ZAZEN BOYSIII

アーティスト : ZAZEN BOYS 
制作 : 向井秀徳 
  • MATSURI STUDIO
3.42
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本棚登録 : 262
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4547292200078

感想・レビュー・書評

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  • 2004年末のカウントダウン・ジャパンのステージで脱退したアヒト・イナザワからズボンズやバッファロー・ドーター等で活躍していた松下敦(柔道2段)が入って初のアルバム。

    今まで垣間見せていたフリーキーさやファンク・テイストを消化してみせたアルバムともいえるし「ZAZEN BOYS」というバンドの本質的なものが確立されたアルバムとも思える。さらにヘヴィ・ビーターである松下敦のドラミングが全面的に出ていたり、向井の弾くシンセの艶やかな音が「冷静だが何かを燃やし続けている」感覚を感じさせる。これでナンバーガール時代のようなメロディーが復活したら凄いものが出来上がりそうな気さえする。なので次のアルバム(ツェッペリンに例えるなら歴史的名盤な4枚目、タイトルは象形文字のようになるのかな?)にさらに期待という意味で星四つ。

    個人的なベストトラックはCANやツェッペリン、プリンスや「イン・ア・サイレントウェイ」期のマイルスを飲み込んで消化したような二曲目「Take Off」

  • very good.

  • riffmanカッコよかった。

  • 買い直し

  • 個人的な好みだけで言えば、なかなか好きなアルバム。
    前作2は音の破壊性や情念を無尽蔵に吐き出した衝動的な作品でしたが、
    どこかとっちらかってる感が否めなかった。
    その点、今作3は「夜」というコンセプトを据えた事もあり、大分すっ
    きりとしたスタイリッシュさが感じられるものになっていると思う。
    ただそれは、曲の色合いが似ている、メロディが主体ではない、全体的
    に無機質など聴く人によっては感じ方のベクトルが逆向くだろう部分でも
    あるとは思いますが。

    今作で一番印象に残ったのは、柔道二段こと松下氏の叩くタイトで
    グルーヴィーなドラム。
    氏の加入は本当に大きい。メンバーの音をより鋭く尖らせ、夜の情景を
    楽曲に展開させているのは松下氏のプレイによるものだと感じる。
    メンバーのパート一つ一つがしっかりと独立したスマートな音を鳴らしており
    そのどれもが味わい深い。
    「鳴り散らす」から「味わう」バンドに変わったといった感じ。

    前作までの攻撃的な楽曲を求めている方にはあまりおすすめしませんが、
    バンドアンサンブルの緊張感を味わうのが好きな方には手にとってもらいたい。
    私そうかな?って方には是非。スピーカーから流れる一音一音と「対峙」し
    てみてください。痺れます。

  • あひと〜!!戻ってきて〜!!!

    でも、楽曲は大好きよ。

  • 覚悟して聴かんと飛び出るよ、アレが。

  • 小生が最も敬愛するバンド。奇妙である。だが、極めてカッコがよろしい。エキセントリックなだけではない。HENTAIなだけではない。とにかく突き詰めている。極々-キワキワ-なのだ。
    蠢くBEAT、奇妙なギターと強靭なベース、SOLIDなドラムス。それらの音が念のカタマリとなって、脳内で物質化する。グワングワンとクル。シビレアガル。
    CAPTAIN BEEFHEARTがZAZEN BOYSのライブで「Sugar Man」を聴いたらどう思うだろうか。「RIFF MAN」をLed Zeppelinが聴いたらどう思うだろうか。
    他のバンドでは生み出すことの困難なこのアンサンブルをCDで、そして生で、聴いて頂きたいものである。
    オススメ曲は「RIFF MAN」。耳から飛び出る昇り龍ぅ〜ッ。

  • NUMBER GIRL時代から連れ添っていたアヒト・イナザワが脱退し、新ドラマー松下敦が参加して初のフルアルバム。

    前作までのに行き着くとこまで行ったと思っていた変拍子はさらに突き詰められ、サウンドプロダクションも進化。夜をイメージして作ったという向井さんの言葉どおり、夜を想起させるような楽曲が並び、尖ったギターが突き刺さる。

    ただ歌えるようなメロディーが少なくなり、極端なまでの変拍子や執拗なキメやブレイクがありすぎる余り、そうとうザゼンが好きな人以外は、これを聞いていきなり「このアルバム最高!」とは言わないだろう。

    「次はもう少し時間をかけてメロディアスなアルバムを作りたい」という向井さんの言葉を胸に秘めつつ、?から?までを聞き返しながら待とうではないか。なんたって次は「?」なのだから。

  • アーバンだ。
    自由度を増したギターやベースは、より生生しい世界を描こうとしているのでしょう。

    次作に期待。

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