- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4907953006911
感想・レビュー・書評
-
ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND
2004年 アメリカ
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:チャーリー・カウフマン
出演:ジム・キャリー/ケイト・ウィンスレット/キルスティン・ダンスト/イライジャ・ウッド
「記憶」にまつわる映画や小説というのは今も昔も多種多様だと思うのですが、ここ数年で話題になったものだと『メメント』だとか、個人的には駄作だと思ったけれど『CODE46』だとか、ものすごく広い定義だと今日本で流行ってる『いま会いにいきます』みたいなものも“記憶を失っても同じ人に恋をする”的シチュエイションとしてはこの括りに入ると思います。
そしてこの映画もそんな「記憶」にまつわるおはなし。つまりテーマとしては実は目新しくもないし、設定も特別斬新なものではないわけです。…にも関わらず。すっごい面白いんですよこの映画!これってやっぱり脚本の力なんでしょうね。ある意味オチは見えているんですが、それでもその経過にぐんぐん引き込まれてどんどん夢中になってしまう。
“何度記憶を失っても同じ人に恋をする”というのは輪廻転生ものの“生まれ変わっても同じ人に恋をする”と同じくらいロマンティックな恋愛ものの定番でもあるわけですが、その一種ありきたりなテーマを、ここまで共感と切なさをもって描いてあることに素直に感動しました。しかもそれが過剰に感傷的にならない感じで非常にドライでシニカルなのもいい。
キャストも豪華で、ケイト・ウィンスレットの奇抜で個性的なヒロインはとてもチャーミングだし、個人的に『MASK』のイメージしかないジム・キャリーも地味な演技派俳優みたいだし、キルスティン・ダンストやイライジャ・ウッドといった若手も充実。どうしてもフロドのイメージの強いイライジャも、実は演技派の本領発揮で、オタクっぽい三枚目的役まわりの技術者をキッチリ過不足なく演じてて(でしゃばらず、かつ印象的に)なかなか良い感じでした。ハリウッドで、この豪華キャストで、それでいてインディーズの単館しかやらないヨーロッパ映画のような後味を残す、なんとも面白い作品です。
(2005.06.29)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イライジャ・ウッドが出ていると聞いて観ました。
主役二人よりもラクーナ社の人たちの関係のほうが気になった… -
請求記号:05D094(館内視聴のみ)
-
ジムキャリーだったんだ
-
サブカル感
-
久しぶりに観た。
倦怠期(?)の恋人が、腹立ち紛れに自分の記憶を全部消しちゃう、という話だけれど、離れがたき二人。
なんでだかわからないけれども、 love love! というのでもないのだけれども、離れがたい、そんな感じがすごく出てて、やっぱり好きだなぁ。
モントークのなんにもない海岸とか、パーティーのめんどくささとか、凍ったチャールズ川とか、図書館員なのにヘンテコファッションとか、そういう組み合わせも良い。
なんだか懐かしい。
これ、ジム・キャリーと ケイト・ウィンズレットだったのですね。
最近みないなぁ ....... おじいちゃんとおばあちゃんになったら、続編やってほしいなぁ -
おちゃらけないジムキャリーはなんだかちがうんだ。
記憶のなかでの彼女とのやりとりもピンとこないし、なにやっちゃってんの状態。 -
ヒロインも相当なビッチだがラクーナ社の面々もなかなかにこじらせちゃってるのが笑える。
BS放送を視聴したが、このパッケージだったらレンタルとかはまずなかったと思う。 -
初見では退屈なだけだったが、再鑑賞して、やっと少し意味がわかった。わかってみれば味わい深い。
が、映画って、わざとわかりにくくしたいものなのか?と時々思う。わかる人だけ味わってね、ってのが映画なんだろうな。。。
まあいい。
とにかくジム・キャリーは、味わい深いのは確かです。