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- / ISBN・EAN: 4988105047723
感想・レビュー・書評
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先日、BSテレ東で放映していた『花のお江戸の釣りバカ日誌 /1998』を観ました。
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「やまざき十三」、「北見けんいち」の同名コミックを原作に、「三國連太郎」&「西田敏行」コンビで人気を博すシリーズの番外編。
従来のサラリーマン社会から一転、江戸を舞台にした時代劇スタイルで巻き起こる珍騒動を描く。
「山田洋次」脚本、「栗山富夫」監督。
共演に「黒木瞳」、「谷啓」、「酒井法子」。
時は江戸末期。
世の中が大きく変わりゆく時代に、春夏秋冬を釣りばかりしている男がいた。
その男「浜崎伝助」は八年前に釣りが原因で藩をクビになり、長屋で浪人暮らしの身。
世の中は不景気真っ盛りで、仕官の口はなかなか見つからない。
そんなある晩、隅田川に釣りへ出掛けた伝助は、寂しげな隠居「鈴木一之助」と知り合う。
やがてふたりは意気投合。
「伝助」は、「一之助」の勧めで江戸詰め藩士の採用試験を受けることになるのだが・・・。
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1998年(平成10年)に公開されたシリーズ第12作(特別編第2作)… 「土曜だ!釣りバカ!」で毎週、シリーズ作品を観れるのが愉しみですね。
「ハマちゃん」、「スーさん」の釣りバカコンビは、なんと江戸時代から友情で結ばれていた? ご先祖様同士の騒動を描く番外編的な時代劇スペシャルです。
花のお江戸… 釣り好きが高じて藩をクビになった浪人「浜崎伝助」は、嫁入り前の妹「美津」と長屋で貧しくものんきな2人暮らしをしていた、、、
あるとき、隅田川で釣りをしていた「伝助」は寂しげな隠居老人の「鈴木一之助」と知り合い、釣りを指南することに… 「一之助」が実は庄内藩江戸屋敷家老とは知らず、彼と意気投合した「伝助」は釣りの師匠となった。
そんな矢先、「伝助」は「一之助」の勧めで庄内藩江戸詰め藩士の登用試験を受けることになるのだが……。
庄内藩の江戸屋敷に仕官を果たした「ハマちゃん」のご先祖が、藩のお家騒動に巻き込まれながら活躍を見せる痛快な展開… 本来は愛妻「みち子」一筋の「ハマちゃん」ですが、本作では独り身のご先祖が主人公なので、「黒木瞳」扮する奥女中「小浪」と大ロマンスを展開するという珍しいエピソードでしたね、、、
庄内藩の江戸屋敷の役人たちは、まるで鈴木建設重役陣そのもので、「スーさん」の悩みは先祖伝来だったことが判ります… クライマックスの江戸から庄内までの隠密旅で、「ハマちゃん」が得意の釣りの腕と夜目で「スーさん」を守り抜き、褒美に「小浪」を嫁にもらうというハッピーエンド。
番外編ならではの展開が愉しめました… 今週も、愉しくて、面白くてリフレッシュできましたね。
-----staff/cast-------------
監督:栗山富夫
プロデューサー:瀬島光雄
中川滋弘
佐生哲雄
原作:やまさき十三(作)
北見けんいち(画)
脚本:山田洋次
朝間義隆
撮影:藤原三郎
美術監督:西岡善信
美術:倉橋利昭
編集:園井弘一
音楽:和田薫
録音:中路豊隆
照明:中島利男
助監督:小笠原佳文
出演:
西田敏行 浜崎伝助
三國連太郎 鈴木一之助
黒木瞳 小浪
酒井法子 美津
山田純大 数馬
谷啓
市川團十郎
中村梅雀
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釣りバカ日誌の時代劇版。一応ハマちゃんとスーさんの先祖という設定ですが、釣りを通じて浪人と家老という身分を超えて仲良くなるという想像通りの話です。お馴染みのベテランキャストが難なく時代劇に対応してるのはさすがです(裃を来た西田敏行の徳川吉宗感よ!)
ただ、いつもと違うのは、ハマちゃんはどんどん出世するし、家老の娘(黒木瞳!)とのロマンスだってある。
もちろん本家釣りバカではハマちゃんは万年平社員だし、みち子さんという愛妻がいるからロマンスなどあり得ない。いつもの「釣りバカ」は設定の縛りから解き放たれた「自由」が感じられる作品ではあります。まぁでも「ガス抜き」の域を出てませんね。
BSテレ東にて。 -
スーさん、ハマちゃん江戸時代でもいい味出しています。
デラックス版ですね。
ミュージカルあり最後に素晴らしいおまけ映像ありと
西田敏之の笑いは最高です。