ミンボーの女 [DVD]

監督 : 伊丹十三 
出演 : 宮本信子  山崎努  津川雅彦  大地康雄  伊東四朗  中尾彬 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.76
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本棚登録 : 177
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102033736

感想・レビュー・書評

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  • 暴力団にせっぱつまされていく様がものすごくリアルで、ものすごくストレスがたまりました。その分、井上まひるが手助けをして暴力団がムググ・・・となるのが気持ちよかった。出だしのガッツ石松の所もとってもかっこよかった!対暴力団についてためになる映画ですが、ためになるようなことがないといいですな。

  • 民事介入暴力を扱った映画ですが、この映画の公開直後、伊丹監督が暴力団に襲われ重傷を負ったという事件が世間では有名ですね。
    確かに無茶苦茶リアルというか、民事介入暴力のやり口や対処法が分かりやすく描かれていて、だからこそ実際に襲われたのかな、と思いました。

    (ストーリー)
    ホテル、ロイヤルコートは、ヤクザの逗留に悩まされていた。
    そこで、総支配人はヤクザ排除を決心し、経理マンの鈴木とベルボーイの若杉をヤクザ担当に任命する。
    しかし、素人の悲しさ、ヤクザに脅え、いいように金を取られてしまう。
    ヤクザになめられ、更に悪化する状況を打破するため、ホテルは民事介入暴力、すなわちミンボー専門の女弁護士・井上まひるを雇う。
    まひるの的確な対応によって、ヤクザ対策は功を奏し、鈴木と若杉も、徐々に成長していく。
    しかし、ある日、ゴルフ中に会った入内島という男に、総支配人が嵌められ、ホテルの存続問題にまで発展した。
    遂に、ホテル側もヤクザと正面から戦う決断を下すが、まひるがヤクザに刺されてしまう。
    代わりに、成長した鈴木・若杉が中心となり、遂にヤクザに打ち勝つのだった。



    それにしても、中尾彬さんや伊東四郎さんは、ヤクザがピッタリですね・・・って、変な意味じゃないです、凄くハマってるというか、迫真の演技というんでしょうか、怖かったです。
    それと、ヤクザ担当になりたての頃の鈴木&若杉の怯えた顔や口の震え方も(笑)
    なんか観てて、可哀想というか、心中、お察しします、という気分になりました。
    気分といえば、映画というよりも、面白いレクチャー番組を観ているような気分にもなりました。
    伊丹監督自身、ミンボーの横行に警鐘をならし、その効果的な対策を一般に普及させるために制作したそうなので、あながち、的外れでは無いのかも。

  • マルサよりこっちのほうが好きでした。

  • この映画の後に確か伊丹さんはヤクザに襲われた。

    それにも関わらず「私はくじけない。映画で自由を貫く。」と言って報道陣にピースをした伊丹さん。

    そんなことを背景に思いながら見た・・
    うーーーんやっぱおもしろい!これが元祖エンターテイメントだ!って感じ。
    元祖っていうほど古くないけど、1992年だから約20年前か。

    ミンボーとは民事介入暴力のこと。
    ヤクザと戦う弁護士井上まひる。
    かっこよかったけど、鈴木と若杉の成長ぶりのほうが
    目に付く。
    そしていい役者出過ぎ〜

  • 宮本信子好き。キャラクタとしては板倉亮子と井上まひるが好き。「光栄ですわ」とか語彙に加えたい(笑)。

  • 絶対に何度もみた映画なのに、内容を覚えてません…。ひどいなあたし。

  • 面白いです!この監督の作品全部観た訳ではないですが、観た中では一番好きです。<br>
    ヤクザに脅されたり怖い場面も沢山あるんですが、テンポよく面白く観られるようになってるのが素晴らしいです。<br>
    ヤクザ、怒鳴ってる人が怖いのももちろんなんですが普通にふざけて指で撃つマネをして去っていった二人組みが無性に怖かった。<br>
    この映画は実際に企業でヤクザ撃退マニュアルとして使われているそうです。<br>
    監督はこの映画を撮った後暴力団に襲われて重症を負ったそうで、その後警察に身辺保護をされた経験をもとに「マルタイの女」を撮ったということです。<br>
    それを考えた上でこの映画と「マルタイ〜」を観るとまた色々考えるところがあります。<br>
    監督: 伊丹十三 <br>1992年(日)123min

  • あっち系対策のバイブルらしいです、これは。まぁ、わかるけど。ここまで描ける人はそういない。この作品後に伊丹は重傷を負わされたわけだけど、これを一介のエンターテインメントとして受け入れられないのは懐が狭いと思う。短絡的。この小気味よいストーリー展開は伊丹の真骨頂だよなぁ、と思う。(06/7/26)

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著者プロフィール

1933年生まれ。映画監督、俳優、エッセイスト、テレビマン、CM作家、商業デザイナーなど、興味のおもむくままに様々な分野の職業に分け入り、多彩な才能を発揮。翻訳も多数手がけた。1997年没。

「2020年 『ちょこっと、つまみ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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