私の頭の中の消しゴム [DVD]

出演 : チョン・ウソン  イ・ジェハン  ソン・イェジン  大島ミチル 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.70
  • (147)
  • (172)
  • (272)
  • (27)
  • (3)
本棚登録 : 847
感想 : 211
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102224431

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 工事現場で働くチョルスと、社長令嬢のスジンは偶然に出会い結婚するが、スジンが若年性認知症と診断される。徐々に記憶をなくしていくスジンと、それでも彼女を愛し支えようとするチョルスの物語。
    若年性認知症は、2009年に日本で約4万人存在するそうだ。ここで言う「若年性」とは、「65歳未満」のことであり、発症の平均年齢は51歳。ただ、実際に20代で発症する実例もあるらしく、この映画のような悲劇も実際に起こり得る話だ。
    痴呆症ばかりではないが、記憶を失くしていく、あるいは、短期記憶しか保持できないということをテーマにした物語で私に思い浮かぶのは、「博士の愛した数式」「アルジャーノンに花束を」だ。
    人間は基本的に記憶によって存在しているのだと思う。すなわち、記憶を失くしてしまうと私は私でなくなってしまう。しかし、記憶を失くした側は、自分が記憶を失くしたことを認知できない。だから、この場合に悲しいのは、残された人だ。それは二重の悲しみではないか。一つは愛する人(この映画の場合には、チョルスにとってのスジン)が、ある意味で衰えていく姿を見ること。それは、例えば怪我をしたり病気をしたりしていくのを目にするのと同じ悲しみ。もう一つは、愛する人が自分についての記憶を、あるいは、自分との幸せな日々の記憶を失くしてしまう悲しみ。どちらも強烈な悲しみだろう。
    例えば年老いた自分の父母が認知症になるのは悲しいことであるが、それでも、まだ「あり得ること」として覚悟を持てるが、この映画のような体験はとてもつらいだろうと思う。ということで感情移入しながら観た。

  • (Wikipediaより)
    建設会社社長令嬢のスジン(ソン・イェジン)と建設工事現場で現場監督として働くチョルス(チョン・ウソン)。育った環境の違う二人だが、互いに惹かれ合い結婚する。幸せな日々を送っていた矢先、スジンが若年性アルツハイマー病に侵されていることが判明する。それは徐々に記憶障害が進行し、肉体的な死よりも精神的な死が先に訪れる病気である。日々失われていくスジンの記憶をつなぎ止める術はなく、遂には夫・チョルスのことさえ記憶から消えていく。チョルスは葛藤を覚えながらも、彼女を大きな愛で受け止め、支え尽くす決意をする。




    若年性アルツハイマー、想像することは出来るけど 本当に理解出来てるのか?と言えばちょっと難しいかも...
    義父が認知症だったのですが あの若さで大事なことがわからなくなっていく日々って...
    本人も苦しいだろし、チョルスも同じような思いだろう。
    苦しくて悲しい内容だけど ラストはちょっと明るい陽が差した気がしました。

  •  韓国映画。韓国と謂えば,李氏朝鮮の時代物はよく見たことがあるけれども,現代物はあまり見ていない。
     本作品は,アルツハイマーにかかった女性とその彼氏の物語。四半世紀前は,なにかというと白血病が2人の間を裂いていたのだが,原因がアルツハイマーとは現代っぽい。
     少しずつ記憶が無くなっていく悲しさが切ない。最初,ちょっととっつきにくい男性が,女性の病気を知ってからは,女性以上に愛に生きようとする姿が意地らしい。

    《NHKプレミアムシネマの解説を転載》
     幸せな日々を送っていたやさき、若年性アルツハイマーになり記憶をなくしていくヒロインと、彼女を受け止め支え続ける夫との絆を描く感動のラブストーリー。
     偶然出会い、強くひかれ合って結婚した社長令嬢のスジンと工事現場で働くチョルス。ところが、スジンは物忘れがひどくなり、やがてアルツハイマーと診断される。 次第に記憶が失われていくスジンのため、チョルスは家中にさまざまなことを書いたメモをはりつけていく・・・。

  • 2004年 韓国
    監督 イ・ジェハン

    チョン・ウソン、ソン・イェジン

    公開当時、すごい人気だったけど韓国のpureなラブストーリーって特に興味なくって今まで観てなかった。
    愛の不時着を観て主人公ユン・セリ役の子が出てた映画だと知り、観てみた。

    pureだぜ、ほんまに。リアリティーは全くないけど、ピュアなドストライク的ラブストーリーでよかった。

    ソン・イェジン、、、超かわいいじゃないですか。
    ええええ十数年で何が変わったの?
    年取って瘦せたのはわかるけど、整形したのかなぁ?この頃が超かわいくて本人かどうかわからないほど。

    映画を観ながら若年アルツにリアリティがないなと感じた時にそういえば昔観たドラマに永作博美が若年アルツ患者を演じたドラマがあったなぁと思いだした。
    毎週、観てて好きだったけどその時も「あんなに綺麗な患者いないよなぁ」って思ってた。綺麗が不思議なのはアルツハイマー病の患者さんがきれいじゃないって意味じゃなく、どう表現すればいいのかな、何か違和感あったのよね。
    そして、びっくりしたのがこの映画の原作ってその永作博美のドラマPure Soul?君が僕を忘れても?なんだって、、、(笑

    中身を確認したら役柄の設定とか、、、同じやん!!マジっすか。全然覚えてないし(笑

    そしてこの映画をまた日本で深キョンでリメイクしてたとか、、
    なにそれ(笑

    もう一つ感じたこと。それは設定の古い感。
    大昔の設定みたいに感じたけど、たぶんそんなことないだろうしって思った時、、、韓国がこの十数年で急激な経済成長を遂げたんだな、と気づいた。
    それは全世界的なことで、地球規模で成長してるのに日本は成長してなんだ、、日本だけ置いてけぼりなんだ。としみじみと感じてしまった。


    原作の永作博美ドラマ、、、もっかい観てみたい(笑
    私の好きな寺脇さんも出てたらしい(好きなのに覚えていない、、、笑)

  • 大切な人を忘れていく。
    大切な人に忘れられていく。
    果たしてどちらが辛いのだろう。。

    韓国映画で一番好き。

  • 自分の大切な人の記憶が消えていくって辛いね。
    しかも身の回りのこともひとりでは出来なくなるって。
    ただ、こういう方向性の映画にありがちな、当人は経済的に恵まれていてキチッとした施設で生きていけるというところが救われるところだろうか。
    あるいは今日明日の生活にも困っている者が同じ状況に陥った時のことを想像して落ち込むか。

  • 『私の頭の中の消しゴム』(原題:내 머리 속의 지우개、英題:A Moment to Remember)は、2004年公開の韓国映画。イ・ジェハン監督・脚本の純愛ラブストーリーである。日本での公開は2005年。
    原作は、映画のエンドロールに「Based on the television program "Pure Soul"」と記載されているように、日本のテレビドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』(2001年、読売テレビ制作)である。映画の日本公開前(2005年8月8日)に主演俳優チョン・ウソンとイ・ジェハン監督が来日し記者会見を開いた際には、原作ドラマのヒロインを演じた永作博美が花束贈呈に現れ同席している。
    タイトル『私の頭の中の消しゴム』の由来は、原作ドラマのヒロインの台詞「私の頭の中には消しゴムがあるの」である。イ・ジェハン監督は映画を制作する際、原作のこの台詞を要の一つと捉え、タイトルに決定、また同様の台詞を映画のヒロインにも用いた。そうした経緯があったことから、前述の記者会見の席で永作博美は「私の台詞をタイトルに付けてもらえて嬉しいです」と語っている。
    興行収入は、韓国で公開後3週連続第1位、日本では公開後4週連続第1位を記録。さらに日本での興行収入の累計総額は30億円に上った。これは日本で公開された韓国映画史上第1位である(興行通信社調べ)。
    キャッチコピーは「死より切ない別れがある」。
    ストーリー:
    建設会社社長令嬢のスジン(ソン・イェジン)と建設工事現場で現場監督として働くチョルス(チョン・ウソン)。育った環境の違う二人だが、互いに惹かれ合い結婚する。幸せな日々を送っていた矢先、スジンが若年性アルツハイマー病に侵されていることが判明する。それは徐々に記憶障害が進行し、肉体的な死よりも精神的な死が先に訪れる病気である。日々失われていくスジンの記憶をつなぎ止める術はなく、遂には夫・チョルスのことさえ記憶から消えていく。チョルスは葛藤を覚えながらも、彼女を大きな愛で受け止め、支え尽くす決意をする。(ウィキペディア)

  • 許す事は、心の部屋をひとつ増やすこと。

  • ストーリー平凡、演技も普通。なのに、そこから感動というきれいな感情がもたらされる。
    肉体の死よりも精神の死が訪れる。普通、肉体の死は精神の死をも追って意味する。が、肉体よりも精神が先に死を迎えると話は別だ。二つの死のラグが大きくなる。その間、彼女は生きていかなければならない。自分が、夫と名乗る男が、いったい誰なのか分からなくても。
    韓流って・・・結構いいじゃない。

  • 「痛み」を観て連チャンで泣けるものをと思って、ようやくというか今更というか、本作を観た。まあ有名な作品なので粗筋は知っていたが、まあ思っていた通りでそれ以上でも以下でもなく、どちらかというとありきたりな作品という印象。確かにチョン・ウソンの涙にはくるものはあったが、「痛み」ほどには泣けるツボはなかった。ソン・イェジンは流石に美しいとは思うが、演技は普通だし、魅力的かといわれるとこれも普通という感想。

全211件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×