熊座の淡き星影 [DVD]

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監督 : ルキーノ・ヴィスコンティ 
出演 : クラウディア・カルディナーレ  ジャン・ソレル  マイケル・クレイグ  マリー・ベル  レンツォ・リッチ 
  • 紀伊國屋書店 (2006年6月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215006286

熊座の淡き星影 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • ★’゜✲・封印された愛・✲ ’゜★





     
     ルキノ・ヴィスコンティ監督の世界観ともいうべき、"堕ちゆく貴族の美学"に在って、本作は1965年の製作ということで、ヴィスコンティ監督が、自身の後期に於ける作風のアプローチとしてメガホンをとられたような印象を受けた。


     ★姉役のクラウディア・カルディナーレの"華"のある美しさと、弟役のジャン・ソレルの美男子ぶりが何とも素晴らしく印象に残る★



    ■ "禁断の愛"に溺れてしまう背景には、どのようなものがあったのだろうか…


    ☆.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*☆



     寛容で理解のあるアメリカ人の夫を伴い帰郷したサンドラ。
    すべて封印した筈の”許されぬ愛”が「帰郷=回帰」と結びつき、凍結していた筈のくるおしい記憶が溶解する。


     サンドラの中でそれが再燃しかかるのを、今なお姉を慕うジャンニは喜ばしく想う。
    再び二人が、そうなることを心から望むジャンニ。
     

     仲を引き裂かれそうになると、狂言自殺を互いにしていたという姉と弟。


         //そして迎えるラスト・・・//



     亡父の記念碑のセレモニーに出たサンドラのもとに届けられんとする知らせ。

     精神を病んだ母親役をマリー・ベルが鬼気迫る演技で見せて下さっている。
    セザール・フランクの『前奏曲:コラールとフーガ』の巧みな挿入は、作品を一段と印象深いものにしている。


     ■ジャン・ソレルのファンである者(私を含め)にとって、本作は彼の魅力が存分に味わえる作品と云えよう。
     モノクロ画面でアップになる彼の表情の一つ一つが女心を擽ってくる。



     レオパルディの詩である、
    『追憶(Le ricordanze)』からタイトルの『熊座の淡き星影』が引用され。

     レオパルディが《ニヒリズム》系の詩人であることもヴィスコンティ監督が、本作の背景を司る意味合いで意図して用いたのではないかと感じた。

     
     デカダン絵巻漂うルキノ・ヴィスコンティ・ワールドの作風がお好きな方には、肌に馴染む作品だろう。



     周期的に観たくなってしまう
    私にとり本作はそうした作品の1つである。

  • 2015.6.6 シネマヴェーラで鑑賞
    3.0

  • 白と黒のコントラストが絶妙に配置された映像と陰鬱な音楽の美しさが、官能性と背徳性を引き立てている作品でした。

    ストーリーでは謎が残った点も多くありました。
    でもおそらく、真相が明るみに出されないからこそ、互いをどことなく遠ざけるような関係を築いてきた登場人物たちは皆あれほど鬱々ともがいた苦悩の果てに破滅したのかもしれませんね。

    それに、映像に如実に象徴されていた白と黒のコントラストですが、必ずしもその明確さだけでなく、映像もストーリーも心理も、微妙な灰色の明暗を楽しむ余裕も必要ってことなのかな〜、とものすごく変なことを思いました。

  • 地滑りによって荒廃してしまった聖堂でのシーンが象徴的。

  • DV5//10091/
    2121009101

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