遙かなる時空の中で~八葉抄~ 九 [DVD]

監督 : つなきあき 
出演 : 川上とも子  関智一  三木眞一郎  高橋直純 
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569620194

感想・レビュー・書評

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  • とうとう最終巻になってしまいました。
    本当に、どこまでも素晴らしい作品でした。
    美しい映像と壮大なストーリー、そして、細やかな人物描写。
    最も良かったのは、人物すべてが優しさと強さ勇気を持ち、大切なものを守るために闘ったことです。
    その大切なものとは、龍神の神子たる、あかねであり、
    彼等の暮らす京の都、京の人々であったことでしょう。
    最後のシーンは、ついに鬼の首領であるアクラムとあかねの対決でした。
    結局、詳しくは描かれなかったけれど、あかねはアクラムの生命を奪うつもりだったのですね。
    それしか、もう、都を救う手立てはないと、、、
    最後の終わり方に少しだけ物足りなさを憶えてしまいました。
    あかねは最初にアクラムに初恋をしたはずです。
    その割には、アクラムの素顔(超絶美形でした)を見ても、あまり反応しないし、殺すと決めた割には戸惑いも悲壮感もまったく感じられなかった。
    ドラマ内で、アクラムのことを思い出し
    ―好きな人だ。
    と、言うシーンが出た割には、あまりにも彼と最後に対面したときの反応が薄すぎた。
    ここが少し残念でした。
    恐らく、この最後の対面の場面がいちばん盛り上がるところだと思うのですが、描かれ方としては対面よりはむしろ、その前の八葉たちとアクラムの対決の方が熱を入れて描かれていような?
    ここを除けば、全体的に壮大なストーリーで、本当に素晴らしかったです。
    大人になってアニメにこんなに夢中になり感動するとは想像もしませんでした。
    良い作品との出逢いは人生観もまた変えてくれるようです。
    最後に、あかねは現代に戻ります。
    満開の桜の下でめざめた制服姿のあかねが大きく映し出され、彼女に向かって力強く歩いてくる足音。
    その足音の主が誰であるか、ドラマでは判らないまま終わります。
    私としては、互いに惹かれ合いながらも敵同士として決別するしかなかったアクラムであって欲しいと願っています。

    【追記】
    なお、私の観たのはレンタル版なので、恐らくテレビ放映された部分しか観られてないと思います。
    後でアマゾンのレビューを見て、セル版にはゲームのような八葉一人一人と神子のマルチエンディングがある、、、というようなことを初めて知りました。
    それで、テレビ版は桜の下でめざめたあかねが誰かを待ち受けるという場面で終わっていたのだと納得できました。あの終わり方を見た時、姿が見えない待ち人は見る人それぞれが心に思い描く人物であろうし、私の場合はそれがアクラムであったのですが、なるほど、あの続きがやはりあったんだなーと、すっきりしました。

  • ラストのために、この9巻だけ購入。リアルタイム派としては、やってくれたなって感じがした。

  • 文句もあるんだけどね。
    でも、アニメはアニメで1つの世界を築こうとしたかな、と思います。

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