ジャッカルの日 [DVD]

監督 : フレッド・ジンネマン 
出演 : エドワード・フォックス  ミシェル・ロンスデール 
  • ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
3.66
  • (9)
  • (14)
  • (13)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 71
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4580120516248

感想・レビュー・書評

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  • 午前10時の映画祭にてスクリーンで鑑賞!
    とにかく地味だ!地味で渋過ぎる!そういうかっこよさです。
    70年代匂いが色濃いリアリティーハードボイルドな作品でした。
    そういや予想通り客層もおじさんだらけだったなぁ。(先週上映していたゴッドファーザーでは女性も結構いた。)多分こーゆう映画は男の人の方が憧れる世界だと・・・思う。

    舞台の中心がフランスなだけにあってアメリカンニューシネマとはまた毛色の違うダンディズム漂う画面が素敵です。

    主人公ジャッカルを演じた俳優さんのかっこよさの半端なさも素晴らしいです。
    デヴィット・ボウイとピーター・オトゥールを混ぜたような典型的英国ビューティー。アメリカンではなし得ない感じがまた良い!
    あんまり有名な俳優さんではないみたいですが彼の立ち振る舞いの美しさや透き通る金髪と渋みの決まってる顔つきはまさしく英国紳士とも言うべきスタイリッシュ。
    さり気なく長ーい首に巻いてるスカーフのかっこよさはスゴイ。あれは彼のような人以外は出来ないお洒落!
    この上品なかっこよさはこの完全なる犯罪野郎に見事にハマり込んでいてジェームズ・ポンドなんかよりも遥かに100倍くらいはかっこいい〜!!笑



    フランス、イタリア・・・と西欧をかっちょいいクラシックスポーツカーで逃亡するという設定自体がかっこ良過ぎる。

    さてさてこの設定や時代背景の良さがかっこよすぎるんでもうそれを堪能するだけでもこの映画、価値はあります。

    しかしなんと言っても地味すぎるんですよねぇ。
    でもけしてこの地味さは嫌いではないかも。リアリティーを突き詰める地味さで言えばダスティン・ホフマンとレッドフォード共演による同時期の作品、「大統領の陰謀」に並ぶ魅力でもあります。
    面白いかと言えばエンターテイメント的面白さではないのだけども最高にカッコイイ悪役ジャッカルと個性豊かな政府組織警察団とのかけひきの緊張感がリアリティーなスリリングさを感じとてもいい。
    史実ドキュメンタリー見てる錯覚を感じさせられます〜!

    • koshoujiさん
      初めまして。
      これは、一世を風靡したフレデリック・フォーサイス原作の映画化ですよね。
      私は年齢柄(笑)リアルタイムに映画館で見ました。
      ...
      初めまして。
      これは、一世を風靡したフレデリック・フォーサイス原作の映画化ですよね。
      私は年齢柄(笑)リアルタイムに映画館で見ました。
      主演のエドワード・フォックスの顔は今でも脳裏に焼きついています。
      かっこよかったですね。
      淡々と目的遂行に向かっていくスナイパーとしてのシビアさが。
      特にホテルで仲良くなった女性を一夜を供にしながら、冷徹に〇してしまうところなど、うおーと高校生時代の私は唸ってしまいました。
      そしてラストの息詰まる狙撃シーン。
      固唾を呑んで見守った覚えがあります。
      レビューを拝見して、また観たくなりました。
      2013/08/05
    • ほなむさん
      はじめまして koshoujiさん!
      コメントありがとうございます!
      この時代のリアルタイムとは私にとってはもうそれだけで大変羨ましいです!...
      はじめまして koshoujiさん!
      コメントありがとうございます!
      この時代のリアルタイムとは私にとってはもうそれだけで大変羨ましいです!
      この時代の作品をフィルムの音がカタコト鳴るような映画館で観てみたいもんです!笑
      あの淡々とした感じとてもいいですよね。リアルタイムで観たものが今でも脳裏に焼き付く程にインパクトがあるのですねぇ。
      今でこそこのご時世ですからあまり冷淡な殺人現場に衝撃を受ける事ってないなぁと思ってしまうのが現代っ子としては悲しい性です。便利な世の中ですがこういったところでも失っている何かがあるのかも・・・なんて koshoujiさんのコメントを読んで思ってしまったり。
      是非また一度新鮮な気持ちでご鑑賞されてみてはと思います!私のレビューが源道になれて光栄です!^^
      2013/08/08
  • この映画も観たはずで、結構好きだった気が。

  • アルジェリア独立を認めるなどの政策を行うド・ゴール大統領に反発するフランス極右組織OASに雇われた暗殺者ジャッカルと、それを追うフランス人警視。
    この追いかけっこが、見ていて楽しい。ヤキモキしたり、ドキドキハラハラしたりと、古い映画ながら、飽きなかったなぁ。

  • フォローしてる方々が皆さん褒めてらっしゃるので微笑ましい、『ジャッカルの日』。NHKにて。フレッドジンネマン監督は先日観た『真昼の決闘』とヘンリー8世の『わが命つきるとも』だけ観てます。
    冒頭、シトロエンDSが公用車として大量に出てくるので大興奮。それだけじゃなく、ここのシークェンスは実際にあったドゴール暗殺未遂事件の話なのでめちゃおもろい。
    導入がそれで、映画全体としてはドキュメンタリータッチで淡々と描かれていくので、知らない人が観たらこれ本当にあったことだと思っちゃうよ。そのぐらい、とてもリアル。
    その反面、尺がとても長いから間延びして眠くなる。それと序盤〜中盤ぐらいまでは面白いんだけど、ラスト五分で大爆笑。まあドゴールが暗殺されちゃうと歴史が変わってしまうからしょうがないけど、そのミスり方と、主人公の最期の吹っ飛び方が笑える。
    あと、ドゴールを守るために「大統領より身長の高いものを警備に配置した」ってとこがあるけど、2m近い大男なんですよね。警備するの大変だよなあ。

    この映画で面白いのは、暗殺者側が主人公だってこと。暗殺者側が主人公ってわりと珍しいような。もちろん、さいとう・たかを先生の『ゴルゴ13』はあるけど話のパターンがちょっと違う。クライム映画だと犯人側が主役ってのはけっこうあるけど、スナイパー限定だとあまりないような。あと、みんな「組み立て式の銃が」って書いてるけど、これは007シリーズで言うとスカラマンガ様ですね、わかります。
    まあそれはともかくとして、主人公ジャッカルの乗ってるのはジュリエッタスパイダー。こないだ観た『軽蔑』にも出てきましたけど、やっぱりカッコいいね。それとAMX-13のバリエーションが出てくるのが見どころでしょうか。

    エンドロールのライオン像は、冒頭のシークェンスでも遠くに映ってるやつだと思うんですけどどうなんでしょう。まさかロンドンの方ではないと思うんだけど。

  • 淡々とした話運びなのにかなり引き込まれた!
    それはジャッカルの孤独さが淡白な演出に結び付いているからだ。
    何の感情も表わさずに方々動き回って準備をするところにひきつけられる。
    だからこそ、幾度かのミス(特に塗り替えたばっかりの車をフアーファ、とあくびしたせいで事故で壊すところ!)もチャーミングに見える。
    2時間20分があっという間だった。

  • 仕込み銃のギミックが良い

  • 派手さはなく、たんたんと進む物語。特注の銃かっこよかった〜!

  • CSで鑑賞。

    古き良き時代の名作。もう40年以上も前の作品だとは驚き。フォーサイスっぽい雰囲気がたまらん。

    淡々と進む暗殺の準備と、それを阻止すべく追っかける捜査。派手なアクションを使わないあの大人な静かな雰囲気が、子供の頃からカッコ良くて好きだった。そしてやはり吹き替えで見るに限る。(確かDVDには収録されていない)

    軽さを求めた特注の銃がシンプルなんだけどカッコ良い。試し撃ちをして、照準の調整をするシーンが好き。出てくる女性がみんな綺麗でセクシーでココらへんも文句なし。

  • 4:

  • 「ジャッカル」が淡々と暗殺の準備を進める様が印象的でした。追う側と追われる側のやり取りのつなぎ方が巧みです。
    最後まで惹き込まれっぱなしでした。ロベール刑事がキュートでいて格好良いですv

  • 派手さはないが、無駄の全くない作品!!プロとプロの静かなぶつかり合い・・・
    見終わった後の満足感過多この上なし!!

  • この名作が1000円以下とは

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