薄化粧 [DVD]

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監督 : 五社英雄 
出演 : 緒形拳  浅利香津代  川谷拓三  浅野温子  竹中直人 
制作 : 宮尾登美子 
  • 松竹ホームビデオ (2005年11月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105046542

薄化粧 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • この話の主人公は助平である。
    見栄っ張りで、金にすぐ目が眩み、女が大好きだ。
    鉱夫をして、元気で明るい息子と妻と親子3人それなりに幸せに暮らしていた。
    ある日男は大金を手に入れた。そして浮気を始めた。
    男は妻に浮気を咎められ、慰謝料を請求され、見栄の象徴「ラジオ」を斧で壊され、ついかっとして奪った斧で妻を殺してしまった。
    その時9歳の息子は寝ていて気付かなかった。
    気が小さくだらしない男は、死体を埋めて無かったことにしようとした。
    しかし母が家出したと思った息子は、その日からずっと寂しい毎日を過すようになった。
    いたたまれなくなった男が息子に「おかあちゃんに逢わせてやろうか?」と恐る恐る尋ねると、息子はおおはしゃぎして「逢いたい、逢いたい」と喜んだ。そして息子を絞殺した。
    その後も男は何も無かったように、もしかしたら全てを忘れようとして女遊びを続けた。金はあった。頼りにしてるふりをした若い女性が、さんざん金だけ貢がせて資産家に嫁いでいった。馬鹿にされたと気付いた男はダイナマイトで新居ごと爆殺を図り、遂に逮捕され、脱獄し、逃亡生活が始まった…。

    とある鉱山で、逃げた女房を追っかけ続ける男と出会う。荒くれ者から苛められ泣きじゃくるこの男がほっとけなかった。これがきっかけで親しくなり、久し振りに人間らしい感情が戻った。
    そして女と出遭った。菩薩のような心持のいい美女に。
    閨で女が冗談で男に薄化粧をした。
    鏡に映ったまるで別人のような自分に、男は人生やり直したいと思い始めた。
    しかし最後は刑事の執念が実ったのであった。
    昭和23年の実話である。

    男はへびだ鬼畜だと罵られ、それだけの罪を犯した。
    しかし決して理解不能な男ではないし、むしろ自分も含めどこにでもいる男だ。
    ひとつ歯車が狂い地獄に落ちていったのだ。
    最後まで息子を想っていた。
    せつない、とてもせつない話である。
    (090111鑑賞)

  • 実話と考えると、何か悲しくなる感じがしました。自分の感情をコントロール出来ないと、ちょっとしたことで、とんでもない事になるということ。

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