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- / ISBN・EAN: 4933032003595
感想・レビュー・書評
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まさに捨て曲なしの最高のアルバム
歌詞の世界観も切なくていい
輪廻転生を繰り返し運命の相手を探し求め…てるんだろうと思う歌詞が最高詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
riyaが2005年に発表したコンセプトアルバム。Key Sounds Labelでは珍しく全てオリジナル曲になっている。ここには13通りの恋物語が展開している。これらを聴き、それぞれが頭のなかで映像を再生するんだろう。そうそう、麻枝准の作るメロディーはやはり一筋縄ではいかない。
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【マイベスト】(13/13曲) ・始まりの坂 ・蒼の夢 ・星なる石 ・走る ・百年の夏 ・僕らの恋 ★灰色の羽根 ・グラモフォン ・神話 ★氷時計 ★折れない翼 ・そして物語が終わる ・Love Song
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riyaさんを知るきっかけになったアルバム
聞けば聞くほど好きになる【するめアルバム】 -
riyaさんファンのriyaさん中毒のためのriyaさん信者による悶死必至の名盤
♪好き3曲:「星なる石」「走る」「神話」 -
こんなに傷ついて生きていた自分でも、最後には好きになれた
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"Key Sounds label"が何のゲームに使う訳でも何のタイアップをつける訳でも無くリリースしたフルアルバム。
悲しい結末に終わった恋や、そう終わる事が判っている恋を詠った歌々によって構成されたコンセプトアルバム。
”破滅に向かう僕らの恋のうた”と言うキャッチフレーズに一発KOされたが、聴いて見るとまさにその通り。悲しい程に美い、美しい程に透き通る、透き通る程に悲しい歌達が私の琴線をオルタネイトピッキングしてくれる一枚だった。
手にしてみないと判らないが、このCDは聴くだけでは本当の魅力を得られない。曲を聴きながら、歌詞を読みながら、そして歌詞カードに描かれた絵(”挿絵”と言うより”絵画”と言う方が適切だろう)を見て初めて曲本来の姿が浮かび上がる。
一曲の歌(歌詞)に1枚の絵が対になって描かれている。
それは、不器用に積み重ねられては壊れていく恋そのもの。
それを曲の数だけ繰り返して行く。
そして最後の一曲、タイトルチューンでもある13曲目"Love Song"の歌詞と対になる真っ白なページを見た時、如何し様も無い程の優しさへと心が沈む。
二人が歩む先に破滅しか無い事は判っている。それに不安を抱えながらも手を取り合って歩いて行く二人。
それが如何し様も無く優しく暖かい。
ツボに入る人間にとっては本当に名盤であろう。正直聴き手(読み手)を選ぶ作品ではあるが、是非触れてみて欲しい。
この、如何し様も無い程に優しいラブソングに。