白夜行 完全版 DVD-BOX

出演 : 山田孝之  綾瀬はるか  渡部篤郎  柏原崇  西田尚美  田中幸太朗  小出恵介  八千草薫  武田鉄矢 
  • TCエンタテインメント
4.11
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感想 : 103
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  • / ISBN・EAN: 4947864909239

感想・レビュー・書評

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  • 原作読了後、ドラマ版も気になり観てみました!
    こちらも素晴らしかった!
    山田孝之、綾瀬はるかW主演でのドラマ化
    作品

    小説では、亮司、雪穂の内面は一切描かれていなかったけれど読んでいくうちに
    この二人の繋がりを不思議なくらい感じられて凄い作品でした!!

    ドラマ版では、その敢えて伏せられていた部分がひとつ残らずというくらいに、表現されていて小説では二人に対しては、どんな人間なのか、つかみにくく感じられていたけれど、さらに感情移入できるような作り方になっているため、なるほどと、そうだったのかも…という感じの内容の構成になってました

    綾瀬はるかさんは美しくて、山田孝之さんは胸に迫るような演技が凄かったぁ…
    それぞれの子役の泉澤祐希君、福田麻由子ちゃんも大人顔負けの演技が光って、涙を誘われました…

    また周りを囲むのは、素晴らしい俳優さんたちばかり。
    武田鉄矢・渡部篤郎・麻生祐未・八千草薫・余貴美子・西田尚美…さん達の抜群の演技力には毎回惹きこまれて圧倒されましたね…

    武田鉄矢演じる刑事が言う…
    「あの時捕まえてやれなくてごめんなぁ…」というセリフがもう…とにかく心に沁みる…

    八千草薫演じる母親が亡くなるシーンの
    「ふたりして…そのざまか…あわれやなあ…」
    からも、血は繋がらなくても、親としての大きな愛情も儚く、悲しくひびいてくる…

    余貴美子演じる図書館司書さんとの場面
    「たとえ逃げのびたってさ、そんなふうに本当の罰って本人の心と記憶に…下されるもんなんだと思うよ…」…も、たまらない!


    白夜行は綾瀬はるか・山田孝之さん、そして
    柴咲コウさんのドラマ曲の切ない歌声と共に心から離れない感じがしてます…
    小説もドラマもどちらも、良かったです…





    • mihiroさん
      チーニャさ〜ん♡♡
      遅コメントごめんなさい〜!
      私も何年か前に、原作読んでからのドラマ、そして映画も見ちゃいました٩(๑˃̵ᴗ˂̵๑)۶ °...
      チーニャさ〜ん♡♡
      遅コメントごめんなさい〜!
      私も何年か前に、原作読んでからのドラマ、そして映画も見ちゃいました٩(๑˃̵ᴗ˂̵๑)۶ °
      原作も良かったけど、これドラマがめっちゃ好きで〜!
      そして映画よりもドラマの方が個人的には断然好きでした♪
      脇を固める俳優陣がほんと良かったですよね〜!
      武田鉄也の言葉や八千草薫さんの言葉が、ウッときました( ; ; )
      2024/04/16
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      mihiroさ〜ん、おはようございます!
      わぁー、嬉しい〰️(ノ*>∀<)ノ♡
      mihiroさんは、以前に「白夜行」全て堪能しちゃってるんで...
      mihiroさ〜ん、おはようございます!
      わぁー、嬉しい〰️(ノ*>∀<)ノ♡
      mihiroさんは、以前に「白夜行」全て堪能しちゃってるんですね〜!

      ドラマもねぇ、良かったですよねっ!
      小説とは全く違った切り口だったから…
      どちらの良さも際立つ形、凄いですよね〜
      ドラマは登場人物それぞれの心情描写が細やかにダイレクトに伝わってきちゃって…もう
      たまらなかった…ですよね〜(,,o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅,,)
      2024/04/16
  • つい最近、U-NEXTで視聴しました。
    いやー、もうおそらく、10回以上はこのドラマを観ましたね(*^^*)
    今まで沢山のドラマを観てきましたが、数あるドラマの中で「白夜行」が一番好きです!!
    (ちなみに2番目は大河ドラマ「龍馬伝」、3番目は大沢たかお主演の「仁」です。)
    何度観ても決して飽きることなく、それどころか新しい気付きが得られる深~~い作品ですね。
    ※ドラマとは言え、こうして「白夜行」に触れた今、「白鳥とコウモリ」のどこが白夜行超えの作品なんだよ!!!って心から思います。残念ながら、白夜行は格が違う。片腹痛いぜ!!!!


    今まで観てきた数あるドラマの中で、「白夜行」がNo.1だと断言出来る理由は、以下3点です。

    1つ目は、「原作がそもそもレベチなのに、それに対してイイ具合にプラスアルファできている」こと。
    2つ目は、「キャストが豪華で、その1人1人が本当にイイ味を出せている」点。
    3つ目は、「サントラのクオリティがレベチ!!!!!」な点です。

    では1つずつ解説していきます(*^^*)



    1つ目は、「原作がレベチ&イイ具合にプラスアルファ」という点について。
    そもそも、文庫版の白夜行は大大大ベストセラーなので、読まれた方は本当に多いと思います。
    中には、東野圭吾の数ある作品の中で、「白夜行が1番好きだ!!」と言われる方も多いのではないでしょうか?
    (ちなみに僕は白夜行は2番目。僅差で「加賀恭一郎シリーズ」が1番好きです・・・笑)
    2006年、僕は文庫より先にテレビドラマの方を見ましたが、後々文庫版を読み「こんなにヤバイ小説があったのか!!」と、ダブルで衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。

    そんな文庫版の「白夜行」も勿論大好きなのですが、本ドラマが文庫版と大きく違う点は、桐原亮司・唐沢(西本)雪穂の心情が大いに描かれている点でしょう。
    ドラマ版のオリジナルなのでしょうが、罪を深めていく2人の苦悩や葛藤などの心理描写がかなり明確に描かれています。
    (これに対し文庫版では、そういった二人の心理描写は意図的にほぼ全て排除されており、彼らを取り巻く様々な人たちの視点を通して物語が進められています。)
    2人の苦悩や葛藤、迷いなどの心理描写・表情があることで、より桐原亮司と唐沢雪穂の"人間味"を感じる事が出来る点が、個人的に本ドラマならではのプラスアルファなのかなーと観る度に思います。
    誤解されるかもしれませんが、そもそもが"視点"という意味で毛色が全く違う作品ですので、ドラマと小説どっちがイイと言うつもりは毛頭ありません。
    むしろ、本とドラマが合わさってようやく、「白夜行」は作品として完成するのかもしれませんね(*^^*)



    2つ目は、「キャストが豪華で、その1人1人が本当にイイ味を出せている」点でございます。
    これに関しては、本Reviewでは伝えきる事ができません・・・・本当に皆イイ味出していらっしゃる・・・役者すげえ・・・

    「世界の中心で愛を叫ぶ」と同じく、本作品も山田孝之・綾瀬はるかのW主演なのですが、特に山田孝之の鬼気迫る演技は、もはやそれだけで一見の価値があるんじゃないかと思います。
    唐沢雪穂との約束を守る為、次々と罪に罪を重ねていく自分自身に対して苦悩と葛藤を抱いているところなど、正直なところ本作品における桐原亮司の役は山田孝之にしか無理なんじゃないかな?と思ってしまいます。
    (勿論、綾瀬はるかもめちゃくちゃ良かったのですが、本作品においては山田孝之が本当にレベチすぎました)

    次に、本作品を名作に仕上げたのに欠かせないキャストとして、武田鉄矢(笹垣潤三)は外せません。
    執拗に、そして鬼気迫るように桐原亮司・唐沢雪穂の事件を追いかけ、数々の犠牲を目にし、最終的には真実を突き止めるに至る。
    そこに宿る刑事としての執念深さ、少しの綻びも見逃さない洞察力、そして、一人の大人としての責任感。
    本作品において笹垣潤三を演じれるのも、僕が知る限りでは武田鉄矢以外にいないかと思います。
    ナイスチョイスすぎる。

    また、メインキャラクターではありませんが、、、
    亮司のたった一人の友人である「小出恵介」、雪穂の義母の「八千草薫」、笹垣と共に事件に迫る「柏原崇」、亮司の母親役である「麻生祐未」、そして「渡部篤郎」。
    「豪華なキャスト」という安っぽい点ではなく、本当に役者の方々一人一人が各々の役にベストフィットしていたんじゃないかなーと心から思います。
    (特に、二人の母である八千草薫と麻生祐未の演技の1つ1つはヤバかった。てゆーか、もはやキャストほぼ全員ヤバイ)



    3つ目。
    これは本当に僕個人の趣味嗜好なのでしょうが、「サントラの素晴らしさ」について、でございます。笑
    こればっかりは、本Reviewじゃ伝えようがないですね・・・笑
    是非YouTubeなどで聴いて頂ければと思うのですが、ただサントラだけ聴いてもらってもこの素晴らしさは分かって頂けないかも・・・

    しかし、僕みたいに何度も白夜行を観ているヘビーユーザーからすれば、サントラを聴くだけで色んなシーンがフラッシュバックされます。
    もはや、サントラが流れるだけで自然に泣けます。
    ごはん何杯かイケます。
    何気ない時、気づけば「君を照らしていたい」と「白夜を行く」をエンドレスリピートしています。

    そんな「サントラの素晴らしさ」を分かって頂く為にも、是非とも一度このドラマを観てみて下さい!!!



    あぁ・・・僕の心の中に泉のように湧き上がる「白夜行」への思い。
    他にも沢山言いたいことがあるのに、全然まとめる事が出来ない。。。
    それほどまでに、言葉に出来ないくらい素晴らしい作品なんです。
    こうしてドラマを観終わると、また小説を読みたくなってきたので、小説読み始めます。
    (上述しましたが、「白夜行はドラマと原作が合わさってようやく完成」の作品です)

    まだ見ていない方でご興味がある方は、U-NEXTなどでも鑑賞できますので、是非ともご覧ください!
    面白さは、僕が保証します!!!!!
    くそっ!!☆5つじゃ足らん!!!!笑

  • 【初恋とあまりにも衝撃的な内容を盛り込んだ問題作!!】

    皆さん、初恋って覚えていますか??

    甘くて切なくて・・・そんなほろ苦い思い出が最悪の事態に
    発展してしまったら???

    今回、皆さんにお薦めするのはそんな最悪の事態に陥った二人
    を描いた”白夜行”です。

    この作品のメインテーマは初恋で最初はそんな甘酸っぱい、
    見ているこっちが照れてしまうような可愛いらしい純愛から
    物語はスタートします。

    しかしそんな初恋は長くは続きませんでした。

    第一話で主人公は純粋さゆえに好きな女の子を守る為に実父を
    殺害してしまいます。

    また守られた女の子も主人公の為、実母を殺してしまうのです。
    そんな二人の救いようも無い長く切ない恋の物語が全編通じて
    構成されています。

    このように本作品は他の綾瀬はるかさん出演作とは全くジャンル
    が異なる悲恋物であり、物語の第一話から目を背けたくなるよう
    な衝撃的なシーンがあり、最終話まで見ても、重過ぎる、救いが
    無い、酷すぎる、そんな言葉でしか括る事が出来ません。

    そんな本作品の唯一の救いは二人がお互いを相手を照らす太陽と
    認識し、相手の為に徹底的に尽くす、そんな一貫した純愛が
    ストーリーの底辺に流れている事です。

    その事で物語の中心に一本筋が通り、未だに大勢の方から傑作
    と評価されているのだと思います。

    そんな悲しい物語を柴崎コウさんの曲、”影”がより一層
    掻き立ててくれていますので必聴ですよ!!

    【Youtube 柴崎コウさん”影”です】
    http://www.youtube.com/watch?v=Gis926MrwIQ
    (映像中に本作品の映像が数箇所あります)

    残念ながら見終わった後の爽快感など微塵も感じることは
    出来ませんが、最高の演技、脚本の妙、曲の素晴らしさ、
    そして構成の巧さから視聴者にかなりの中毒性を与える
    危険な作品でもあります。

    上記理由により未成年や純粋な方には絶対にお薦めできませんし
    大人の方でも視聴には相当の覚悟が必要です。

    また同じ理由により、女性やお子様がいらっしゃるご家庭には
    一切お薦めできません。
    彼女は一度見たきりで二度と見たくないと言っているしね・・・(泣)

    しかし、どんな方でも一度見始めたら二人の恋の結末が気になり
    一気に見てしまうと思いますよ!!

    視聴中は自分でも信じられない程の涙を流す事になりますので
    涙を拭くティッシュはなるべく高くて肌に優しいものを用意
    した方が良いですよ!!

    正直、他にもリメイクが沢山あり、賛否両論ありますが・・・
    純粋さが少し残った感があるこのバージョンが一番好きかな??

    そうは言っても虚しさだけしか残らないので・・・
    第一話だけ見て後は見ない、なんてのも良いかもね??

    視聴後、話が余りにも衝撃的すぎて暫くショックから立ち
    直れなかった・・・むう達でした!!

  • テレビで再放送しているのを途中からしか撮れなくて、結局借りて観た作品。

    原作とは違い、2人の感情がダダ漏れでそこがまたいい!だれも信じられず、ふたりで生きて行こうとする共依存の関係が悲劇を引き起こしていく…んだけど。

    山田孝之の7年ぶりにずっと思い続けてた雪穂に会えて抱きしめながら泣くところとか、雪穂に、太陽の下に戻してあげたい、って言われて、涙がポロっとこぼれるシーンとか、もう純愛にしか見えないドラマになってた。
    山田孝之、すごい良かった…。

    嫉妬から見守る愛へ、みたいな流れも自然だし、
    結局、雪穂に振り回されてるんじゃないの?と薄々気づいていながら、でも雪穂の幸せのために罪を重ねていく…のが…脚本、お見事でした。
    毎回、泣かされました。。。

  • ひとつ小っちゃい嘘ついたら、その嘘を隠すために一回り大きい嘘で隠さなアカンようになってしまう。
    偶然とはいえ、犯してしまった罪もそれと一緒なんかなぁと思った。
    人の命を奪って、嘘ついて逃げて騙して誤魔化して。
    そんな状況になったら普通の人間は諦めて壊れてしまうのに、彼と彼女は、自分達の真実があるから芯が折れなかったんやろーなー。
    目の前の道は、明るければ明るい方が、歩いて行きやすいのに。

    2007年10月08日

  • 罪に罪を重ね、嘘に嘘を重ねて、創り上げた自分を生きていく。報われない生き地獄。

    犯罪には、教育、お金、愛情の欠如が関係していると聞いたことがある。2人とも、特に雪穂にはそれらがちゃんと与えられなかったから、ああいう思考、行動になってしまったのかな。

    ドラマは映画とは違って時間をたっぷり使えるから、各登場人物の心情や背景を深く描けていて、観ていてどっぷり入り込むことができた。

  • 映画版があまりに酷かったので、ドラマ版を数年振りに再鑑賞。初めて観た時も衝撃を受けたけれど、観返してもやっぱり良かった。原作とは違う視点で描かれ、配役も演技も構成も素晴らしいので一気に魅入ってしまった。

    • Mayukoさん
      私も断然ドラマ派で、一番好きなドラマです^o^
      映画ファンには申し訳ないけど、映画版は観るに堪えかねる作品でした^^;
      好きが高じてBO...
      私も断然ドラマ派で、一番好きなドラマです^o^
      映画ファンには申し訳ないけど、映画版は観るに堪えかねる作品でした^^;
      好きが高じてBOXまで買ってしまいました笑
      とても共感したのでコメントさせて頂きました!お邪魔しました!
      2015/07/14
  • 原作は読了。映画も観了(韓国版は未)。

    原作での雪穂と亮司の心理描写は描かれていなくて他者からの行動描写しかない。
    2人の具体的な接点も描かれていない。
    そこに2人の闇と関係の不気味さを感じさせられていた。
    ドラマの2人は連絡を取り合い
    何度も会いながら物語が進められて行く。
    ドラマの最初と最後に亮司(山田孝之)の語りもあって、とても雄弁。
    最終回だけ語りが雪穂(綾瀬はるか)だったのが、なんか良かった。
    そこが、原作を読んで想像していた2人の行動を解いていくようで面白かった。

    ドラマオリジナルの登場人物と結末は、地上放送のドラマらしい予定調和で作られていて
    きれいに纏められていた。

    配役が良かった。
    若かりし頃の小出恵介や田中圭、そして塩谷瞬w(塩谷だけ顔が変わりすぎ!?)
    このドラマの良心は八千草薫だ。
    暗い雰囲気のドラマの空気を変えてくれていた。
    癖のある刑事役は武田鉄也の独壇場だ。
    この雰囲気を出せる役者さんは今も他にいない。

    【追記2013.8.10】
    『幻夜』読了。
    雪穂と亮司のキャラ設定は『幻夜』の美冬と雅也から考えられているんだろうと推測する。

  • こんなにハマった作品はない。こんなに苦しくなった作品はない。こんなに泣けた作品はない。こんなに「もう一度観たい」と思った作品はない。もう何度観ただろう。小説よりも映画よりもドラマの白夜行が一番好き。

  • 「白夜行(びゃくやこう)」は、あまりにも残酷な運命を与えられた少年と少女の物語。
    幼い頃、初恋の少女雪穂(綾瀬はるか)を助けるために父を殺した少年亮司(山田孝之)と、少年亮司をかばうために母を手にかけた少女雪穂が、その後14年間、手に手を取って生きていく。
    人生のすべてを捧げ続けた少年と、すべてを懸けて応え続けた少女。あまりにも“残酷で、孤独で、純粋な”二人の魂を、14年の愛の軌跡を、山田孝之・綾瀬はるかの、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)のゴールデンコンビで丁寧に描いていく。
    東野圭吾の名作ミステリーを山田孝之・綾瀬はるか主演でドラマ化。

    初恋の女性雪穂を救うために父親を殺した亮司が、雪穂への想いを雪穂の邪魔になる人間を排除することで表現する。
    亮司の想いに応えるべく雪穂は、光の中を歩んでいく。
    愛する女性に光の中を歩んでもらいたいために、自らを闇に落とす男。愛する男の犠牲を足場に、光の中を歩んでいく女。
    亮司の主婦売春など犯罪に手を染めていく葛藤や苦悩、雪穂の亮司への想いを押し殺さざるを得ない苦悩も丁寧に描かれているので、亮司や雪穂がサイコパスではなく闇に堕ちざるを得ない哀しい人間であるとして共感出来るし、決して結ばれない亮司と雪穂の悲恋が切なかった。
    亮司を利用する渡部篤郎、鬼刑事笹垣が亮司と雪穂の合わせ鏡になっていて陰影のある群像劇としても楽しめる。

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著者プロフィール

福岡を中心とした九州内外の歴史トリビア、珍スポット、レトロネタを紹介するブログ「Y氏は暇人」を運営。古地図や古写真など紙モノの蒐集も行う。福岡市在住

「2016年 『福岡路上遺産』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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