ラスト・アクション・ヒーロー [DVD]

監督 : ジョン・マクティアナン 
出演 : アーノルド・シュワルツェネッガー  オースティン・オブライエン  F・マーリー・エイブラハム  アンソニー・クイン 
制作 : アーノルド・シュワルツェネッガー 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.53
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本棚登録 : 105
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462021489

感想・レビュー・書評

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  • 映画の中に入ってみたいという願望をかなえる映画。映画と現実が交錯するようになり、ハラハラするがハッピーエンド。あまり考えずに見て楽しめた。

  • 2020年9月15日読了。アクション映画のヒーロー「ジャック・スレイター」を愛する少年ダニーは魔法のチケットで映画世界に入り込みスレイターと悪役ベネディクトを追うことになり…。ここからシュワルツェネッガーと監督ジョン・マクティアナンの低迷が始まったと言われる映画だが、言われるほど悪くない…「映画の世界に飛び込んで大冒険」という小学生発想で終わるのではなく、「映画キャラが現実世界に入り込み、そのシビアな世界観に驚く」という設定は結構面白い。が、孤独で映画マニアの少年の活躍・成長とかシングルマザーの少年の母親や現実世界の映画スターたちが映画のキャラに会って何かを得て変わるとか、お話をふくらませる小ネタをもっと仕込めただろうに…。もったいない映画。リメイクしようにも、この役(銃を乱射するハムレット、とか)がハマる役者はシュワ以外にはいないよな…。

  •  大好きなアクション映画『ジャック・スレイター』の世界に入り込んでしまった少年がスレイタ―刑事とコンビを組んで事件の解決に挑む。

     アクション映画の世界に入り込むというまでは普通のメタなアクション映画だが、後半にスレイタ―が現実世界に行くところから一気に面白さが上がる。ヒーローの都合のいい強さを失ったシュワちゃん。メタの面白さを最大限に発揮。
     大スターだからこそできる変化球。名作だと思ってて久しぶりに見たけどやはりいい映画でした。

  • TVにて
    懐かしの映画のオマージュのようなシーンが出てきて,おしゃれなファンタジーアクション.思っていたより楽しい映画だった.

  • シュワちゃんの映画で一二を争うほど好き。

  • いい映画です。ET(月をバックに空飛ぶ自転車)、トワイライトゾーン(異次元へのタイムトリップ)、ターミネーター(主役がシルベスター・スタローンに)、ダイ・ハードなどのパロディも入れながら、大好きなアクションヒーローと体験する架空の世界。1993年の若かりしシュワちゃんの凛々しい姿が拝顔出来ます。

  • レンタル鑑賞

  •  次元を超えた友情。
     様々なアクション映画で名を馳せるアーノルド・シュワルツネッガー主演、映画と現実、二つの世界を股にかけた壮大なガン・アクション・ムービー。
     母子家庭に育つ平凡な少年、ダニー・マディガンは無類の映画好きであり、アクション映画を愛好している。授業で見るような退屈な文学的な映画を、憧れのヒーロー、ジャック・スレイターを主人公にして妄想するほどの入れ込み様だった。
     ある日、馴染みの映画館の館長ニックの計らいで、封切前の『ジャックスレイター4』が見られることになる。ニックの持っている不思議なチケットの力により、映画の世界へ飛ばされたダニー。アクション映画の破天荒な世界をジャックと駆け回る中、舞台は現実世界へと以降していく……。
     非常に面白い映画だった。現実の世界と映画の世界を巧みに利用しながら、メタ・フィクションとして高い完成度を誇っている。
     映画の世界の主人公であるジャック・スレイターは無敵かつ破天荒な警察官。現実世界ではありえないような神業を連発し、様々な事件を解決に導く。だが一度現実世界に赴けば、車を銃で爆破できないし窓ガラスを拳で割ると痛い。弾丸一つで致命傷足り得る普通の人間の一人になってしまう。特に自らの顔写真が大々的に用いられた『ジャック・スレイター4』の看板を見つけるシーンは、『トイ・ストーリー』のバズが自身の正体を知ってしまうシーンを彷彿とさせる哀愁がある。自らが物語に登場するフィクションの存在でしかないと知った後も、悪役ベネディクトを追い、生身の肉体で立ち向かい、ダニーも救う姿は正に主人公だった。
     また現実の世界の主人公であるダニーも良いキャラをしていた。序盤から中盤は非力で無力な極普通の生身の人間であるものの、冒険を続ける中成長し、ジャックの相棒として巨悪に立ち向かっていく姿がカッコイイ。最後までジャックを救うことを諦めなかった姿も、主人公として魅力的だった。
     黒幕は計四人も登場し、最初は黒幕としてマフィアのボスの歴史的馬鹿者のトニー・ビバルディが暗躍するが、不思議なチケットを手に入れたベネディクトが現実の世界に逃亡し、更に『ジャック・スレイター3』に登場する殺人鬼、リッパーを呼び寄せる。はたまた二人が倒れた後も、偶然が重なり『第七の封印』に登場する死神さえもが立ちはだかる。物語の設定上、尺さえあればもっと色々な悪役が登場できるという夢のある設定だ。虚実入り乱れ様々なキャラクターが活躍する様は、非常にスリリングだ。
     また様々な映画パロディを入れ込んでいるのもポイントが高い。『コマンドー』や『ターミネーター』、『E.T.』のパロ、『ダイ・ハード』の話題や『アマデウス』のサリエル役を演じた俳優が裏切るなど、小ネタが多い。
     ストーリーは二人の主人公の友情と成長、勇気を描いておりハリウッド映画特有の王道ではあるものの、メタ・フィクション特有のエキセントリックさを持ち、独創的である。前半はありきたりな作風が続くが、ベネディクトが現実の世界に逃げてから一気に物語の深みが増す。前述の映画のお約束が通じない展開に、殺人が起こっても人一人気にしない社会。ベネディクトに「悪こそが勝利する」と罵られる現実の世界を舞台に、真の命懸けの戦いに主人公と悪役が巻き込まれていく。
     世界観は「映画の中の世界にいけたら」という誰もが一度が思い描く至極単純なものだが、コロンブスの卵的に非常に完成度の高い映画の創造に貢献している。また映画と現実を行き来し、更に敵役に力を一時的に譲渡することで、エンターテイメント性を高めているのが非常に評価できる。
     テーマとしては友情を描きつつも、必ず終わりが来る友情としてセンチメンタルに描いている。上映時間が終わればお別れ、という映画の宿命を描いているとも言える。住む世界の違う二人の共闘と別れ。アクション映画とは何かをメタ視点で描きつつ、感動を提供するクオリティになっている。
     映像はシュワルツネッガーとジャックを同時に写したり、敢えてアニメーションのキャラクターを使ったりと遊び心を忘れていない。美人しかいないサンフランシスコや、脆過ぎる建物の壁など、アクション映画のあるあるを敢えてゴリ押ししていくスタイルも忘れていない。
     台詞はユーモアのあるものが多く、今でも語録としてカルト的な人気を誇っている。「寝返りと360度」や「なすべきかなさざるべきか」、「ヒーローの言うことを聞かない奴」など、枚挙に暇がない。ただ名言・迷言は多いものの、ユーモアのクオリティは『コマンドー』ほどではなかった。
     総合的に見て非常に面白い映画だった。メタ・フィクションとしてのクオリティが高く、テーマ性も深い。映画に限らずエンターテイメント性のあるフィクションが好きな人間にとっては、非常に魅力的な映画である。

    キャラクター:☆☆☆☆☆
    ストーリー :☆☆☆☆☆
    世界観   :☆☆☆☆☆
    テーマ   :☆☆☆☆☆
    映像    :☆☆☆☆☆
    台詞    :☆☆☆☆

  • 映画が好きになる映画
    もっと映画が観たいと思える映画

  • 映画ファンなら誰もが憧れるだろう夢のあるストーリー。ジャックは文句なく格好良かったけれど、それ以上に可愛くて強いホイットニーが最高だった。

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