initial イニシャル ~岩井俊二初期作品集~ [DVD]

監督 : 岩井俊二 
出演 : 津村鷹志  下元史朗  中島唱子  高田純次  白石美樹  石橋有紀  豊川悦司 
  • ポニーキャニオン
3.60
  • (8)
  • (6)
  • (13)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 57
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013055445

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ♯1
    『見知らぬ我が子』
    普通のサラリーマンの係長。
    自分のこどもたちが 3人のはずだが
    名前も顔を思い出せない。
    そして、まどか という子供が 夢の中にでてくる。

    ワークホリックの心身症で
    家族の関係が稀薄になっていることを象徴する。

    家族たちは 口から 電流みたいなものを
    流しあっている。
    そして、家族は 崩壊する。

    「殺しに来た男」
    殺し屋 が 殺しにいく途中 クルマが故障した。
    そこにやって来たオトコは、殺す相手だった。
    そして、殺すが どういうわけか 
    またよみがえって 殺す。
    何度も殺すが、繰り返し 殺すことになる。

    しかし、殺している相手も 殺し屋だった。
    殺し屋が くり返し殺しているのだ。

    ♯2
    『マリア』
    中島唱子が 処女懐胎した。
    肥満なので 外見上 妊娠がわからない。
    そして、急速な成長で 結局生まれた。

    『蟹缶』
    どこぼうにはいられた。
    盗まれたのは カニ缶 1個だったが
    店主/高田純次は 150万円 盗まれた といって 
    大きくとりあげられた。
    それで、ウラの土地を売った。
    商工会を退会させられる。
    テナントにはいれず。って 散々な眼に。

    中島唱子、高田純次 配役の設定がうまい。

    ♯3
    『夏至物語』
    暑い夏 けだるく 家で下着のままでまつ 主婦。
    とにかく、暑いのだ。
    それでも、せっせせっせと働くトオル のことを 
    考え続けている。
    トオルの 1日の動きが よくわかる。
    6時になると まったく 切り替える。
    この 白石美樹 意外とかわいい。

    『オムレツ』
    離婚している父親/高田純次に 叱りつける息子。
    オムレツを作るが うまく作れない オヤジ。
    塩を入れるのか? 砂糖を入れるのか?
    必死になって つくるオヤジ。
    ジンマシンまで作ってしまう。
    結局 ビデオに オムレツの作り方が あった。
    ハチミツをつかうのだ。
    でも、味が 同じように できない。

    ♯4
    『雪の王様』
    ヤスコは、国立大卒だがタレントになりたかった。
    その夢を追っていたが、
    いつの間にか 安月給のデザインオフィイスで働いていた。
    知らない間に キャッシュカード地獄に陥っていた。

    『ルナティック・ラヴ』
    豊川悦司は 紀子の浮気が許せなかった。
    それで 紀子の友人の由美に話を聞いた。
    しかし、紀子の悪口を言うので 殺した。
    そして、紀子は。

    豊川悦司らしい 役 だった。

    あぶない生活が 岩井俊二を作った。

  • 『#1』2015年5月18日鑑賞
    『#2』2015年5月29日鑑賞
    『#3』2015年6月5日鑑賞
    『#4』2015年6月12日鑑賞

  • 繊細な感性が凝縮された作品集。
    3刊目がおもしろかったのにDVD途中で止まってほんとに残念。
    花火みたい、飴玉みたいな映像はほんとうにきれい。自然な演出も好き。

  • 「夏至物語」
    ラストのインパクトが強すぎた!

    「オムレツ」
    しばらく卵料理食べたくない。

  • いわいびがくのげんてん

  • ルナティック・ラブが見たい。でも高い

  • この中の唯一ビデオDVD化されなかった夏至物語が入ってます。自分はこれは持ってません。夏至物語はたまたま当時ダビングしたものを持ってたから。でも名作なんですよ。観て欲しくってレビューしました。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

映像作家。1963年1月24日仙台市生まれ。横浜国立大学卒業。主な作品に映画『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』『ヴァンパイア』『花とアリス殺人事件』『リップヴァンウィンクルの花嫁』など。ドキュメンタリーに『市川崑物語』『少年たちは花火を横から見たかった』など。「花は咲く」の作詞も手がける。

「2017年 『少年たちは花火を横から見たかった 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×