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- / ISBN・EAN: 4532318006512
感想・レビュー・書評
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ダニエル・ブリュール26歳。
1927年にドイツで実際にあった事件。寄宿学校の生徒が幸せの絶頂にお互いを殺すということにした。出てくるのがほとんど20前後の学友といった若者ばかり。ナチ前夜。パウルが恋するギュンターの妹がなんとも奔放でこのやろうって感じ。作り物の話だったら勝手にやってよ、という感じだが、実話だし全画面とおしダニエル・ブリュールが映ってるのでよし。
実際は20歳位の若者がやった事件だが、当時の若者は飢餓や恐慌など経験し今の20歳よりも老成しているので実年齢より高い俳優を使った、との映像特典での監督の弁。夜中のパーティーでレコードをスクラッチする場面があって、当時もそんなことをしたのかと思ったら、あれはご愛敬さ、とのこと。
原題「Was nützt die Liebe in Gedanken」 What is the use of love in thoughtsが英語の直訳らしい。
2004ドイツ
2019.2.8レンタル -
Epic.Epic.Epic.
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実際にあった事件を元にしたドイツ映画。アナザーカントリーやモーリスの映像美に毒を散りばめて耽美でJUNEにした印象。好きな男を妹に奪われる兄とその妹に片思いする親友との間で交わされるある契約。衝撃の結末だが、詩的な台詞とドイツ郊外の田園風景の美しさに心洗われる為か不思議と鑑賞後の後味は悪くない。冒頭の寄宿舎から別荘へ行く途中、楽しそうにじゃれ合っていた親友同士の描写が切ない。
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「ぼくらは最も美しい瞬間にこの世を去るべきだと思わないか?」
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「ブロークバック・マウンテン」に続き、私的ファンタジー映画祭第二弾。これはもう、萩尾望都の世界。素晴らしきドイツデカタンス。が、登場人物がイマイチ魅力に欠ける。何故団子顔で足の太い娘があんなにモテモテなのか。何故兄妹ですきっ歯のコックを取り合うのか。ハンス役のトゥーレ・リントハートは「誰がため」とかはカッコいいんだけど。結局事件の中心は、このすきっ歯コックなのね。三人でお楽しみだったのが、いつのまにやらハンス&妹が乳くり合い始めて、兄が居たたまれなくなるって、これ以上哀しいシチュエーションがあるでしょうか?妹やハンスみたいに肉欲と愛情が等価だと思えればよかったのに、パウルや兄はなまじ愛と言うものの精神性に拘ってしまったが為に、こんな結末になってしまったんじゃないだろうか。まさに青春の蹉跌。どうでもいいけど、ダニエル・ブリュールって庄司陽子が描く男性の顔っぽい。
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美少年祭り
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僕らは一番美しい瞬間にこの世を去るべきだと思わないか?
(LOVE IN THOUGHTS)