晩春 [DVD]

監督 : 小津安二郎 
出演 : 笠智衆  原節子  月丘夢路 
  • 松竹
4.00
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本棚登録 : 81
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105027534

感想・レビュー・書評

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  • 見終わってブクログに登録して気づいたが数年前に一度見てる.全然気づかなかった.脆弱な記憶力.

  • 評価するほど内容をよくわかってないかもと思う。ファザコンの娘が父が再婚すると思って自分も結婚することにした話。でも父は本当は再婚しない。ひとりぼっちに家に帰ってきた父が涙するところは感動的ではある。ワタシが気になったのは都会でも道端に草がいっぱい生えていて、砂利道なところ。あと、京都は変わらないなってところ。父が涙する最後より、父にツンツンしてて用事あるからとか道の向こうにひとり歩いていく娘の背中を斜めに見ながら杖をついて歩く笠智衆にいちばん泣けました。

  • だいたい朗らかなだけに、笑っていない原節子は何かすごく怖い。

  • 当時と現在の結婚事情の違いが学べる。日経新聞の「私の履歴書」で坂根コマツ元社長が書いていたが、作品中の杉村春江演じるお節介なおばさんの減少も結婚数の減少に影響しているかもしれない。当然、女性の就業環境や恋愛事情の違いも大きいが。

    原節子演じる主人公が叔父を汚らしいと言った気持ちは分からなくもない。過去の自分だったら同じ考えだっただろう。価値観のベースは変わらなくとも、色々な考え方を受け入れられる柔軟性を持ちたい。

  • 製作年:1949年 製作国:日本 時間:108分
    監督:小津安二郎

    (3.0点)

  • 自分が幼い頃に覗いた大人の社会の記憶が蘇った。現代では感じにくくなった、ゆったりとした時間の流れ、穏やかな他者とのかかわりが感じられた。小津安二郎の撮る人間の表情にも、裏切られ、傷ついた経験をもつ、狡猾さや、冷淡さは一切ない。安心して生きていけるという前提の空気感が存在している。2013.08.03

  • 父娘二人で暮らしているけど、それぞれに結婚話が来る。
    父を思う娘、娘を思う父。
    様々な結婚観が出てきて噴き出しだりもしたけれど、父が娘に諭す場面、最後に父が一人りんごの皮を剥く場面は特に集中して見てしまいました。なんだか泣きそう。

    小津安二郎の映画、どこにでもありそうな話なのに、惹きつけられる。何が違うんだろう。
    また何か借りてみよう。

  • 【晩春】後の小津映画の様式を確立させた記念碑的傑作、古き良き日本の風情を家族の中に見出した紀子三部作の始まりでもある。娘の花嫁姿を見て優しく語り掛ける一幕は本作屈指の名場面、独り林檎の皮を剥き項垂れる父の寂し気な横顔に涙を禁じ得ず。いつか娘が出来たら再見したい。75点

  • 親って切ないなぁ。

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著者プロフィール

1903年東京深川に生まれる。1923年、松竹キネマ蒲田撮影所に撮影部助手として入社。大久保忠素組の助監督を経て1927年、時代劇『懺悔の刃』で監督デビュー。以来1962年公開の『秋刀魚の味』まで、全54作品でメガホンをとり、サイレント、トーキー、モノクロ、カラーそれぞれのフィルムに匠の技を焼き付けた。1963年腮源性癌腫により死去。1958年紫綬褒章受章、1959年芸術院賞受賞、1962年芸術院会員。作品『生れてはみたけれど』(1931)、『出来ごころ』(1933。以上、松竹蒲田)、『戸田家の兄妹』(1941)、『晩春』(1949、芸術祭文部大臣賞)、『麦秋』(1951、芸術祭文部大臣賞)、『東京物語』(1953、芸術祭文部大臣賞、ロンドン映画祭サザランド賞、アドルフ・ズーカー賞)、『早春』(1956)、『東京暮色』(1957)、『彼岸花』(1958、芸術祭文部大臣賞)、『秋日和』(1960、芸術選奨文部大臣賞。以上、松竹大船)、『宗方姉妹』(新東宝、1950)、『浮草』(大映、1959)、『小早川家の秋』(宝塚作品、1961)ほか。

「2020年 『小津安二郎「東京物語」ほか【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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