イノセント 無修正版 デジタル・ニューマスター [DVD]

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監督 : ルキーノ・ヴィスコンティ 
出演 : ジャンカルロ・ジャンニーニ  ラウラ・アントネッリ  ジェニファー・オニール  ディディエ・オードパン  マルク・ポレル 
  • 紀伊國屋書店 (2006年9月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215006309

イノセント 無修正版 デジタル・ニューマスター [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 久々の☆5!ヴィスコンティ素晴らしすぎる!永遠に朽ちることのない名作。「名画とはかくあるべし」というような美しい映像、音楽。映画は芸術なのだと改めて感じた。ヴィスコンティ生誕100周年ということで、わざわざ2時間かけて京都の映画館まで行ったけど、その価値は十分ありました。これからヴィスコンティ作品をもっとじっくり味わいたいと思います。

  • 青い体験での小悪魔的なラウラアントネッリを見たいので、見た。
    残念ながら、その面影はなかった。
    圧倒的に 伯爵(ジャンカルロ・ジャンニーニ)の存在が大きい。
    このオトコの悩み。自分の正直な心がわからない。そして人を疑うこと。
    妻でない女を好きになり、それでさまよう。
    関係の冷えた妻である ラウラアントネッリは まったく無表情だった。
    作家フィリッポに 惹かれていくが 表情は硬い。
    そして、妊娠。
    伯爵の疑い。自分の子ではないと思い込み、そして、子さえも。
    なんと言うオトコなのだろうか。
    激しく憎む アントネッリ。
    ふーむ。これは、ヴィスコンティの愛の不毛のメッセージ。
    それに、ラウラアントネッリは、まったくにあわなかった。

  • これでもかというほど美しい豪奢な色彩映像と音楽の完璧な世界の中に、身勝手さ、愚かさ、ゆがんだ愛情、したたかさ、弱さ、激情、冷酷、煩悶、決意…など、登場人物たちの矛盾と苦渋に満ちた感情と行動が詰まっており、その絡まり方の見事さに魅入ってしまって、最後の残酷なラストは圧巻でした。

    酷い話なのにまた観返したくなるのはヴィスコンティの知性と美的こだわりが産んだマジックでしょうか…。

  • DV5//10093/
    2121009301

  • 極上のスィーツを時間をかけてゆっくり味わう、そんな楽しみである。

     「いかばかり恋てふ山の深ければ
                入りぬる人まどふらん」 古今六帖「恋の山路」
                                源氏物語 若菜(下)

    イタリア映画最高の美しい絵をハイビジョン映像で家庭で観られるのは幸せなことである。

    とはいえヴィスコンティやタルコフスキーの 作品はツタヤでも見かけないし、買おうと思えばずいぶん高い値段がついている。

    「イノセント」はほぼ30年ぶりに出会った。

    記憶よりずっと美しかった。

    話は源氏物語の柏木、若菜に似ている、さすがに源氏では嬰児殺しはないが、主人公の苦悩は同じものである。

    谷崎が光源氏にまったく共感できない、といったがイノセントの評判がいまひとつ良くないのも同じ理由であろう。

    しかし中世から続くイタリア貴族の末裔にしか出来ない画作りを堪能した。

    傑作である。

  • ヴィスコンティが耽美と更に官能的エロチズムを加えた美しい画面のドロドロ劇。
    ・・・しかしこの官能作品を学校で観賞。笑
    巨匠の遺作には相応しい豪華絢爛美しく贅沢な画面でした。
    とにかく赤色が贅沢に美しく官能さと貴族的重厚感を香らせる。

    やっぱりヴィスコンティ映画に出てくる美男美女は飛び抜けてる。
    異次元的に美しいが本作も然り。
    アラン・ドロンやヘルムート・バーガーなどのスター的美男が出てくるわけでもないけれどもそれでも華があるのは巨匠独自の技量である。

    原作のストーリーについてヴィスコンティは「好きではないがよく書かれている話だ。」
    ということで愛読書で映像化を自ら強く希望して撮った「ベニスに死す」や寵愛の美男を最高に見せる為に作り上げた「山猫」や「ルートヴィヒ」などにはやはり情熱的にも敵わないのだと感じる。
    しかしそれでもヴィスコンティの手にかかれば立派な一級品になる。
    本作にはそれまでのヴィスコンティ作品にはなかった面白さもある。
    例えばラウラ・アントネッリが演じるような女性の濃厚な官能さを感じる作品は本作が随一である。
    上品なドレスに身を包む彼女は無垢で実に純潔に見える。
    ので素肌を露にし乱れる彼女の魔性の官能さはすごい。実に美しい。

    ラウラ・アントネッリの美しさが目立つ本作だが実は主役を演じるジャンカルロ・ジャンニーニの美しさもさすがヴィスコンティと言ったところだ。果てなき欲を燃やしギラギラと燃える瞳に伯爵的上品な顔立ちに振る舞い。・・・彼は実にヴィスコンティ好みの美男である。
    その証拠に彼の姿はなんとなくアラン・ドロンとヘルムート・バーガーを足して二で割ったように感じるのは多分気のせいではないだろう。

  • J・オニールは、銀幕の大画面でいつまでも見ていたい美貌さで、そこにまず驚く。

    ヴィスコンティは、敗北の人間を描き続けて逝った。だが、その敗北があるがゆえに、彼の描く愛は痛ましく、激しく、悲しく、美しく、強い。


    【ストーリー】
     未亡人の愛人(美しすぎて怖い!J・オニール)にうつつを抜かし、盲目的な愛国主義に溺れる、嫉妬深い男(ジャンニーニのキャリアの頂点)の物語。失われゆく19世紀の栄華、そして新しい世紀への不安は、彼をその不実に悩み苦しみ抜いたL・アントネッリが密通し出来た赤児を殺す--という狂気へ駆り立てる。
     ラスト近く、その場面の恐ろしさ、純粋さ(開けた窓から雪が舞い込み、その冷気によって窓際に寝かせた幼子を殺そうというのである)、巨匠入魂の自らの階級への痛切なる挽歌が、ひしひしと伝わってくる。
     ダヌンツィオの原作を仰ぎ、ヴィスコンティが幼少期に映画的洗礼を授かったイタリア・サイレント期のロマン主義的傾向の恋愛劇へのオマージュは、典雅にして不気味な貴族の愛憎物語に仕上がっている。

  • 自らに愛人がいるというのに、
    妻の不倫に気付き 嫉妬心が湧き上がるトゥリオ。
    妻は日に日に美しくなり、そして妊娠が発覚する・・・。

    うーん・・・。
    もうちょっと どんでん返しを期待してたんだけど。

    イタリア語かな?美しい。
    まったく分からない言語だからこそ 響きに注目できる。
    衣装も素敵。

  • 当院の隣の整形外科クリニックの亜沙郎院長が2010年10月21日、ブログで紹介しています。

  • 「登場人物に感情移入できない。」登場人物に対する感情移入を必要としない物語に対して、このような批判を向ける人がいるけど、それって余りにナンセンスだと思う。例えば、この映画見て「感情移入して号泣した。」なんて奴、普通いないだろ。小説や映画は感情移入できればいいってもんじゃない。ダヌンツィオの原作がいいのか、ヴィスコンティの演出が素晴らしいのか、男が絶頂からひたすら無様に堕ちていく姿は、爽快感すらある。傑作。

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