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- / ISBN・EAN: 4988103631146
感想・レビュー・書評
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ストーリーと全く関係ないのは重々わかっているが、それでも、主人公の顔が無理だった
ロン毛でも坊主でも無理だった。首が長いのも無理だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「僕の人生は生まれる前に始まった。僕は母さんの罪の烙印」
というなんとも意味深な言葉で始まる。
ある夫婦。
近所の奥さんから 夫の浮気を告げられ、苦しむ女。
その苦しみはいずれ怒りに変わり、ある日どうしようもなくなって
家中のものに当り散らしているのをペンキ屋の男に止められ、その勢いというか寂しさからセックスをする。
しかし、夫の浮気というのは近所の奥さんのウソだったことが
わかり、夫婦は元の鞘に・・・
そして女は身ごもっていることがわかる。
当然夫の子だと思っている。幸せな日々を取り戻した。
しかしある日突然の事故で夫と娘が亡くなってしまい
そのショックで女は男の子を出産する。
精神的なショックが大きく、生まれてきた子供を可愛がることができない母。
息子の名前もつけるのが面倒くさくて昔読んだ本に出てきた人物の名前をつける。
その名はレオポルド。
寂しいレオは刑務所に手紙を書く。そしてスティーブンとのやりとりが始まる。
母親の愛情を受けずに育ったレオポルドはある日ペンキ屋に
暴力をふるわれる母親を救うために彼を殺してしまう。
ところが裁判で母親は息子の無実を訴えるどころか不利な発言をしてしまい、レオは有罪となる。
「僕は男を殺し、母は僕を殺した」 泣けるセリフ。
レオとスティーブンは実は同一人物。
レオポルドという名前が嫌で名前を変えたスティーブン。
彼は出所後も辛い経験をするが、自分の力で乗り越える。
そして、名前の由来の本当の意味も知る。
ものすごく暗い映画だったけれど、胸に残る良い映画だった -
切ない。
弱さと業で、
自分に立ち向かえない女性と、
その息子の物語。
母親のどうしようもない弱さの部分、
同じ女性としてすべてを実感するのは難しかったけど、
自分も同じようにしてしまうかも・・・と、
批判することはできなかった。
親子ってのは、
選択の余地がない関係で、
それだけに愛憎が深い。
登場する人物みなが、
生きることに哀しさを持っていて、
切なさがひしひしと伝わってくる。
物語の進み具合によって、
温かみのある色であったり、
蒼く冷えた色であったり、
そこにアメリカ南部の景色の美しさもあいまって、
映像が印象的。
ダイナーの閑散と埃っぽい感じも、
とてもよかった。
静かで、切ない切ない映画でした。
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切ないなぁ 頭の中のいい事って何だろう
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手紙を囚人に書くことから少年とのやりとりがはじまった・・・と、思っていた。
劇的に置換されていく過去と現在。
そうだ、人は過去を清算するべく、物語を紡ぐのだ。
心理学的にもみどころの多い作品。
DVの症例としても。 -
君には友達がいる。だからきっと大丈夫。