素晴らしさと物を書く喜びを教える。ピーターは次第に純粋さを取り戻すが…。

  • 2018年8月23日の評価は凡作(★1つ)

    2023年1月6日再視聴(★2つ)
    25人の孤児院の子供を劇場に招待したあたりから、面白くなった。昔の劇場は上流階級の社交場でもあり、高い観覧料を払ってみるので、劇に求められるものは観覧後の大人の共通の話題に出来るものである必要があった。
    その意味で、子供向けのファンタジーは興行的には冒険であった。しかし、子供が純粋に楽しむ姿をそばで見れば、大人も楽しんでいいんだという気持ちにさせた。
    実話というのも興味深い。

    『ネバーランド』(Finding Neverland)は、2004年公開のアメリカ・イギリス製作の映画。アラン・ニーの戯曲『The Man Who Was Peter Pan 』を原作とし、マーク・フォースター監督、デヴィッド・マギー脚本による歴史ファンタジー映画である。劇作家ジェームス・マシュー・バリーが、ピーター・パンのモデルとなった少年と出会い、その物語を完成させるまでを描いた実話を基にした、ヒューマンドラマとなっている。第77回アカデミー賞では作品賞、脚色賞、主演のジョニー・デップに主演男優賞など7部門にノミネートされ、作曲賞を受賞した。2012年、この映画に着想を得たミュージカル『ファインディング・ネバーランド』が公開された。

    ストーリー:
    ロンドンの劇場で劇作家のジェームス・バリは新作「リトル・メアリー」の初日を迎えていた。しかし、観客の反応は芳しくなく、翌日の新聞でも酷評されてしまう。
    そんな中、ケンジントン公園に散歩に出かけたジェームスはデイヴィズ家の若き未亡人シルヴィアと4人の息子(Llewelyn Davies boys)に出会う。ジェームスは一家と親しくなり、足しげくケンジントンの一家の家まで行く。元女優のジェームスの妻は一家を晩餐会に呼ぶが、夫と家族の親密さに嫉妬を覚える。三男ピーターは父親を失って以来、夢を持つことをあきらめ心を閉ざしていた。心の傷と戦うピーターに、ジェームスは空想で遊ぶことと物語を書くことを教え、その中で物語の着想を得る。サセックスの別荘でインディアンごっこや海賊ごっこをした思い出が『ブラック・レイク島の少年漂流記』という私家本にまとめられ、『ピーター・パン』の原型となり、公演は大成功。しかし、ジェームスはメアリーに別れを告げられる。ピーターの慰めとなったのが「ネバーランド」というファンタジーの世界だった。(ウィキペディア)

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