ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 15年2月号

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  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910059690250

感想・レビュー・書評

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  • 続ける力。
    クリステンセンの授業。どうしたら幸せなキャリアをしっかりと歩めるか。どうしたら伴侶や家族との関係を揺るぎない幸福の源にできるか。犯罪者にならないためにはどうしたらいいか。この3つの質問に答えを導き出すように求める。自分の時間や才能、そしてエネルギーをどう使うかを決めるときは、人生の目的を中心に置く。これが人生の戦略上大切なことだ。
    CEOへのインタビューで興味を引くのは、ワークライフバランスの部分。イスラ氏は、適切なワークライフバランスは見出すのが困難。ただ、もっとも重視しているのが、早朝のエクササイズをできる限り頻繁に行うこと。家族と過ごす時間をなるべく取ること。
    継続とは小さな問いと小さな報酬の繰り返しであると言う結論を持ってきたのは、石川氏。続けるための10か条は、選択肢を減らす、きちんと寝る、飽きたらやめる、完璧主義にならない、続かないのを意思のせいにしない、続ける理由を探す、迂闊に始めない、目標行動は毎日変えて良い、余白を持つ(ウォームアップとクールダウンが脳にも必要)、1人で始めない。
    目的、境界条件、課題の3点セットを明確にして置くこと。境界条件とは、目的達成を目指す上で、やっていいこと、やってはいけないことの定義である。理念や習慣も含めた暗黙のルール等も踏まえた上で、進めていかないとストップが経営層からかかったりして頓挫する可能性がある。フロントローディング(つまり最初に注力する方法)は有効だろう。

  • カルチャーマップ
    会議は議論の場所。必要以上な情報共有は減らす。
    結果だけでなく、プロセスも評価する。
    計画を守る事が大事じゃない。良い結果を出すこと。
    計画はより具体的に。
    計画はいつ、誰が、どこで、と条件まで設定すると良い。

  • 数字で目標を立てると、その目標が目的になる(そして、特に年度末に意味の薄いことにお金をかける)ことがしばしばある、という点は、確かにその通り…

  • 目標をどう捉えて位置付けていくか。さらには、その先のサイクルにどう踏み込んでいくか。

  • 最も重要なのはプロセスの数値化。
    目標を作るだけでは人は動かない。
    不幸が生まれた最大のきっかけは情報ky9鴎友。結局のところ、人が不幸を感じてしまうのは、まわりと比べて自分が下であることがわかったとき。情報を知れば知る程、ほとんどの人が不幸になってしまう。

  • 今回の特集は『目標達成:結果を出す組織のPDCA』
    『2014年度版世界のCEOベスト100』
    『組織の時間も予算管理せよ』
    『個人に頼らず組織の目標を達成する法』
    『コーチングが必要な困ったリーダーたち』
    今回の世界標準の経営理論:入山氏は
    理論ドリブンと現象ドリブン:経営学を学ぶ意義
    今回は特に面白かったと思います。

  • ■書名

    書名:Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2015年 02月号 [雑誌]

    ■概要

    │特集│
    目標達成
    結果を出す組織のPDCA

    38 計画達成よりノウハウ向上が成長のカギ
    数値で管理すべきは結果よりプロセスである
    星野佳路 星野リゾート 代表

    46 「条件」 をつけるだけで達成率は変わる
    個人に頼らず組織の目標を達成する法
    ハイディ・グラント・ハルバーソン コロンビア大学ビジネス・スク
    ール モチベーション ・サイエンス・センター 共同ディレクター

    56 新しいモノをつくる仕事がすべて
    【インタビュー】企業の成長に計画は不要である 森川 亮 LINE
     代表取締役社長CEO

    68 稀少な資源を有効活用する8つの方法 組織の時間も予算管理せよ
    マイケル・マンキンズ ベイン・アンド・カンパニー パートナー
    クリス・ブラーム ベイン・アンド・カンパニー パートナー
    グレゴリー・カイミ ベイン・アンド・カンパニー パートナー

    80 個人のやり方を問うても本質的な解決にはならない
    時間管理はチームでこそ効果が上がる
    レスリー・パーロウ ハーバード・ビジネス・スクール 教授

    │HBR翻訳論文│

    12 リーダーシップ 業績データのみで決定する
    【2014年版】世界のCEOベスト100 『ハーバード・ビジネス・レビ
    ュー』編

    92 メンタル・ヘルス
    職場環境はリーダー次第 コーチングが必要な困ったリーダーたち
    マンフレッド F. R. ケッツ・デ・ブリース INSEAD 教授

    108 グローバル 多国籍企業と地元企業が不在の「中間領域」を支配する
    グローバル化の秘訣はイスラエル企業に学べ
    ジョナサン・フリードリッヒ シャルドー バイス・プレジデント
    アミット・ノーム シャルドー シニア・コンサルタント
    エリー・オフェック ハーバード・ビジネス・スクール 教授

    118 組織 なぜ組織の多様性をビジネスに活かせないのか
    カルチャー・マップ:世界を8つの指標で理解する
    エリン・メイヤー INSEAD 客員教授

    1 プロフェッショナルとしてNPOで働く小沼大地 クロスフィールズ
    代表理事

    Serial Article
    128 世界標準の経営理論
    [第6回]理論ドリブンと現象ドリブン
    経営学はけっして「現実の後追い」ではない 入山章栄 早稲田大学
    ビジネススクール 准 教授

    Idea Watch
    5 戦略と営業現場を直結させる4ステップ
    フランク・セスペデス ハーバード・ビジネス・スクール 上級講師

    11 ついに衰退に向かい始めた上場企業
    ロジャー L. マーティン 前 トロント大学 ロットマン・スクール・
    オブ・マネジメント 学長

    86 人材採用は直感ではなくアルゴリズムで
    ネイサン R. クンセル ミネソタ大学 教授
    デイビッド M. クリーガー 教育検査サービス協会 研究員
    デニス S. ワンズ ミネソタ大学 教授

    88 苦痛を待つのは苦痛そのものよりつらい
    ジャイルズ・ストーリー インペリアル・カレッジ・ロンドン、
    ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン クリニカル・フェロー

    Vision Statement
    139 アイコンの歴史を探る『ハーバード・ビジネス・レビュー』 編
    (From amazon)

    ■感想

    特に面白かったのは、以下の記事ですね。

    ・LINEのCEOのインタビュー
    ・職場環境はリーダー次第 コーチングが必要な困ったリーダーたち
    ・アイコンの歴史を探る『ハーバード・ビジネス・レビュー』 編

    LINEのCEOのインタビューは、大企業の社員や幹部、役員には受け
    入れられない内容だと思います。
    話されている内容は、どれも一理あり、一概に否定できるものでは
    無いです。
    何より、結果を出していますからね。
    このCEOが3月に退任した後、LINEがどうなっていくのか楽しみです。
    少なくとも、何かしらの変化はすると思いますね。

    コーチングの特集は、メンタルヘルス関連の内容で、興味深く読め
    ました。文字数の関係で詳細なやり方は記載されていませんが、
    概要だけでも、ためになるものだと思います。

    アイコンはミニコーナーですが、楽しく読めました。
    こういうのデザインしているデザイナーさんは、本当に凄いな~
    と感じます。


    他の記事もためになるもの、読んでも「う~~~ん」という内容
    など様々でした。

    「目標達成」の特集ですが、そもそも、目標とは何で本当に必要
    なのか?とTPOに合わせて考える必要があるように思います。
    目標=ビジョンでしたら、必要だと思うのですが、目標=やり方
    であれば、別に必要ないですよね?

    ■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)

    「目標達成」がテーマです。
    個人、チームで目標が達成できなく悩んでいる方には、何か得られる
    ものがあるかもしれません。

    ■気になった点

    ・人は理解できない事を実行できない。それなのに顧客との接点で
     ある現場での営業活動にどんな影響を及ぼすかを明確にした戦略
     計画はほとんどない。

    ・CEOであることは「困難かつ孤独だ」

    ・amazonではパワーポイント、表計算ソフトに頼った意思決定をし
     ないからこそアマゾンは成長してきたと言える。

    ・投資家の前で我々がすべきことは、我々の取り組み方を明確に示す
     事であってそれでよいという人だけが投資すればよい。

    ・計画は人間の判断を狂わすことを意識しなければならない。

    ・予算を超えている理由が明確に説明できるならまったく問題は無い。

    ・計画を達成するためにプロジェクトを生み出すわけではありません。
     お客様が幸せになるようなプロダクトを生み出すのが本筋だと思って
     います。

    ・ゴールさえ変わらなければ、道筋は変わってもいいのです。

    ・情報を受け取るだけの人に存在価値はありません。
     その情報から何を生み出せるのかが大事なのです。

    ・不幸が生まれた最大のきっかけは情報共有だ。

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著者プロフィール

1913年(大正2年)、「経済雑誌ダイヤモンド」の創刊とともに誕生し、2013年(平成25年)には創業100周年を迎えた。「ダイヤモンドのように小さくともキラリと光る」が創業の精神。現在、「週刊ダイヤモンド」「ダイヤモンド・オンライン」などの各種メディアでタイムリーなビジネス情報をダイバーシティ社会に提供するとともに、ビジネス書から生活実用書、経済小説まで、幅広い出版物とメディアを世に送り出している。本書は、同社経営情報編集局・出版編集部で制作。

「2022年 『相続&事業承継で頼りになるプロフェッショナル 2022年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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