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- / ISBN・EAN: 4580120515883
感想・レビュー・書評
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ランドオブザデッド(05米)
ゾンビが蔓延る近未来、あるゾンビが知恵を付け始める。お金かけてるだけあって荒廃した街並は見事。人物造形もグッド。ただ、ゾンビの侵攻と主人公の任務が同時並行に描かれるのだが、関わりが薄いのが物足りない。もう少しゾンビとの戦闘を増やしてほしかった。
また貧困層が生き、裕福層がひどい目に合うというのはいささか教訓的すぎるように思う。82点。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怒るゾンビ。その点、人間的だった。個人的には、見境なく人間を食べてこそゾンビだと思うので、その人間的残酷さが笑えたと同時に、ちょっと拍子抜けもした。
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知能が残るのなら、ゾンビになった方がイイんじゃない?
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2回め。戦後の闇市みたいなもんですね。食料や資源が限定され、しかも生産されないわけですから、苛烈な生存競争がなされるのですが、それに対して支配階級と非支配階級が生まれるのは、競争を抑えるための人間の知恵でもあり、業でもあるかもしれません。それと同時に、それは一発の武器(核)、そして大衆(ゾンビ)の反乱により脆くも崩れ去る、虚構のような存在でもあったんですね。とか、そういう社会性を匂わせるのはロメロ作品たる所以で、この時代でも地に足をつけて作っていらっしゃる。ライバル?が移民系というのも実は熱い。
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ロメロから投げかけられた、問題作と感じている。学習能力を身につけるゾンビは果たしてゾンビといえるのか?知性≠人間であるならば、何をもってして人間と定義づけることができるのか。この作品のゾンビは何の暗喩なのかと思いをめぐらした。
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デニス・ホッパー
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「サバイバル・オブ・ザ・デッド」から遡るように観てるせいもあるが、この作品は割と楽しめた。ゾンビはもちろんのこと、ストーリー・キャラクター・設定共に悪くない。全体的に凄いあっさり風味なのはロメロ監督の作風なのかしら。今作の特徴は意思疎通が取れて、学習するゾンビたちとそれらを統率するゾンビ“ビッグダディ”の存在に尽きる。徐々に人間が追い詰められてく様が面白かった。そして当たり前だけど、ゾンビの描写が素晴らしい。このただグロいんじゃなくて、どことなくユーモアも含んだグロテスクさがロメロゾンビなんだなぁと思った。ロメロ作品を見ると他のゾンビ作品は全て偽物や猿まねにしかに感じないから、改めてゾンビのおじいちゃんであることを再認識。傑作とは言わないけど、普通に観れる良作。
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ホラー映画でもあるしSF映画でもあると思う。ザ・スタンドとか、世界崩壊後に再建される街の描写はワクワクする。
荒木飛呂彦はゾンビのリーダーを嫌がっていたが、リーダーがいなくてはとてもあの島には侵入できないから仕方がない。
大量のゾンビが街に侵入する姿は圧巻でスカッとする。シム・シティでわざと災害を起こして街を壊すのと同じ感じ。