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- / ISBN・EAN: 4988126202972
感想・レビュー・書評
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1996
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なんかわからんが自分の中では結構大事な作品になってる。主人公はスリングブレイドのことをカイザーブレイドと呼んでるけど、カイザーブレイドのことをスリングブレイドと呼ぶ人もいる。ならタイトルはカイザーブレイドでもいい気がするけどスリングブレイドの方を使ってんのよね。主人公がブックバンドで束ねた数冊の本を持って出所するシーンが印象に残ってる。主人公が好き。アンジェリーナジョリーの元夫。
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制作年:1996年
監 督:ビリー・ボブ・ソーントン
主 演:ビリー・ボブ・ソーントン、ルーカス・ブラック、ドワイト・ヨーカム、ロバート・デュヴァル、J・T・ウォルシュ
時 間134分
音 声:英:ステレオ、日:ステレオ
カイザー・ナイフとも言われるスリング・ブレイドで、自分の母親とその愛人を殺害し病院に入れられたカールは、拘束期間が過ぎ退院することになった。
故郷に戻った彼は、フランクという少年と知り合う。
フランクと別れ、町を散策した後病院に戻る。
院長のウールリッジは、そんな彼を見て知り合いの修理屋を紹介してくれる。
町に戻ったカールは、再びフランクと会い、2人でスーパーに行く。
カールはそこで店長のヴォーンと、フランクの母親のリンダと会う。
フランクから事情を聞いたリンダは、カールが家に泊まることを承諾した。
フランクと町を散策し、リンダの愛人であるドイルが粗暴であることやヴォーンがゲイであることを聞く。
リンダの家を訪れたカールは、ドイルに会う。
ドイルは詩人のモリスたちを招くが、酒に酔った彼はモリスたちを追い出し、リンダに手を上げる。
ヴォーンたちは、ドイルを追い出す。
次の日、リンダからスーパー店員のメリンダを紹介される。
フランクと散歩に出かけたカールは、両親に弟を捨てさせられたことをフランクに言う。
フランクとフットボールをした後、カールは自分の生家に行き、父親と会う。
父親に弟を殺した理由を聞き、その後、弟を供養する。次の日、洗礼を受けたカールだったが、ドイルに家を追い出される。
カールはリンダやフランクたちに挨拶をしたあと、スリング・ブレイドを持ってリンダの家を訪れる。
ドイルに警察の呼び方を聞いた後、彼を殺害し、カールは再び病院に送られることとなった。 -
隣人の母子と仲良くなって、DV夫をかわりに殺すなんて話、なんか見たことあるぞと思ったら「容疑者Xの献身」でしたね。DV男が登場したところで先の展開が読めるので、ちょっとかったるかったかな。
ただ、知的障害の主人公のキャラはなんとも愛おしく、ビリー・ボブ・ソートンの演技は素晴らしい。彼が服役を終え、周囲の理解を得て社会に馴染んでいく様子も心あたたまる。 -
人の暖かさに触れられる映画。
それだけに悲しい。
彼はおそらく病気ではなく、手段を知らないのだろう。 -
主演 & 監督ほかのビリー・ボブ・ソーントンさんは、洋画「 バット・サンタ & チョコレート 」でも主演だった方( 男優 )ですが、その3作の各演技は同じ役者とは思えなかった( ? )ですので、「 かなり芸達者・優秀な名優( or シアシスト ) 」って感じですよねぇ♪♪
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穏やかでとても良い映画だった。結末は悲しいが、最後のワンシーンはとても印象的で、その自信に満ちた表情に何か胸に響くモノが溢れ出ている気がした。
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知能障害をもった元殺人犯と少年の家族の話。
ラスト、なんとなく読めてしまったけど、他に方法はなかったのかなと虚しい気持ちになった。
映画やから虚しい話で済むけど、現実社会でこの事件の報道を見たら、
病院から出すなやと思ってしまうんやろうな。 -
みんな優しいなあ。ほんとに優しい。
なのにどうしてこんなことになるんだろう。
切ないというより、悔しい。 -
作品自体は雰囲気も良くてすごく良かったが何とも言えないオチ…
止むおえずというかなんというか...
物語に狂気すら感じた。 -
目にしたくない事実というものはある。どうしようもない人間もいる。言い出したらきりがなく、それらからどうやってわが身を避けるかが問題なのだ。避けかたは人それぞれなのだろう。カールは、人を殺すことで解決し、今度もまた人を殺すことで解決することを決断する。
一度目は目を逸らしたい事実から自らを守るため。二度目は愛おしい友人のために。
カールの話し方を、少年は「エンジンの唸り声のようで安心する」と言う。それまで私は、カールの独特の話し方を聞き取りにくいと、不思議な話しかたをするなあ、と感じていたのだか、少年のその台詞で、印象が大分変わった。知的障害をもつ犯罪者という先入観、そういったバックヤードによって、視界をにごらされていたのだと感じた。
あまりにも、カールがまっすぐすぎる。少年のほうが、大人びている。むしろ知略的だと感ずるほど。しかしカールが自身の父親に会いにいく場面はとても感銘した。殺してやろうかと思ったが、何もしなくてもあんたはその椅子でもう直ぐ死ぬんだ、と言い残して去っていくカールは、大人のようでもあるし、老人のようでも、子供のようでもある。
でもこれはハッピーエンド、ではない、と私は思う。
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[ネタバレあり]
小さい時にDVが原因で障害を負い、殺人事件を起こしてしまう。病院を出て知り合った家族のガレージで暮すことになるが、ここにもトラブルメーカーの男がいて、主人公が彼を殺すことになることが話半ばで分かるように作っていて、そちらに向かって話は着実に転がっていく。今回は障害がゆえの殺人というわけでもなくて、ちょっとしたヤクザ映画のフンイキである。それがまぁ救いですかね。
最初はパッとしいなビリー・ボブ・ソーントンなんだが独特のしゃべり、障害者ならでのは雰囲気、身のこなし。前屈みの姿勢等で魅せられてしまいます。
シンプルがゆえに妙に生々しい殺害シーンもいいですね。
彼が監督・脚本・主演を兼ね、アカデミー脚色賞に輝いてるんですね。
ただ障害者が悲劇を迎えるというのはよくある話で、一つ一つはキチンとした完成度を有しているのだが、まとまると同工異曲になってしまう。 -
ビリー・ボブ・ソーントンが別人見たくて,演技がうまいと思いました。
とても雰囲気も出てて,いい映画でした。 -
素直に良い映画と思える。良心に語りかける内容と、教訓的な言葉がじんわり優しい。
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知的障害のあるおじいちゃんのある家族の心の触れ合い。
最終的に残念なことになってしまった。
その後の経過も含め、想像力が掻き立てられる終わり方だった。 -
この映画を観て、ビリー・ボブ・ソーントンを尊敬しました。主演・監督・脚本までやっちゃうとは。
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泣けます。
主演の知的障害者役の方が監督で脚本もやってるそうです。すごい。 -
やむを得ず殺人
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自分の母親とその不倫相手を殺害し25年間施設に入れられていた知的障害者の男と、家庭内暴力を受ける少年との心の交流を描いた作品。んー…いまいちだったかも
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1996年(平成8年)
第69回アカデミー賞/
★脚本賞(脚色) : ビリー・ボブ・ソーントン / 出演:ルーカス・ブラック、ドワイト・ヨーカム、ロバート・デュヴァル、J.T.ウォルシュ、ジョン・リッター、ナタリー・キャナディ、ジェイムズ・ハンプトン / 製作総指揮: ラリー・メイストリッチ / 製作: ブランドン・ロッサー、デヴィッド・L.ブッシェル / 監督・脚本・出演: ビリー・ボブ・ソーントン / (DVD)