キルトに綴る愛 [DVD]

監督 : ジョスリン・ムーアハウス 
出演 : ウィノナ・ライダー  ケイト・キャプショー  アン・バンクロフト  エレン・バースティン 
  • ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
3.65
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本棚登録 : 72
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4580120518587

感想・レビュー・書評

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  • 「There's beauty in the patterns of life」


    大学院生のフィン(ウィノナ・ライダー)はこの夏、祖母ハイ(エレン・バースティン)とその姉グラディ・ジョー(アン・バンクロフト)の住む家で卒論を仕上げることにした。
    幼い頃に両親が離婚した彼女は、恋人サム(ダーモット・マルロニー)と婚約したものの結婚には懐疑的だった。
    祖母の家では何十年もの間、女たちが集まってキルト作りに励んできた。
    ある晩、祖母姉妹が昔話を始めた。
    夫が危篤に陥った時、気が動転したハイは救いを求めて姉の夫と過ちを犯してしまう。それを知ったグラディ・ジョーは怒り狂い、部屋中の瀬戸物を壊して、その破片を壁に塗り込めていった。夫に先立たれた今、姉妹はしこりを残しながらも同じ家に暮らしている。
    また、ある日、フィンはソフィア(ロイス・スミス)の若い頃の話を聞かされる。見事なプロポーションでダイビングするソフィア(サマンサ・マシス)をプールで見初めたのは、地質学者のプレストン。2人は結婚し、やがて子供が生まれたが、夫は留守がちで彼女は育児に専念し、互いの愛も冷めていった。そして、ある朝、夫は出て行ったきり、二度と戻らなかった。また、エム(ジーン・シモンズ)は画家の夫ディーンとモデルだった自分が結ばれたいきさつを語る。結婚直後から夫が繰り返されてきた夫の浮気に離婚を名も考えたが、その勇気がなかった。そして、ディーンの現在の不倫相手は、エムのキルト仲間であるコンスタンス(ケイト・ネリガン)。だが、彼女が心から愛したのは、今は亡き夫ただ一人で、彼との思い出が全てだった。
    そして、キルトのリーダー格で昔はメイドとして祖母姉妹に使えていたアンナ(マヤ・アンジェロウ)は、一枚の古いキルトにまつわる、自分の曾々祖母のおとぎ話のような恋物語をフィンに聞かせた。
    黒人のメイドの身には許されない、主人の息子との恋で子を宿し、アンナが屋敷を追われたあの日、叔母がしっかり手渡してくれたのがこのキルトだった。その時生まれた娘マリアンナ(アルフレ・ウッダード)は、束縛を嫌って結婚せず、自由恋愛を楽しんでいる。
    だが、そんな彼女にもパリでの忘れられない出会いがあった。失恋して泣いていた夜、1枚の紙切れに1編の詩を残して去って行ったあの人との…。
    彼女たちはそんな愛の思い出を、フィンに贈るキルトの図柄に縫い込めていた。
    一方、フィンの気持ちは相変わらず揺れていた。些細なことで喧嘩したサムとは仲直りできそうだったが、それでも彼女はプールで知り合った地元の青年と一夜の火遊びに走る。そんな時、突然、舞い戻った母親サリー(ケイト・キャプショー)が別れた夫、つまりフィンの父親と再婚すると言い出し、彼女はさらに混乱する。その時、町中を一陣の突風が襲い、フィンの書きかけの論文が宙を舞った。
    その風は女たちのそれぞれの愛をも蘇らせ、長年のわだかまりを解いたようだ。
    そして今、フィンにもようやくわかり始めていた。
    愛もキルトも同じ、ルールなんて何もない、大事なのは組み合わせなのだということに。
    フィンは迎えにきたサムと抱き合い、結婚を決意した。

  • カメラマジック!そんな表現方法を感じてしまう女優さんと言えばウィノナ・ライダー!パッケージの彼女を見ると「美しい…」の一言に尽きる!

    しかし映像の中の彼女は…何度見ても最近は微妙に感じてきたwww

    「キルト似綴る愛」

    愛らしいのですが、妙に小さくまとまりすぎてるんですよね~演技もね…しかしこの作品はたくさんの女性の愛と憎悪が渦巻いている。自分達の若かりし頃の過ちと後悔を伝えようとキルトを縫っている。そんなベテラン陣に囲まれてすっかり影の薄くなったウィノナ・ライダーが陳腐に見えてしまいます。

    ベテラン女優さんたちの演技が本当に素晴らしくいい作品ですよ~♪

  • 結婚に悩む娘が、キルト作りを通して様々な女性の人生に触れ、自らの恋の答を得る。いろんなエピソードがごっちゃですっごい分かりにくかった。アン・バンクロフトが作った陶器の部屋がすごかった。

  • 「Young lovers seek perfection
    Old lovers learn the art of sewing shreds together
    And of seeing beauty in a multiplicity of patches. 」
    結婚を前に、不安になったり怖くなったり。そんな女性のための映画。
    人生の先輩であるおばぁちゃんたちが、キルトに綴る、自分たちの愛の記憶。許せないこと、忘れられないこと、傷ついて癒えないこと・・・振り返ったら思い出したくもない辛い事が、愛を思い出す時には必ず目立つ。それでも輝く、愛の一部。
    強引な展開だけど、ちょっとした奇跡も、ハリウッドっぽくて悪くない。

    思い入れのある服を切ってキルトに使ってるシーンに、じーんとしました。そんな大事な服、私ないなぁ。まだ。記憶にはあったとしても、手元にはない。
    自分の大事な人に何かを残す、っていう昔の人の丁寧さが温かい。

    かなり前の映画で、ファッションもだいぶ古いけど、ざっくり網レースの胸元とか、ボヘミアンな刺繍ブラウスとか・・・一昔前のカントリーって意外とかわいいなと思いました。どのおばぁちゃんもおしゃれだし。
    そして何よりもウィノナ・ライダーがかわいすぎた。金の産毛とアッシュブラウンのショート、陶器肌にくりくりの目。愛らしいなぁ。

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