愛と哀しみの果て [DVD]

監督 : シドニー・ポラック 
出演 : メリル・ストリープ  ロバート・レッドフォード  クラウス・マリア・ブランダウアー 
  • ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
3.27
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本棚登録 : 118
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4580120515654

感想・レビュー・書評

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  •  なんと大がかりな撮影なんだろう。「ワイルド・ライフ」とか「プラネット」なんて番組を見ているのではないかと錯覚する場面も。さらに,「世界の果てまで行ってQ」とか「世界丸ごと発見」みたいな…。
     男女の恋愛物語であることは確かなんだけど,これまであまり目にしたことのない舞台設定がとても新鮮で,ついつい見入ってしまった。
     ポータブルな蓄音機もステキ。電気が必要ないというのは,なんと便利なんだろう。野山でレコードを聴くなんて…今でも,スマホとブルートゥースで繋がるスピーカーがあれば聴けるけどね(ただし充電が必要)。家にある,SPレコードでも聴いてみるかなという気持ちにもなったりして。あと,コーヒー農園は,たぶん,ああいうふうにして原住民を使ってプランテーションしているんだろうなということも垣間見れたし。なんでも神様のせいにして,ちゃんちゃんと進んでいく不思議さも文化の違いを感じて面白い。
     決してきれいとは言えない女優さんが主人公なんだけど,それだけに,余計大人の色っぽさが感じられたりするのも見どころかな。

    《NHKプレミアムシネマ》の解説を転載
     20世紀初め、デンマーク人のカレンは、スウェーデン人貴族と結婚、夫の経営するコーヒー農園のあるケニアにやってくる。不実な夫に代わって事業に懸命に取り組むカレンは、教養ある冒険家で、孤独に、自由に生きるイギリス人・デニスに出会い、ひかれていく…。原作はデンマークを代表する女性作家ディネーセンの自伝的小説。アフリカの雄大で美しい映像と2大スターの名演技で、アカデミー作品賞など7部門を受賞した名作。

  • アフリカの雄大な風景が美しい。

  • アフリカの植民地での新生活を送る女性の別れと出会い。
    恋愛物語ではあるんだけど、植民地時代ってこんな感じなのかなっていう雰囲気も感じられたのが良かった。

  • のんびり優雅ともいえる物語
    植民地における征服者の生活

  • 広大なアフリカの自然。遠くまで見渡せる青々とした大地。その中に生きるライオンや他の動物たち。
    アフリカを舞台としたラブ・ロマンス。結婚の紙切れ一枚に縛られず、皆が自由に意思決定すべきだと考えるデニス。一方で私の農園、私のデニスと何でも自分のものにしたがるカレン。惹かれあい、徐々にお互い価値観を理解していく。
    美しい風景の中での恋愛物語はなかなか良かった。

  • アフリカ版「風と共に去りぬ」という印象が絶えず拭えなかった。

  • 財産とはいえ未知の土地ケニアに行き、事業を起こすヒロインは逞しい。働かない夫、慣れない珈琲農園経営と苦難の連続ですが、アフリカの自然の雄大さに飲み込まれると、人間の営みは些事に見えます。それにしても、アフリカで自立し、原住民を従え、男社会と伍してゆく、白人女性が時としてみせる毅然とした態度には感心します。

  • 1985年の映画とは思えない、良作でした。
    行かず後家のカレンはアフリカの農園で恋人の弟だった男爵ブルスをつり、結婚する。しかしプライドがぶつかり結婚生活はうまくいかない。夫は彼女や農園そっちのけで狩りを楽しんでいる。
    彼女は農園経営に尽力し、ブルスに会いに来たデニスという男と知り合う。
    戦争に参加した夫が食糧の配達を白人指定で要求してきたので、無謀にも戦地に届けに行く。そこで夫に梅毒を移されてしまう。
    一旦帰国し治療し、帰ってきたがもう子供は産めなくなっていた。農園で学校を始める事にする。
    夫とは別居し、サファリに連れられてからデニスと恋人となるが、デニスは居着くわけではない。
    ブルスは別の金持ち令嬢を見つけたので離婚を要求する。受け入れるが、独り身になったところでカレンも不安を覚える。
    紙一枚の結婚に何の意味がある? とデニスは言う。愛は証明不要だと。
    別れの言葉を言い合ったあと、珈琲を焙煎していた家屋が全焼してしまった。ちょうど経営も行き詰まっていた。帰国を決める。
    飛行機で送る、と言ってくれたデニスだが、戻って来ることはなかった。

    カレン役の女優さんが綺麗‥‥。アフリカの大自然も美しく、その中で生きる主人公が逞しくも美しい。
    英国人が文字が読めて何が出来た? という族長の問いかけや、デニスの結婚に対する疑問、様々な主義主張が問われ、その度に自分の価値観に揺さぶりをかけられる。それが正しいと、何も考えず信じるのは、頭の悪いことだ。世界の果てアフリカで、彼女の生き方は迷いながらも骨太だ。
    良い映画を観ました。満足。

  • んー、長い。あまり大きな事件や展開がないだけに、2時間半は実に長く感じました。

    メリル・ストリープ演じるヒロインは結局最後まで現地語をしゃべらなかったなぁ。「アフリカの地に生きる強い女性」を描いたのでしょうが、なんかあまり共感はしなかったですね。

    あと、ずいぶんとロバート・レッドフォードが勝手な人間のように描かれてますけど、束縛を嫌い自由を求めてアフリカにやってきた男に結婚を迫っても、そりゃ無理な話ですね。逃げますよ、絶対。

  • ワイルドで自由人なレッドフォード。メリルの髪を洗ってあげるシーンが好き。
    最後、やっぱり死んじゃうんだあ。

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