ファンタスティック・フォー[超能力ユニット] <2枚組特別編> [DVD]
- 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント (2012年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988142343123
感想・レビュー・書評
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*story* 2005年アメリカ
科学者のリードは、人間の進化に影響する宇宙嵐を調査する
資金集めに奔走している。
学生時代からリードのライバルだったバン・ドゥームは
研究を自分の功績に出来ると企み、リードに資金提供することに。
リードは、相棒ベン、元恋人の科学者スーと、その弟ジョニーと
宇宙へ旅立つが予想より早く訪れた宇宙嵐に巻き込まれ
全員がその放射線をあびてしまう。
地球に戻った彼らは、やがて不思議な力を発揮し始める…。
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2005年 アメリカ
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現実離れしてるし、すっごくくっだらないんだけど結構好きです(^-^)なんだか、終り方が続きそうな感じだったなぁ。ジェシカ・アルバは綺麗だねぇ。
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A級なB級映画?Xメンのようなイメージで見ると少し物足りないが出来栄えはA級ではある?
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予告編からどストライク。こういう、ズドーン、ドカーン、バゴーンっていう正義と悪がはっきりした映画が好きです。
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どんなに眉間に縦皺寄せて悩めるヒーロー像だの、ダークヒーローのあり方だのと粋がってはみても、バットマンやスパイダーマンですら、所詮はピッチピチタイツ男でしかないわけだ。そういう意味では、放射能の影響で超能力持っちゃったよ〜ンとバカに徹して、実にあっけらかんと「超能力ユニット」の誕生編を描いた本作は、痛快さという点では昨今のアメコミヒーロー映画に比べて、肩肘張らずに素直に楽しめる。
ヒューマントーチの躁病的なキャラクターの造詣に力点を置く事で、逆説的に、個々の人ならざるものになってしまった苦悩を描く手法は、中々良くできていたと言えよう。真剣に悩んでいるのはシングだけだがな(w。
スーパーヒーローとしての初仕事を終えたところ、シング=ベン・グリムの最愛の妻は野次馬の人垣の中で結婚指輪を道において去っていく。その姿を目に留めたベンは、指輪を拾おうとするのだが、指が太くて摘めないというシーンは、非常に良かったと思う。ただその前に、指が太すぎて公衆電話が使えないという描写があったため、どうしても笑ってしまうのだが。
また、ジョニーの情け容赦の無い突っ込みがまた爆笑モンで、ベンの苦悩を本人だけのものに留めてしまうのだ。まぁ、この後都合良く盲目の黒人美女が現れて、身体のお付合い始めるようになるわけで、この辺が「あっけらかん」としたバカ映画としての痛快さであるわけだ。
ただおちゃらけているだけではない。先のヒューマン・トーチの躁病的能天気さというのは、Dr.ドゥームのメンタリティと本質的には同じなのである。また、Dr.ドゥーム=ビクターがファンタスティック・フォーに逆恨みして個別撃破を画策する時、まずベンをターゲットとして甘言を弄する。ここで先の、観客の感情移入すら許さないベン自身の孤独と苦悩の演出が生かされているのである。