女が階段を上る時 [DVD]

監督 : 成瀬巳喜男 
出演 : 高峰秀子  森雅之  団令子  仲代達矢 
  • 東宝
3.68
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104032942

感想・レビュー・書評

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  • 昔はこういうアパートがおしゃれだったのね。

  • 成瀬巳喜男監督1960年作。仲代達矢、淡路恵子ほか、高峰秀子主演。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    銀座のクラブを舞台にした男女の話。

    <コメント>
    淡々と進みいつの間にか終了。銀座に憧れを持つ人には訴求するのかな…。

  • 面白い。面白いには違いないが、本作にはハッとさせられるようなショットがない。慎重にそれを避けているようでさえある。成瀬作品における水面を走る「船」は特権的なイメージのひとつだと思うけれど、それが高峰秀子の見た「夢」として言葉で語られることに、本作の意義があるのだと思った。

  • 冒頭、スターホテルが出てくる。

  • 成瀬巳喜男の作品を じっくり見ている。
    『オンナ』の描き方が うまい。

    高峰秀子 主演 
    1924年生まれなので・・・36歳の時の映画。
    作品の中では 30歳という設定であるが・・・
    ちょっと・・・無理かな。
    調べたら・・・京マチ子も 1924年生まれなんですね。
    成瀬巳喜男は 1905年生まれ。55歳の作品。

    銀座のママ 高峰秀子は・・・・
    優しい夫に 先に死なれた。
    その棺おけに ラブレター を入れたという。
    再び 男とは恋をしない・・・・という内容の。

    このラブレターが 高峰秀子の矜持であるが・・・。
    そんなママに ほれている 仲代達矢。

    高峰秀子には ファンがいて
    小沢栄太郎 森雅之 加東大介・・・・
    それぞれが 役回りをするが・・・

    高峰秀子は 銀行の支店長 森雅之 が好きだった。
    独立しようとするが・・・
    中村鴈治郎から スポンサーになる といわれて
    独立を画策する・・・

    自分の店から引き抜かれて 店を持った 淡路景子 
    狂言自殺をしようとして ホントに 自殺してしまった。
    そのスポンサーは 小沢栄太郎 だった。
    淡路景子の通夜のお悔やみをしているところで
    小沢栄太郎のむごい仕打ちに 腹を立てる。

    そのことで・・・店を持つことを悩むが・・・
    胃潰瘍で 倒れて 療養・・・・
    そんな中で 加東大介の 甘い言葉にだまされる。

    そして・・・・

    銀座の女の生態を描いたが・・・・
    流れる での 芸者の物語より 深みがない。
    ちょっと 成瀬巳喜男パワーが 低下した。

  • これも成瀬監督は男と女を描かせたらうまいなぁ~と唸ってしまった一本。

    水商売をしながらも身持ちの堅いママとそんなママを独占しようとする男たちとの人間模様。
    そこにあるのは男のずるさと女の強さ。
    銀座のバーを舞台に繰り広げられる男女の駆け引きに、最後まで目が離せませんでした。

    ママを演じる高峰秀子は「放浪記」のときとはうって変わっての美しさ。
    いかにも高嶺の花というような華やかさと気品をもちながら、一歩店の外へ出れば生活に疲れ、安らぎを求める女性を見事に演じています。
    ママ・圭子は店の経営に窮し、お酒で身体を壊した上に家族からはお金の無心。
    はたまた男に騙され、失恋までしてしまうという。。。まさに泣きっ面に蜂という散々な状態にまで陥ってしまうのですが、観終わった後の後味は意外と爽やかです。

    咽喉から手が出るほど欲しいであろう株券を男に突き返すときの、店への階段を上るときの、圭子の凛々しさと強さが女を生きるやるせなさに爽やかな余韻を残すんでしょうね。

    (1960年 日本)

  • 日本映画専門CH。
    オープニングでのやりとりがエンディングでトレースされる演出。
    階段を上る前と上った後の対比で、実に巧いやり方だなと思った。
    女の強さを描くという意味では「あらくれ」と同じなんだが、裏表のような映画だとも言える。
    衣装担当に高峰さん。

  • 見どころは普段と違う加東大介。加東大介映画祭をやるとすれば、選ばれるだろう一本。「浮雲」の森雅之との共演もファンにはうれしいかも。

  • なんと! 公開は1960年!

    したたかな銀座のオンナの強さ、身持ちの固いママを我がモノにと企む、オトコのズルさがなんともおもしろかった。

    高峰秀子の美しさと声の色っぽさにクラクラです。

  • せつない映画です。女とは・・・って考えさせられます。

    色々なものを抱えながら銀座のバーのマダムとして働く女。マダムはとても美しいので男達が言い寄るけど亡き夫を今も愛しているので揺れません。そこがまたそそるのか、社会的地位も名誉もある男達はお金やら誠実さやいろんなものをちらつかせマダムを誘惑します。そこでなんだかんだがある話。話も面白かったけど、高峰秀子の美しさや、その他のバーの女給達の美しさなどが見ていて華やかで良かったです。マダムは一体どこへころぶのか最後まではらはらさせられました。

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