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- / ISBN・EAN: 4988021124775
感想・レビュー・書評
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ちょっとした諍いで仲良しのガールズバンドが解体。急遽、韓国の女子留学生をボーカルに誘い入れて、コピーバンドを結成して学園祭に臨むまで。特別な事件もない高校生の日常生活を描くだけで、どうしてこんなにも愛おしい時間が流れるのでしょう。監督の山下敦弘の非凡な感性の賜物で、余人が真似れば大やけどするんでしょうね。何気ないけど、宝ものに違いない青春の一コマです。ラストで、バンドメンバーが寝過ごして出番に遅れたときに、さりげなく歌や演奏で繋いでくれた友人たちの温かさは、どうしても、泣けてしまいます。
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青春時代の空気が見事に甦る。
遠くの過去においてきた10代のあのころの何かイガイガした青春の気持ちが。
淡々としたトーンで、たしかに10代って毎日がけだるかったような気がする。
本番前にみんなで寝過ごしてしまったり、なんだか間が抜けているところも、あるいみあるあると見れる。大人なったらしないようなルーズなことも10代くらいまでは平気でしていたよな。
いわゆる学園祭バンドらしい演奏で素人丸出しなんだけど、なんだかロックしている。
ロックすることには、演奏力がうまい必要もないし、カバーだからって本物でないわけでもない。彼女たちの生活や、普段の状況が演奏にみずみずしく出ている。
誰もが演奏することで、それぞれのロックを奏でられるのだなと、エンディングの終わらない歌の演奏を見ていて涙がでてきた。
Voの子が韓国からの留学生という設定が、意外と効いている。
外国人が日本語のリンダリンダを歌う。
カバーってある意味オリジナルよりも味わい深い部分もあるんだな。
LAで活躍するアジア系&ラテン系ティーンエイジ・バンド The Linda Lindasの名前の由来となった映画と知ってみてみました。
このガールズバンドも素直でカッコいいです。 -
高校の文化祭のためにバンドを組んだ女の子たちの
わずか4日間の物語です♪
ひょんなことから
Voに任命された
韓国人留学生ソンさんには、
『空気人形』の
我が心の女優二人目の(笑)
ペ・ドゥナ(o^-^o)
とにかくチャーミングで
大好きな女優さんです!
この韓国人留学生を
Voにするという設定が、
絶妙な笑いと和やかさを
物語全体にもたらしていて効果抜群。
(当初は木村カエラ主演案も!)
ソンさんが
一人でカラオケボックスに行って
歌の練習をするシーンや、
(融通の効かないカラオケ店員と、ソンさんの噛み合わない会話が面白い)
放課後に小学生の女の子に漫画を借りて、
日本語の勉強をするシーンなど、
妙に可愛いくて
心くすぐるシーンが
かなりツボでした(⌒〜⌒)
劇的さより
リアルにこだわった
終始淡々とした話ながら、
バンドメンバーの
キャラの魅力が秀逸で
音楽好きなら
グイグイ引き込まれていくハズ。
急ごしらえのバンドが
徐々に一つにまとまっていく様や、
夜の校舎での
お泊まり練習。
校庭に降りしきる雨。
ペ・ドゥナが
文化祭の前日に
ライブのMCの予行練習を
一人芝居でするシーンには、
自分の学生時代を思い出して
かなりジーンときてしまいました(ToT)
そして、
焼きそばにクレープ屋、
お化け屋敷など
様々な模擬店で華やぐ文化祭の
あの心踊る雰囲気が堪能できるのも◎
出演者もバンドメンバーに
香椎由宇、前田亜季、
そして現役ロックバンド、
Base Ball Bearのベーシストである
関根史織。
(飄々としてボソッと面白いことを言うキャラで、ホントいい味わい!)
他に松山ケンイチ、小出恵介、
美しい歌声を聞かせてくれる湯川潮音(!)、
電気グルーヴのピエール瀧、
懐かしのりりィ、
先生役には
な、な、なんと!
ブルーハーツの
甲本ヒロトの実弟・
甲本雅裕など(笑)、
音楽好きには
たまらない配役♪
あえてお涙頂戴にしない演出にも
好感が持てたし、
静かに盛り上がる構成なので、
暑苦しい青春ものが苦手な人には
ちょうどいいかも(笑)
とにかく音楽好き、
ロック好き、
ブルーハーツ好きなら、
胸がきゅい〜んとなること
間違いナシ(^^)
(自分は部室の壁に貼られた小島麻由美のアルバム『さよならセシル』のポスター一発で惹きつけられました笑)-
ハイカラさん、
いらっしゃ〜い(^O^)
おおーっ!!
そうなんやぁ♪
ハイカラさんが映画を好きになった
きっかけ...
ハイカラさん、
いらっしゃ〜い(^O^)
おおーっ!!
そうなんやぁ♪
ハイカラさんが映画を好きになった
きっかけの作品やったとはーっ!!
けど分かるような気がするわ(笑)
だってテレビでやる映画って
今はヒットした大作ばっかやし、
それかテレビ局が制作した
ドラマの続編ばっかやもんなぁ(*_*)
まったりした空気感の作品って
視聴率とれないから、
深夜か衛星放送になっちゃうし、
こういう作品って
映画好きでなかったら
まず巡り会う機会すらないもんな(^_^;)
けどコレを見たことで
かもめにも出会ったんやし、
偶然ではなく
必然やったんやと思うで。
俺は関根さんが見たくて(笑)
↑ちょーミーハー
映画館で見たんやけど
これで山下監督にハマったし♪
俺にとっても
印象深い作品やねんなぁ(^_^)v
2012/05/16 -
円軌道の外さん
はじめまして、こんにちは。
こちらこそお返事が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
コメントありがとうございます!...円軌道の外さん
はじめまして、こんにちは。
こちらこそお返事が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
コメントありがとうございます!
自身の記録は、ただただ備忘録のために始めたものだったので…まさかコメントつけて頂けるとは…うれしい限りです♪
円軌道の外さんの感想は面白くて、コメントをを見ていると、ぜひその作品を観たくなってきます!
この「リンダリンダリンダ」は、私も大好きで、自分の高校時代とシンクロしてしまいます♪
音楽が好きで、ブルーハーツが好きだったので…照
また、コメントを参考にさせて頂きたく思いますので、今後も何かとお邪魔させて頂きます…。
では、長文失礼しました。2013/03/17 -
引っ越しの仕事をやっていて
今ちょうど繁忙期で返事遅くなりました(>_<)
andyさん、
あったかいコメント
ありがとうご...
引っ越しの仕事をやっていて
今ちょうど繁忙期で返事遅くなりました(>_<)
andyさん、
あったかいコメント
ありがとうございます!
いえいえ、andyさんの書くものは
充分に自分の心を打ったし、
(共鳴した文章にしかフォローはしないんで笑)
自分も最初に
誰かにお気に入りポチして貰って
嬉しかった気持ちを
同じように誰かに感じて欲しいし、
もっともっと
新しい扉を開いて
知らない世界を知りたいし、
人との交流の中からしか、
人は成長しないって
自分は思ってるので
みんなの「好き」を通じて
沢山の人の考えや声を
聞いてみたいって
勝手に思ってます(^_^)
『リンダリンダリンダ』は
ホンマいい映画ですよね。
自分も中学時代
ブルーハーツにハマってたので
もしかしたら同世代なんかな?(笑)
こちらこそ
末永くよろしくです(笑)(^_^;)
コメントやハート頂ければ
必ずお返しに伺います!
2013/04/15
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面白かったです。
熱いのですが、暑苦しくない。文化祭のバンド!女子!青春!!でもキャピキャピしてないからかな。かわいいです。
コピバンだからって結成3日くらいで出来るもんなのか…と思いました。でもリアルな感じ。
留学生のソンちゃん、みんなのことよく見てるのが素敵でした。一人メンバー紹介良かったです。松ケンの振り方笑ってしまいました。サランヘヨ、に「あ、はい」と薄い反応をして、「嫌いじゃないけど、好きじゃない」。。
女子4人、でも全くギスギスしないところがいいなぁ。この子はこんな感じ、をちゃんと受け止めてる。大人だ。バンドの皆さんの空気感良かったです。
てか出演者皆さん良い空気。とある文化祭の何日間かを切り取った、という現実感と説得力。
文化祭で漫画喫茶開くのすごくセンスいいと思いました。しかも屋外。素敵。
バンドいいなぁ…もう十数年触ってないけど、ギター弾きたくなります。
ブルーハーツいい。甲本さん、お兄さんの曲優しい顔して聴かれてたなぁ。 -
自分が高校生の時に観た高校生の映画。
ダラダラしてる。終始ダラダラしてる。
主人公たちがブルーハーツを文化祭でカバーするために練習する話だが、やる理由も好きな訳でなく、どうしてもライブに出たい様子でもない。
こんな風に書いたが、そこがこの映画の大好きな理由。
過去を振り返るとキラキラしていたかのように感じてしまうが、実際はこんなもんだったと思う。
楽器を始めたくなったのも、この映画をダラダラ観たせいかもしれない。 -
松山くんが出てるというコトで見たので、相変わらず内容をまったく知らないまま見ました。高校の軽音部の女の子たちが学祭で演奏するために色々と奮闘するお話でした。私は楽器はおろか楽譜も読めない人なので、彼女たちが演奏してるシーンはすごくカッコよく見えました。ガールズバンドってカッコいい☆
元々の軽音部のメンバーが辞めたり何なりでバンドに参加しなくなってメンバーが足りなくなったために、韓国からの留学生のソンちゃんをボーカルとしてメンバーに加入させるんだけど、そのソンちゃんがとっても一生懸命でかわいかったです。
で。そのソンちゃんに恋心を抱いて告白しに来る男の子役が松山くんでした。や、もぅ、いつ出てくるのかと・・・(笑)。前情報全く知らずに見たので、いつ出てくるのかが気になって気になって内容に集中できないったら(笑)。後半くらいにちょっこっと出ただけでしたよ。でもそのソンちゃんへの告白っぷりが一生懸命でかわいかったのですよ。ソンちゃんが韓国人だから韓国語で一生懸命告白するんだけど通じなくって・・・(笑)。
最後、学祭の演奏シーンがあるんだけど、見ていて高校の時の文化祭思い出した。ライヴステージやってて体育館の床が抜けたんだよ(笑)。みんながステージに寄りすぎて。そもそも体育館が3階建ての3階にあったからなぁ・・・。懐かしい。。。 -
嫁さんと『リンダ リンダ リンダ』を観ました。
青春真っ只中を感じさせる映画でしたね。
性別も時代も熱意を注いでいるモノも違うんだけど、、、
自分の学生時代が蘇ってくる感じがあり、感情移入して見入ってしまいました。
「ブルーハーツ」の曲が、これまたピッタリでしたね。
そして、特に良かったのはエンディングの体育館でのライブシーン。
懐かしい気持ちに包まれて涙ぐみそうにになる自分と、曲に合わせて飛び跳ねたい自分が同居していて、変な感じでしたが、物凄く気に入りました。
(何度も観ちゃいました… )
-----story-------------
とある地方都市にある芝崎高校。
高校生活最後の文化祭を翌日に控え「恵」、「響子」、「望」の3人は途方に暮れていた。
ギターが指を骨折、ブチ切れたボーカルも抜けてしまい、本番3日前にしてバンドが空中分解してしまったのだ。
その時、偶然「ブルーハーツ」の"リンダ リンダ"を耳にした「恵」たちは、これなら3人でも演奏できると、急にやる気を取り戻す。
そしてちょうど目の前を通りかかった韓国からの留学生「ソン」をボーカルに引き入れ、急造バンドが誕生した。
4人はさっそく文化祭最終日の本番に向けて猛練習を開始するのだったが…。
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「恵」の夢のシーンに出てくる「ピエールさん」と「ラモーンズさん」、、、
両方ともホンモノかぁ・・・ と一瞬思いましたが「ラモーンズさん」はホンモノのわけはなく、そっくりさんでした。
でも、ムッチャ雰囲気が似てたなぁ。
ちなみに、軽音楽部の顧問「小山先生」を演じてる「甲本雅裕」は、「ブルーハーツ」の「Vo.甲本ヒロト」の実弟です。
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監督: 山下敦弘
プロデューサー: 根岸洋之
定井勇二
脚本: 向井康介
宮下和雅子
山下敦弘
撮影: 池内義浩
美術: 松尾文子
編集: 宮島竜治
音楽: ジェームズ・イハ
主題歌: ザ・ブルーハーツ
『終わらない歌』
照明: 大坂章夫
録音: 郡弘道
出演:
ペ・ドゥナ ソン(Vocal)
前田亜季 山田響子(Drums)
香椎由宇 立花恵(Guitar)
関根史織 白河望(Bass)
(Base Ball Bear)
三村恭代 丸山凛子
湯川潮音 今村萠
山崎優子 中島田花子
(me-ism)
甲本雅裕 小山先生
松山ケンイチ 槙原裕作
小林且弥 大江一也
小出恵介 阿部友次
三浦哲郁 石川友康
三浦誠己 前園トモキ
りりィ 恵の母親
藤井かほり 中山先生
浜上竜也 飯島浩平
山本浩司 スタジオQの店員
山本剛史 カラオケの店員
近藤公園
ピエール瀧 -
2008年11月鑑賞。
現代の高校生が学園祭の演奏曲の候補を挙げていく際、「ジッタリン・ジン」「ユニコーン」「ジュンスカ」なんていうバンド名が出てきて懐かしく嬉しかった。
ストーリーは、正に自分の中学・高校時代の学園祭前と同じ。曲を選んで。毎日毎日練習して。
本番では緊張して固まって。
でも演奏が始まると楽しくて。
ブルーハーツの歌詞が、登場人物それぞれの心情と自分にかぶさり、リンダリンダのシーンでは涙が出てしまった。
ブルーハーツは、実はキチンと聞いたことのないバンド。
今更だけど『じっくり聴いてみよう』とエンドロールを見ながら思った。